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日中交流の現場から〜日本科学協会ブログ〜

図書寄贈、日本知識大会、作文コンクールのこと、
そして訪日・訪中交流のこと…
いろんな交流活動を紹介しています。


10月に上海で「笹川杯全国大学日本知識大会2017」を開催 [2017年06月08日(Thu)]
 10月21日、22日、中国の上海交通大学で「笹川杯全国大学日本知識大会2017」が開催されます。

 この大会は、当協会と中国の大学が 、中国の大学生を対象に2004年から開催している“日本に関するクイズ大会”で、日本理解の深化と日本語教育の振興が主な目的です。

 昨年10月、武漢大学で開催された「大会」には、史上最多となる106大学(選手:318名)が参加しましたが、日中国交正常化45周年の節目の年である今年は、前「大会」を超える沢山の大学に参加いただき、日中友好の空気を若者たちの中から盛り上げていきたいと考えています。

 100大学、300名を超える日本語学習者が一堂に会し、日本知識を日本語で競うこの「大会」は、選手にとって、知識や語学力を全国レベルで確認する貴重なチャンスであるだけでなく、他大学の日本語学習者との交流を深める絶好のチャンスとも言えます。

<開催概要>

1.期 日  2017年10月21日(土) 7:30〜18:00 予選(団体、個人)
         2017年10月22日(日) 8:00〜12:30 決勝戦(団体・個人)

2.場 所  上海交通大学閔行校区

3.参加者  中国の大学で学ぶ学生(選手3名/大学)

4.授 賞  団体戦上位3大学(選手;各3名)、個人戦上位6名、開催大学(選手:3名)を日本に招聘

  

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★「大会2017」公式サイトを見る!!
過去問題(2004年〜2016年)を見る!!

 


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決勝戦が開催される上海交通大学「李政道図書館」


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決勝戦会場となる大ホール


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今年の上海交通大学代表を選ぶ学内大会(2017年5月17日)

 

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国際交流チーム

Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 13:49 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
5大学を図書寄贈対象に追加へ〜寄贈のすそ野拡大〜 [2017年06月06日(Tue)]
 当協会の図書寄贈プロジェクトは、中国の5大学を寄贈対象に追加する方向で調整中です。

 当協会は、日本理解の促進と日本語教育の振興を図るため、1999年から中国の大学等に図書を寄贈しています。対象を既定の64大学等に絞って継続寄贈することで、寄贈図書の効果的な活用を図っていますが、18年間で贈った図書は362万冊を超えます。

 とは言っても、世界最多(約62.6万人※)の日本語学習者を擁する中国の大学では、日本に関する図書・資料へのニーズが非常に高く、供給はまだまだ追いつかない状況です。

 また、大学図書館には参考資料があっても、情報が古かったり、劣化が激しかったりして、活用できないものも少なくないようです。こうした中で学習・研究のための資料を充実させることは、海外の日本語教育における最大の課題ですが、世界第2位の経済大国・中国にあっても、例外ではありません。 ※国際交流基金「2015年度 日本語教育機関調査」より

 不自由な環境の中で、学生も教師も日本語学習や教育に苦心している状況が中国各地の大学にあって、当協会には寄贈図書を望む声が多数寄せられています。

 こうした声に応え、寄贈のすそ野を広げるため、当協会は、5月14日〜22日、人民中国雑誌社・孫立成主任の協力を得て、寄贈対象候補となる4大学、中国農業大学(北京市)、内蒙古師範大学(内蒙古自治区フフホト市)、青海民族大学(浙江省嘉興市)、西安外国語大学(陝西省西安市)への現地調査を行いました。

 各大学を訪問し、図書館見学、図書館関係者や日本語教師からのヒアリング、学生との座談会などを行い、日本関係図書の所蔵状況、日本語教育や図書館の現状を把握しました。

 さらにこれらの4大学に加え、これまで試験的に寄贈を行ってきた雲南大学滇池(デンチ)学院についても、正式に寄贈対象大学とすることとしました。
 今回、合計5大学の追加となりますが、これにより当協会の図書寄贈のすそ野は、18省4直轄市2自治区の69大学等に拡大されます。
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追加5大学と図書寄贈のすそ野


★4大学への現地調査から
<学生・教職員の声>

 “要望にあった寄贈”で、“活用される図書”という観点から、主な利用者である日本語学部の学生や先生方に「どんな本が欲しいのか」との質問を投げかけたところ、次のような声が聴かれました。

★学生

・卒業論文のための資料(分野:文学、文学評論、言語学、歴史、教育、伝統文化等)
   ※図書館の限られた資料だけで卒論を書いている。情報が古く、単発的なので苦労している。  新しくて系統だった資料が欲しい。
・日本事情が分かる資料(若者文化、社会、政治、習慣、芸能等
・日中に関する資料(比較文化、関係史等)
・ベストセラー小説
・就職に役立つ資料(企業文化、就職マニュアル等)
・翻訳や日本語検定試験に関する資料
・漫画、新聞、雑誌

