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日本科学協会の国際交流活動

図書寄贈、日本知識大会、作文コンクールのこと、
そして訪日・訪中交流のこと…
いろんな交流活動を紹介しています。


日中交流イベントへの参加者募集中!!〜「日本知識大会・作文コンクール入賞者」の日本招聘〜 [2017年02月13日(Mon)]
中国の大学生との交流イベント・日本側参加者募集中!!


 当協会は、2017年2月22日〜3月1日、中国で開催した2016年度の「日本知識大会」、「作文コンクール」の各成績優秀者等(合計26名)を対象に日本招聘を実施します。


 このプログラムの一環として、東京滞在の2月24日(金)、次のとおり訪日団と日本の大学生との交流イベントを実施する予定です。

 イベントの企画・運営については、日本の有志大学生からなる「笹川杯学生実行員会」に協力をいただき実施しますが、日本側参加者については、広く参加を呼び掛けています。


 参加いただける方は、

日本科学協会 業務部 国際交流チーム (03-6229-5364、bp@jss.or.jp)まで、電話かメールでご連絡ください。


日中の若者が本音で交流し、互いの理解と友好を深める絶好の機会ですので、

是非ともご参加よろしくお願いいたします!!




★「日中討論会」


日 時:2/24(金)9:00〜12:30

場 所:日本財団2階会議室

   (港区赤坂1-2-2 日本財団ビル)◆地図

テーマ:「日中関係の将来像について」

※グループ討論後、各グループ代表による発表

参加者:訪日団(26名)、日本の有志大学生※現在、募集中!!


*これまでの討論会


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★東京散策

 日 時:2/24(金)午後

 概 要:4つのコース(グループ)に分れて都内散策

      @江戸東京下町コース【エリアは浅草、スカイツリー】

      A東京popカルチャーコース【エリアは原宿、渋谷】

      B東京クールJAPANコース【エリアは上野、アメ横、秋葉原】

      C大学見学コース【エリアは慶應大学、その他】

  経 費:交流経費は、当方が負担します。


*これまでの交流の様子


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★合同報告会

 日 時:2月24日(金)18:30〜

 場 所:都内レストラン

 概 要:グループ別に都内散策報告、懇談


★「訪日団」関連情報


@「笹川杯全国大学日本知識大会2016」優勝者等 19名

 ・「日本知識大会2016」 

 ・「大会感想文」 

A「笹川杯作文コンクール2016」優勝者等 5名 

 ・「優勝作品」 

B「“本を味わい日本を知る”作文コンクール2016」一等賞受賞者2名

 ・「一等賞作品」  






国際交流チーム



Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 18:20 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
中国の大学生の「読書コンクール」入賞作品〜本を通じて感じる日本〜 [2017年02月06日(Mon)]
 中国で開催した「“本を味わい日本を知る”作文コンクール2016」(「“品書知日本” 2016征文大奖赛」)の入賞作品を取りまとめましたので、紹介します。

 このコンクールは、当協会と上海交通大学図書館が、当協会の図書寄贈先である中国の61大学等の学生たちを対象に昨年6月にスタートした日中交流事業で、一般的な感想文コンクールにはない斬新な工夫をしています。

 日本に関するものなら、出版国、著者、言語、ジャンルなど制約はなく、世界中のあらゆる本を対象としていること、また応募も中国語、日本語ともに可として日本語学習の有無に関わらず、全ての中国の大学生に開かれた日中交流事業であることが、この「コンクール」特長です。

 私たちは、この「コンクール」を通して、中国の大学生にはグローバルな視点で日本や日中関係について改めて考えて欲しいと思っています。さらには、彼の思いが日中両国で広く共有されることよって、相互理解が深まることを願っています。

 入賞作品16点のうち中国語で書かれたものについては和訳し、日本語で書かれたものについては原文のまま「作品集」として取りまとめましたが、ここでは一等賞2点の抜粋を紹介します。

全ての入賞作品については、それぞれ日本語版「作品集」、中国語版「作品集」でご覧ください。



★一等賞受賞作品

「私」としての生活

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北京大学 法学院 商法修士課程 2年 汪 書璇

 日本文学は文学アマチュア愛好家である私が最も広く目を通す外国文学かもしれません。
夏目漱石、川端康成といった伝統文学から東野圭吾、村上春樹のような通俗文学まで、よく思い返してみると100冊以上あります。どうしてこれほど心を奪われるのか静かに考えてみると、おおよそ生活の2文字が理由のようです。

 日本文学は「私」の生活に最も近い文学なのです。
主観的な独断による評価をお許しください。お願いします!まずは例を挙げてみます。
「私」は普通の人で、混乱した残酷な戦火の経験がなく、氷と雪に覆われたキリマンジャロ山を制覇することもなく、思い出してもはらはらするような大恋愛もしません。「私」は都市で生活し、氏族社会の微妙で複雑な人間関係を味わっておらず、衣食の心配ない幼年期を送り、最大の苦悩は進学や仕事のストレス。「私」は20歳ぐらいで豊かな人生経験はなく、人生の起伏もありません。

 脇役たちは平々凡々な公務員、巨大なストレスの下でお金に困っているセールスマン、19世紀の結婚したヨーロッパの貴族を恨む女性、20世紀の第二次世界戦争の砲火の中で傷の痛みを癒やせない家庭……いずれも紙に書かれ、スクリーンで上映されると、感動やあこがれの部分もありますが、結局は心から共鳴できるものではありません。少年、キャンパス、都市、慣習どおりの仕事や勉強、濃さも激しさもない感情は、他の地域の文学の中ではやや浅いかそう深くはない文学の題材となっています。
 しかし偶然ある小説と出会って私は感動しました。・・・・




『断捨離』への手紙

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雲南大学 文化発展研究院 文化産業修士課程 3年 龐 昆静

『断捨離』へ
こんにちは。
 出会ったときはちょっと呆然としてしまいました。疑うまでもなく持っておくべき本といった感じで、ただその外観からは内容が想像できませんでした。あなたがやって来たのには下地が一応あります。そのころ講義で物体には生命があり、その生命の意味は人とのつながりにあると聞いていました。物を通してその背後にある人やことを見ることができ、博物館に並ぶ冷たい物体に人が足を止める理由もそこだと言います。そうして、日本文化のラベルが付いたあなたをお迎えしたわけです。

 日本文化で最も印象深いのは、物を大切にするということです。最初の選択を慎重にして、物と出会ったときの初心を重視し、その縁を大事にして、最後もなおざりにしないこと。あなたにこれほど引きつけられるとは思ってもみませんでした。高野山の宿坊に泊まったとき修行僧が生活必需品をとても大事に使っていたのを見て、それらの用品はシンプルながら大変な意義を持つものだと感じたそうですね。もちろん物の背後と人との間にある意味だけでなく、割と実用的な立場から、物品の整理を通して自分の心、本当の自分と交流し、つきあい、自分を探していくことを教えてくれているのでしょう。

 あなたはこうした方法を断捨離と呼んでいますが、私は整理術と呼んでいます。私が最初、多くの人と同じように、整理なんて誰にでもできることではないと疑っていたことをご存じでしょうか。整理法が違えば効率の良さも違うというだけではと思っていました。わざわざ本を書いて教える必要のあるものだろうかと疑問だったのですが、よく読んでから、あなたの独特なところに気づいたのです。・・・



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★中国語版「作品集」を読む。



★「品書知日本” 征文大奖赛」公式サイト

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公式サイトを見る。




国際交流チーム
Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 00:00 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)