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十三大橋竣工記念寫眞帖 [2019年02月21日(Thu)]
こんにちは。交通文化振興財団事務局です。

先日、書店での支払いの際に、自分が差し出した硬貨の中にひときわ目立つピカピカの百円玉がありました。よく見てみると平成31年の文字が。記念にとっておこうかとの考えが頭をよぎりましたが、取り換えるタイミングを逸してしまい、百円玉はあえなくレジの中へ。平成最後の年に発行された硬貨との別れに少し寂しい気持ちを感じつつ、平成31年の硬貨に再び巡り合えることを期待してお店を後にしました。
さて、昨年末あたりから「平成最後の〜」と頻繁に耳にする中ではありますが、今回ご紹介するのは平成の一つ前の時代、「昭和」の資料。昭和7年1月に発行された「十三大橋竣工記念寫眞帖」です。大阪市の淀川に架かる十三(じゅうそう)大橋の竣工を記念して発行された写真帳で、完成した十三大橋や工事中の写真に加えて、工事の概要なども掲載されています。
十三大橋.jpg


十三大橋は、橋長681.24m、幅員20mのアーチ橋(タイドアーチ)で、昭和5年1月に着工され、昭和7年1月に竣工しました。本橋の架橋前にも淀川の改修に伴い架設された鉄橋の十三橋がかかっていましたが、道路の拡幅整備に伴い本橋が架設されました。旧橋となる十三橋と京阪神急行電鉄(現、阪急電鉄)の鉄橋との間に架けられ、橋には車道と歩道に加えて、軌道敷スペースも設けられていました。昭和28年にはその軌道スペースを利用してトロリーバスの路線が開設されています。昭和44年にトロリーバスが廃止され、現在は歩道と車道になっていますが、87年が経過した今も大阪を代表する橋の一つとして健在です。昭和、平成そして次の時代へと移り変わる世の中を、十三大橋はこれからも淀川の上から見つめていくことでしょう。

十三大橋1.jpg

竣工した十三大橋

十三大橋3.jpg

アーチ正面より 橋中央の部分が軌道敷用のスペース

十三大橋2.jpg

新旧橋の対比 左が旧十三橋、右が十三大橋
幅員の違いが良くわかります。

十三大橋5.jpg

供用中の旧十三橋

十三大橋4.jpg

アーチ組立工事の様子
Posted by 交通文化振興財団事務局 at 17:24 | 収蔵資料の紹介 | この記事のURL