★教員
 ・日本語教員としての資料(日本語教育法、日本の学校教科書、学習指導書など)
 ・農学教員としての資料[基本教育のためのテキスト(数学、物理、化学、遺伝学、植物生理学、気象学等)、ガーデニング・造園、有機農法に関する資料等]
 ・研究者としての日本関係資料(言語学や日本文学に関する学会誌・研究書・大学紀要等)
 ・研究者としての農学資料(植物、病学、遺伝、ウィルス、昆虫、育種、造園、農業経済等に関する専門書専門雑誌、学会誌等)


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日本関係図書コーナーを見学


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意外に多い中国で出版のた日本語学習関係図書

 

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自習する学生で満員の閲覧室

 

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ひときわ熱心に自習している学生

 

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西安外国語大学 王学長との会見

 

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中国農業大学 教員からのヒアリング




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青海民族大学 図書館館長、日本語教師からのヒアリング


 

00000.png内蒙古師範大学雲学長等からのヒアリング


 

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内蒙古師範大学日本語学部の学生・教師たち

※写真提供:人民中国雑誌社事業部主任 孫立成氏


<関連報道>

★人民中国雑誌社:
日本語版報道見る
中国語版報道を見る


★西安外国語大学
大学新聞を見る



国際交流チーム
Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 15:34 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
本を通じて日本を知って!〜中国で読書感想文コンクールがスタート〜 [2017年05月29日(Mon)]
 5月26日、中国で「“本を味わい日本を知る”作文コンクール」(中国名「“品書知日本” 征文大奖赛」)の募集を開始しました。

 このコンクールは、“本を通じて日本を知って!“という思いを込めて、当協会と上海交通大学図書館が 2016年に立ち上げた日中交流事業で、対象者は中国全土の大学の学生たちです。
 対象となるのは、日本に関するあらゆる本(文学、評論、報告書など分野や出版国を問わず全てOK)、また応募は中国語、と間口を広げて募集していますが、多くの学生がコンクールに参加してくれること、本を通じて様々な日本を知ってくれること、関心を持ってくれることを期待しています。

 9月30日に募集を締め切り、厳正な審査のうえ12月には一等賞5点、二等賞10点、最高組織賞5大学を発表する予定です。
 このうち一等賞受賞者5名については、「笹川杯全国大学日本知識大会」、「笹川杯作文コンクール」の各成績優秀者たちと一緒に、来年2月頃、日本に招聘し、日本への理解と日本人との交流を深めてもらう予定です。


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公式サイトを見る!


★募集通知を見る!





国際交流チーム

Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 09:00 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年の「Panda杯作文コンクール」募集開始!! [2017年04月20日(Thu)]
 4月20日、日本科学協会、人民中国雑誌社、中国大使館は「Panda杯全日本青年作文コンクール2017」の募集を開始しました。


「Panda杯全日本青年作文コンクール2017」
〜@Japan わたしと中国〜

中国への想いやエピソードを自由に綴って
あなたの経験や感動、メッセージを
たくさんの人々と共有しませんか!!


 募集要項は、以下のとおりです。
上位入賞者15名については、中国に招待いたします。
是非ともご応募ください!!
※「コンクール」詳細については、公式サイトをご覧ください。

 
★募集要項

【テーマ】
  @Japan わたしと中国

【応募資格】
  16歳〜35歳の日本人(日本在住者に限る)

【募集期間】
  2017年4月20日〜2017年7月31日

【審査結果】
  2016年9月11日
   ※受賞者には、9月14日までに連絡予定

【使用言語】
  日本語

【形  式】
  自由(ただし詩歌は対象外

 
【文 字 数】
  1,600字以内

 
【体   裁】
  横書き、Wordの文書ファイル


【表   彰】
 ・優秀賞10名  中国招待(2017年10月中・下旬/7日間)
 ・入選5名     中国招待(2017年10月中・下旬/7日間)
 ・佳作40名   図書券3000円


【応募方法】
 下記より応募フォーマット(excel)をダウンロードし、必要事項を記入の上、応募フォーマットとともにメール添付で 以下の宛先に送付してください。
*応募フォーマット 公式webサイトからダウンロードしてください。

*宛先: panda@peopleschina-tokyo.com


※メール添付による応募が難しい方は、下記まで送付してください。
〒165-0023 東京都中野区江原町1−46−15  人民中国雑誌社 東京支局 応募係




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募集ポスター


詳細は、募集チラシをご覧ください。


◆「Panda杯全日本青年作文コンクール」について◆

 
  このコンクールは、日本の若い方々に中国への関心や理解を深めてもらうため、当協会、人民中国雑誌社、中国大使館が、2014年に立ち上げた“中国に関する“、”日本語で応募“の作文コンクールです。

 
 昨年は、全国から360点余の応募があり、これらの作品の中から入賞作品(優秀賞10点、入選5点、佳作39点)を選定しました。

 優秀賞、入選受賞者には訪中プログラムに参加していただきましたが、現地の若者、有識者、リーダー、街のひとなど広範な人々との直接交流や各地域・施設の見学等を通して、中国への理解や友好を深めてもらいました。さらに、彼らと交わった中国の人々にとっても、日本への理解・友好も深める機会となりました。

 今年も、作文コンクール、さらに訪中プログラムを通して、日中の相互理解と友好を深めていきたいと考えています。たくさんのご応募をお待ちしております!!


 
◆2016年入賞者の中国訪問◆


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中国の大学生との意見交換(中国人民大学)


 

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中国の大学生との意見交換(中国人民大学)



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万里の長城見学



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地元の人との交流(揚州市東関街)



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「魯迅故居」界隈散策



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中国外文局での授賞式



国際交流チーム

Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 13:29 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
中国の若者が感じ取った”日本”〜訪日感想文〜 [2017年04月19日(Wed)]
「笹川杯日本知識大会・作文コンクール」訪日団の感想文がまとまりました。

 “日本発見”を合言葉に、中国の若者たちが日本各地を訪れ、様々な人々と出会い、様々な経験をした8日間でしたが、日本との関わりの中で将来像を描いている彼らが感じ取ったこととは、一体どのようなものだったのでしょうか。

 日本の若者との直接交流で生まれた共感、日本の文化、社会、歴史、習慣などへの認識、平和や環境を守ることの大切さ、そして両国関係を担う自分たちの使命・・・、感想文には彼らの率直な思いがいっぱい詰まっています。
是非ご一読ください。

 ここでは、数名の感想(抜粋)を紹介します。
全員の感想は、PDFでご覧いただけます。


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武漢大学 副教授 夏晶
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 日本の学生が何人も交流会で「先生、私は中国が好きです!」と言ってくれました。中日関係に深い霧が次々と重なっている現状で、こうした率直な情熱にとても感動しましたが、ほんの少し意外でした。そこで私は彼らに一体中国の何が好きなのを聞いてみました。名所旧跡、唐詩や宋詞、三国志などの中国の伝統や文化の魅力がそうさせるのだと思っていましたが、学生達の回答は再び私の予想に反しました。

 彼らはみな中国に旅行や留学した経験があったのです。北京、深セン、西安…異なる場所ですが、彼らが共通して感じたのは近代的な中国が彼らの想像していた中国と全く違っていたことで、彼らが好んでいるのは真実な「生きている」ほうの中国でした。



吉林大学珠海学院 呉浩煒
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 日本に来る前に現代社会と伝統的な文化がこのような形で一体化し、共存するとは思わなかったです。イメージの大都会とずれがあって、正直にショックでした。

 過去から築いてきた文化を継承し,そしてどんどん未来を創造していく力に感動しました。発展する一方、文化が次々と消えてしまう中国からやってきた私が日本で新しい光景を見て、ひたすら先に進む一方、失うことも多く、発展は文化に犠牲を払うことを前提とするべきではないと痛感しました。いつしか自分の国も新しいものはできたら、古いものも保っていく国になると心から願い、そしてそのために些細な力を捧げたいと決心しました。


中央財経大学 黄 璐
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 沖縄の旅の中で最も震撼したのは、ひめゆり平和祈念資料館を見学したときのガイド絹さんの涙です。元ひめゆり学徒隊員が後述する歴史映像を見終わって重苦しい気持ちになっていましたが、絹さんが感想を言うときに涙にむせんで涙を流してたことにとても驚きました。

 決して経験者ではない彼女が、スクリーンを通して経験者の恐れと絶望を感じ、気持ちを同じくした結果、涙を流したのです。戦争の痛み、反戦の理念はこのように一つの映像で国も年代も超えて伝わるのです。間もなく経験者が消えてしまうたくさんの痛ましい記憶を一体どのように残し、整理して、展示すればもっと多くの人に共感され、将来また戦争という痛ましい過ちを犯さないようにできるのか、思わず考えてしまいました。


北京外国語大学 馮心鶴
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 「千里の道も一歩から」という中国のことわざが思い出されました。そして、私たちの訪日活動も、そういった<体験>とどこかで結びつかれているように思います。わずか八日間で私たちに何ができるのですか。日本を知りました、というような大げさなことは口にできません。ただ、ありがとうと言いたい、もっと知りたいと言いたいです。このようなチャンスに恵まれた私たちが中日友好の道のりにおいて小さな一歩でも成れたらと思います。
 
「半日間でこんなに仲良くなれるって不思議だね」と、グループ行動で慶応義塾大学を案内してくれたMちゃんが言っていました。私にも不思議でしたが、うれしかったです。このような不思議なことがもっともっとできてほしいです。


湖北民族学院 張 孟傑
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 日本はとても普通の国です。そう、いたって普通です。
どうして普通だと言えるのかというと、私は日本に行くまでずっと、中国とは違うはずだと思っていましたが、国のイデオロギー、文化や経済発展の程度は違っても、日本の普通の人は中国の人と同じように普通の生活をしているのだと、日本で交流した1週間の中で深く理解したからです。


雲南大学大学文化発展研究院文化産業修士課程 3年 龐昆静
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 東京から沖縄に移動中、私は不幸にも携帯電話を飛行機で落としてしまいました。私はものをなくすことには慣れっこで、また起きただけのことでしたが、私はその時まだ惜しいなと思いました。残しておきたい風景や愛すべき人々の写真がたくさん入っていることが惜しかったのです・・・

 後に沖縄から空港へ戻るとすんなり携帯電話を返してもらうことができ、気持ちはとても落ち着きましたが、奥底ではひときわ感慨深いと感じていました。この国の人には信用する感覚が起き、言い表せないながら、彼らが言うことは信じられ、彼らがやり遂げることを信じられるのです。自分も自覚していなくともこのような文化に溶け込んで行けば、努力して自分が承諾したことをやり遂げるでしょう・・・



国際交流チーム

Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 11:00 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
「日本知識大会・作文コンクール」日本招聘(2)〜中国の大学生の“日本発見”の旅〜 [2017年03月27日(Mon)]
 “日本発見の旅”の第2弾は、沖縄、関西編です。

 沖縄では、環境保護と平和の大切さを、また、関西では日本の歴史、文化、社会などについて、理解を深めてもらいました。

≪沖縄編≫
 2月25日には、ひめゆり平和祈念資料館を見学しました。

 沖縄では、太平洋戦争の末期、民間人を巻き込んだ激しい地上戦が繰り広げられ、看護要員として動員されたひめゆり学徒隊も、戦争に翻弄され悲劇的な運命を辿ることとなりました。
ここでは、ひめゆり生存者の証言映像や遺品・写真のほか数々の展示物を通して、戦争の悲惨さ平和の大切さを実感してもらいました。

 見学後、訪日団から次のような感想が聞かれました。

・年若い少女たちが命を落としたのはこの上もなく惨めなこと。この世から戦争がなくなることを心から祈っている。

・戦争の中で亡くなっていった命の悲痛さのため、みんなの気持ちも重苦しくなった。祈念館を離れる時、世界平和を望む小さい願いを書いて投函した。

・元ひめゆり学徒隊の証言映像を通して戦争経験者の恐れと絶望を感じ、気持ちを同じくすることができた。戦争の痛み、反戦の理念はこのように一つの映像で国も年代も超えて伝わる。
 こうした沢山の痛ましい記憶を残し、展示することで戦争という痛ましい過ちを犯さないようにできるのではないかと思った。

・映像を見ていると、涙が止まらなかった。戦争はとても残酷で、人の命と引き替えに「悪」が限りなくふくれ上がる。
 戦争で亡くなった人々はある特定の国の痛ましい記憶でも、ある民族だけの苦痛でもなく、人類史上の傷痕だ。平和への祈りは時間も空間も超えて永遠に続いていく。

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ひめゆりの悲話に耳を傾ける訪日団


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慰霊塔の前の洞穴は、沖縄陸軍病院第三外科壕跡



 2月26日、沖縄市でゴミ問題をテーマに地元の高校生・大学生等と意見交換をしました。
日本ではゴミ処理の有料化を進める地域が年々増加していますが、中国においては未だ馴染みのない制度で、日中の若者たちはそれぞれの立場から本音で意見を交換しました。

 6組に分れたグループ討論の後の代表者発表では、有料化することでゴミやゴミ処理コスト、リサイクルなどに対する意識が高まり、ゴミの減量化に繋がるという賛成意見が出た一方、不法投棄などが増え、環境悪化に繋がるという反対意見、貧困層など料金を支払えない人たちもいるので、ゴミ処理にお金がかかる制度は現実的ではないという意見も出ました。

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討論会の企画・進行を務めた悠野さんは高校生


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日中米による意見交換



 また、サンゴの養殖や海への移植活動を通じてサンゴ礁の再生に取り組んでいる施設“さんご畑”を訪問し、ガイドの方からの説明やサンゴの養殖体験を通して、サンゴの生態、また地球温暖化などの影響で絶滅の危機に瀕しているサンゴ礁の現況などについて理解を深めるとともに、自然を愛し、環境を守ることの大切さについても実感してもらいました。

訪日団からは、次のような声が聞かれました。

・ガイドさんの「帰国後、周りの人にサンゴの良さを伝え、誰もが自然を愛し環境を守れるようにして欲しい」という言葉が印象に残っている。

・サンゴの苗を作ったが、弱い子なので、ちゃんと海で生きていけるか少し心配に思う。

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触れて、嗅いで、サンゴの生態を理解


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サンゴの苗づくり指南


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苗づくり実践


 さらに、倉浜衛生施設組合を見学し、安全で衛生的なゴミの処理とリサイクルシステムについて、理解を深めてもらいました。

 訪日団員からは、中国では未だこうした収集・リサイクルのシステムが発達していないが、日本の経験を生かせば、経済発展と共に環境に優しいのを意識し、きっと私の国も循環型社会になると信じているとの感想も聞かれました。

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ペットボトルや古紙が、シャツやトイレットペーパーに再生


≪京都編≫
 28日には京都を訪問し、清水寺、銀閣寺の見学、参道や街並みの散策、西陣織の着物ショー見学などを通して日本の歴史、伝統文化、風俗などについて理解を深めてもらうとともに古都の趣を実感してもらいました。

 清水寺は平成の大改修のため清水の舞台もシートに覆われていて、そこから望む絶景も眺めることはできませんでしたが、霊験あらたかな音羽の滝、縁結びの神といわれる地主神社、沢山のお土産店が軒を連ねる参道・・・と、訪日団は清水寺の魅力を満喫していました。

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定番スポットで記念写真(仁王門)


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向かって左から“学業成就”、“恋愛成就”、“延命長寿“のご利益(音羽の滝)


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恋占いおみくじの結果は?(地主神社)


 また、銀閣寺は東山文化を代表する名刹ですが、簡素で落ち着いた雰囲気の観音堂、向月台や銀沙灘などの枯山水の庭園などの見学を通して、日本人独特の美意識である“詫び、さび”を感じてもらいました。

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わび・さび”を感じさせる銀沙灘、向月台(銀閣寺)


≪まとめ≫
 今年は国交正常化45周年の節目の年とは言え、日中関係は依然として微妙な状況にあります。最近の日中関係は、民間レベルでは文化、経済、観光など多方面に亘る交流活動が活発に行われている一方、政治レベルでは、関係改善を模索しながらも首脳会談の見通しも立たず依然として厳しい状況が続いています。

 こうした中にあって国は国、民間は民間と割り切ってしまうという考え方もありますが、今回の交流活動に参加した日中の若者たちは、将来の日中関係の担い手は自分たちであるという認識を共有したうえで、関係改善のため活発な交流活動を行うこと、環境保護や世界平和のため積極的に関わっていくことの重要性を確認しました。

 また、今回の交流活動を通して日中の若者は友情を共有することができたが、この友情が両国の国家の友情になることを願っているとの声も聞かれました。

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未来を担う若者たち



国司交流チーム



Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 15:45 | その他 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
「日本知識大会・作文コンクール」日本招聘(1)〜中国の大学生の“日本発見”の旅〜 [2017年03月07日(Tue)]
 日本科学協会は、2月22日から8日間、「笹川杯日本知識大会・作文コンクール」優秀者たちの日本招聘を実施しました。

 今回招聘したのは、昨年10月に武漢大学で開催した「笹川杯全国大学日本知識大会」の優勝者等と2016年度の「笹川杯作文コンクール」、「“本を味わい日本を知る”作文コンクール」の優勝者など合計26名の大学生等で、日本の大学生との討論会やテーマ別都内観光、文化体験、訪問見学など様々なプログラムを通して日中の相互理解と友好を深めてもらいました。

 訪日団には、東京、沖縄、京都、大阪と日本の各地域を巡って様々な日本を体験してもらいましたが、今回は、招聘報告の第一弾として東京編を紹介します。

≪東京編≫

◆「日中若者討論会」

 東京滞在の2月24日の午前、日本財団ビルで「日中関係の将来像」をテーマに「日中若者討論会」が開催されました。この討論会は、日本の有志大学生からなる「笹川杯学生実行委員会」が企画・運営、当会が主催したもので、訪日団と日本側大学生など約50名が参加しました。

 国交正常化45周年にあたる今年も、日中関係は依然として微妙な状況にありますが、将来の日中関係の担い手である両国の若者が、10年先、15年先を見据え、その“理想と課題”について意見交換し、日中関係改善のため、“自分たち若者ができること、すべきことを共に探る”というのが、この討論会のねらいです。

 まず、日中の若者が率直に意見交換できるよう8組に分れてグループ討論を行い、その成果を模造紙等に取りまとめ、その後、グループ代表による意見発表となりました。

 
 様々な将来像(理想)と課題がグループ毎に報告されましたが、これらを総括すると、将来像(理想)については、SNSの普及拡大、日中共通SNSや翻訳アプリの開発、日中間における観光客の相互往来の増加、東京オリンピック開催、日中共同事業の増加、ビザの緩和、日中のアイドルを通した文化交流、魅力的な中国語教育の導入などにより、知日派・知中派が増加し、両国間の相互関心と相互理解が深まり、結果、日中関係はさらに緊密なものになるというものでした。

 そして、こうした理想を実現するため、両国の若者は、将来の日中関係の担い手として、過去を知り、現在を見つめ、未来を展望し、先入観を持たず相手の国の特性や良さを認めたうえで民間交流を活発に行うなど積極的な役割を果たすべきであるとの結論に達しました。


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事前資料(1945年からの日中関係史)を踏まえ未来展望


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膝をつき合わせ本音の討論

 

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グループ発表の取りまとめ



 
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発表内容の確認


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グループ代表の発表


 

 講評では、日本財団の尾形理事長が、世界の安定における日中関係の重要性を踏まえうえで、「両国関係を改善できるには未来の担い手であるあなた達であり、民間交流を通じて相互信頼を深め、より良い未来を築いて欲しい」とのメッセージを送りました。


また、訪日団を代表して武漢大学 夏晶副教授は、「若者の交流は日中関係の明るい未来に向けた貯金のようなもの、今日の討論会もそうした貯金のひとつ」として、積極的な交流活動への期待を表明しました。


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日本財団 尾形武寿理事長


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武漢大学 夏晶副教授


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理解を深め合った日中の若者たち



◆東京自由観光

 討論会終了後は、日中の若者が4つのコースに分かれ、日本側学生の案内で都内を自由に散策しました。

 コースは、@江戸東京下町コース(浅草界隈)、A東京POPカルチャーコース(渋谷界隈)、B東京クールJapanコース(秋葉原界隈)、C大学見学コース(慶応大学等)の4つで、日本側「実行委員」が、中国側への事前アンケートを考慮して企画したものです。

 
 一緒に行動し、気軽に気持ちを伝え合うことで互いの距離を縮めるというのが、この散策のねらいで、希望により4コースに分かれた日中の若者は、それぞれ“見たい日本“、“見せたい日本”を目指して散策しました。訪日団とっては、日本の文化、社会、歴史・・・そして日本側の温かいオモテナシの心を感じ取った機会であり、また、日本側学生にとっては、日本を再認識する機会でもありました。



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記念写真は、やっぱりここ!

 
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下町の食文化を体験!


 
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日本の“カワイイ文化”を体感!


 
◆文化体験、実地見学

 2月23日、早朝から渋谷区広尾の「香林院」を訪れ、座禅体験を通して日本の精神文化への理解を深めました。金嶽宗信住職から仏教や座禅について講話を聞いた後、足の組み方、手の組み方、姿勢、呼吸法など具体的な説明を受け、25分間の座禅体験となりました。 


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静寂の中で研ぎ澄まされる感覚


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気持ちも引き締まる住職からの警策


 葛飾区立石の「江戸東京そばの会」では、実際にそばを打ち、自作のそばを賞味するなど日本の伝統的な食文化への理解を深めました。


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コシの決め手となる「水回し」


 日本では三権分立によって国の権力の集中や濫用を抑止していますが、立法の府である国会議事堂を見学し日本の政治への理解を深めました。


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ニュース映像でお馴染みの本会議場


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議事堂前で記念のショット!


国際交流チーム


Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 18:20 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
日中交流イベントへの参加者募集中!!〜「日本知識大会・作文コンクール入賞者」の日本招聘〜 [2017年02月13日(Mon)]
中国の大学生との交流イベント・日本側参加者募集中!!


 当協会は、2017年2月22日〜3月1日、中国で開催した2016年度の「日本知識大会」、「作文コンクール」の各成績優秀者等(合計26名)を対象に日本招聘を実施します。


 このプログラムの一環として、東京滞在の2月24日(金)、次のとおり訪日団と日本の大学生との交流イベントを実施する予定です。

 イベントの企画・運営については、日本の有志大学生からなる「笹川杯学生実行員会」に協力をいただき実施しますが、日本側参加者については、広く参加を呼び掛けています。


 参加いただける方は、

日本科学協会 業務部 国際交流チーム (03-6229-5364、bp@jss.or.jp)まで、電話かメールでご連絡ください。


日中の若者が本音で交流し、互いの理解と友好を深める絶好の機会ですので、

是非ともご参加よろしくお願いいたします!!




★「日中討論会」


日 時:2/24(金)9:00〜12:30

場 所:日本財団2階会議室

   (港区赤坂1-2-2 日本財団ビル)◆地図

テーマ:「日中関係の将来像について」

※グループ討論後、各グループ代表による発表

参加者:訪日団(26名)、日本の有志大学生※現在、募集中!!


*これまでの討論会


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★東京散策

 日 時:2/24(金)午後

 概 要:4つのコース(グループ)に分れて都内散策

      @江戸東京下町コース【エリアは浅草、スカイツリー】

      A東京popカルチャーコース【エリアは原宿、渋谷】

      B東京クールJAPANコース【エリアは上野、アメ横、秋葉原】

      C大学見学コース【エリアは慶應大学、その他】

  経 費:交流経費は、当方が負担します。


*これまでの交流の様子


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★合同報告会

 日 時:2月24日(金)18:30〜

 場 所:都内レストラン

 概 要:グループ別に都内散策報告、懇談


★「訪日団」関連情報


@「笹川杯全国大学日本知識大会2016」優勝者等 19名

 ・「日本知識大会2016」 

 ・「大会感想文」 

A「笹川杯作文コンクール2016」優勝者等 5名 

 ・「優勝作品」 

B「“本を味わい日本を知る”作文コンクール2016」一等賞受賞者2名

 ・「一等賞作品」  






国際交流チーム



Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 18:20 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
中国の大学生の「読書コンクール」入賞作品〜本を通じて感じる日本〜 [2017年02月06日(Mon)]
 中国で開催した「“本を味わい日本を知る”作文コンクール2016」(「“品書知日本” 2016征文大奖赛」)の入賞作品を取りまとめましたので、紹介します。

 このコンクールは、当協会と上海交通大学図書館が、当協会の図書寄贈先である中国の61大学等の学生たちを対象に昨年6月にスタートした日中交流事業で、一般的な感想文コンクールにはない斬新な工夫をしています。

 日本に関するものなら、出版国、著者、言語、ジャンルなど制約はなく、世界中のあらゆる本を対象としていること、また応募も中国語、日本語ともに可として日本語学習の有無に関わらず、全ての中国の大学生に開かれた日中交流事業であることが、この「コンクール」特長です。

 私たちは、この「コンクール」を通して、中国の大学生にはグローバルな視点で日本や日中関係について改めて考えて欲しいと思っています。さらには、彼の思いが日中両国で広く共有されることよって、相互理解が深まることを願っています。

 入賞作品16点のうち中国語で書かれたものについては和訳し、日本語で書かれたものについては原文のまま「作品集」として取りまとめましたが、ここでは一等賞2点の抜粋を紹介します。

全ての入賞作品については、それぞれ日本語版「作品集」、中国語版「作品集」でご覧ください。



★一等賞受賞作品

「私」としての生活

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北京大学 法学院 商法修士課程 2年 汪 書璇

 日本文学は文学アマチュア愛好家である私が最も広く目を通す外国文学かもしれません。
夏目漱石、川端康成といった伝統文学から東野圭吾、村上春樹のような通俗文学まで、よく思い返してみると100冊以上あります。どうしてこれほど心を奪われるのか静かに考えてみると、おおよそ生活の2文字が理由のようです。

 日本文学は「私」の生活に最も近い文学なのです。
主観的な独断による評価をお許しください。お願いします!まずは例を挙げてみます。
「私」は普通の人で、混乱した残酷な戦火の経験がなく、氷と雪に覆われたキリマンジャロ山を制覇することもなく、思い出してもはらはらするような大恋愛もしません。「私」は都市で生活し、氏族社会の微妙で複雑な人間関係を味わっておらず、衣食の心配ない幼年期を送り、最大の苦悩は進学や仕事のストレス。「私」は20歳ぐらいで豊かな人生経験はなく、人生の起伏もありません。

 脇役たちは平々凡々な公務員、巨大なストレスの下でお金に困っているセールスマン、19世紀の結婚したヨーロッパの貴族を恨む女性、20世紀の第二次世界戦争の砲火の中で傷の痛みを癒やせない家庭……いずれも紙に書かれ、スクリーンで上映されると、感動やあこがれの部分もありますが、結局は心から共鳴できるものではありません。少年、キャンパス、都市、慣習どおりの仕事や勉強、濃さも激しさもない感情は、他の地域の文学の中ではやや浅いかそう深くはない文学の題材となっています。
 しかし偶然ある小説と出会って私は感動しました。・・・・




『断捨離』への手紙

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雲南大学 文化発展研究院 文化産業修士課程 3年 龐 昆静

『断捨離』へ
こんにちは。
 出会ったときはちょっと呆然としてしまいました。疑うまでもなく持っておくべき本といった感じで、ただその外観からは内容が想像できませんでした。あなたがやって来たのには下地が一応あります。そのころ講義で物体には生命があり、その生命の意味は人とのつながりにあると聞いていました。物を通してその背後にある人やことを見ることができ、博物館に並ぶ冷たい物体に人が足を止める理由もそこだと言います。そうして、日本文化のラベルが付いたあなたをお迎えしたわけです。

 日本文化で最も印象深いのは、物を大切にするということです。最初の選択を慎重にして、物と出会ったときの初心を重視し、その縁を大事にして、最後もなおざりにしないこと。あなたにこれほど引きつけられるとは思ってもみませんでした。高野山の宿坊に泊まったとき修行僧が生活必需品をとても大事に使っていたのを見て、それらの用品はシンプルながら大変な意義を持つものだと感じたそうですね。もちろん物の背後と人との間にある意味だけでなく、割と実用的な立場から、物品の整理を通して自分の心、本当の自分と交流し、つきあい、自分を探していくことを教えてくれているのでしょう。

 あなたはこうした方法を断捨離と呼んでいますが、私は整理術と呼んでいます。私が最初、多くの人と同じように、整理なんて誰にでもできることではないと疑っていたことをご存じでしょうか。整理法が違えば効率の良さも違うというだけではと思っていました。わざわざ本を書いて教える必要のあるものだろうかと疑問だったのですが、よく読んでから、あなたの独特なところに気づいたのです。・・・



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★中国語版「作品集」を読む。



★「品書知日本” 征文大奖赛」公式サイト

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公式サイトを見る。




国際交流チーム
Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 00:00 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
中国の若者が見た「日本知識大会」〜参加者感想文〜 [2017年01月05日(Thu)]
 「笹川杯全国大学日本知識大会2016」感想文がまとまりました。

 昨年、10月22日、23日、武漢大学で開催された大会には、史上最多106大学、選手318名の選手が参加し熱戦を繰り広げました。大会が終わっていつもの大学生活に戻った選手たちから感想文が届きました。

 通常の生活の中で「大会」を振り返った時、彼らに見えてきたものとは、対戦の中での緊張や感動は勿論ですが、大会に参加したこと、また、そのために重ねた努力の意義、そこから始まる将来への展望、教師やチームメイトへの感謝などいろいろだったようです。

 感想文のいくつか(抜粋)を紹介します。
全文は、感想文集(PDF)でご覧ください。
日本語の感想文は原文のまま、中国語の感想文は翻訳して掲載しました。



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「感想文」を読む!



武漢大学 胡益頔
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 準備期間中はよくチームメイトと豆テストを出し合いましたが、本来はごく近くにある東洋のお隣さんが何層もの白いカーテンに遮られ、空白の上に「無知」の2字だけが書いてあるように感じるばかりでした。・・・学びの海に漕ぎ出してゆっくり漂っていると、近くには助け合い励まし合う仲間が、前方には導いてくれる先生や先輩がいます。

 そして秋の10月、外庭のホールの台上に立ってスポットライトを浴びると、シャツは汗を吸い、太鼓をたたくような動悸がして、手がぶるぶるするほど震え、必要な知識がこんなにあり、同じ志の友達がこんなにもいたのかと内心では感嘆していました。


中央財経大学 趙瑜佳
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 特に武漢大学の選手の活躍が目立ち、私が今まで聞いたことのないテーマにも自在に答えており、さながら生きる「日本百科事典」で、会場の観客も参加選手も思わず拍手するほどでした。それも「舞台上の1分間に下積み10年」と言われるように、彼女のすばらしいパフォーマンスの背後にはきっと人の数倍の努力があったはずです。知識の蓄積は一朝一夕にはできません。ふだんの努力があるから、彼女は首位の座を守ったチャンピオンの名に恥じないのです。


吉林大学珠海学院 陳佩芝
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 学校の代表として参加し、優れた成績を得、団体戦で日本招聘の最後の一粋を獲得しました。あまにもうれしいから、試合から退場して、自分の席に戻ってから、思わず涙が出てきました。振り返ってみると、この大会のために、辛さも楽しさを含める時間を過ごしました。パートナーのお二人がずっとそばにいられて、本当によかったです。


蘇州大学 姜英澤
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 舞台に立ったとき、前回のさまざまな緊張や興奮が今回は落ち着きと集中に変わっていることにふと気づきました。どうしてそうなったのか今から思い返してみると、きっと全身全霊を投じて自分の最大の能力を尽くして準備をしたからです。準備の過程で汗を流し、知識を得たこの過程こそが本当の貴重な財産で、どんな成績よりも重要だからこそ、平然と結果に向き合えるのです。


吉林華橋外国語学院 鐘潔玲
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 日本に行ったこともなく、日本の文学や歴史へのなじみはもっとありません。ルームメイトや同級生に参加したいと伝えると、この大学のレベルからして非現実的だからあきらめろと勧められてしまいました。そのとき私が考えていたのは、あの舞台に立って、優秀な人たちと一緒に立ちたい、大学の外の世界を見てみたい、ということだけでした。結果が意に添うものでないだろうとも、試してみたかったのです。努力すれば後悔はありません。


上海外国語大学 日本文化経済学院 沈璐璐
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  決勝は私にとって、最後の勝負というより、近い距離で学ぶ経験でした。最終ランク7位の結果は決してよいものではないかもしれませんが、他の選手たちの落ち着いた態度、全面的な知識、的確な戦略も私には収穫でした。

経験を積むことは大会のランクと同様に重要です。そして私がより驚き感動したのは、同じように日本文化を愛好する学生たちと集まって学習の成果を比べ合い、学習経験を交流して、共に日本語を学び日本文化を理解する興味を高めたことです。これこそが最大の収穫でした。


鄭州昇達経貿管理学院 邢松林
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 大学の中で何段階もの選抜を経て最終的に自分ともう2人が参加チームに決まりました。100人近い学生と大学、専攻の先生方から寄せられる期待の重さはよく分かっています。それからの4か月間、酷暑や秋の寒さに洗礼を受けながら、一刻のゆるみもなく努力して大会に備えました。大会当日まであっという間でした。 大会の2日間は自分たちにとって大変な日です。全国各地106大学からやってくる参加者と戦うなんて、どれほど光栄なことでしょうか。






国際交流チーム



Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 11:54 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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