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小学生部会講座[2014年11月26日(Wed)]
> 2014年11月21日(金)
> 午前10〜12時
参加者30人、保育6人
貝塚子育てネットワーク小学生部会 講座
> “ギャングエイジってなんだろう?”
> 〜今から知っておきたい子どもの発達〜
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> 講師:代田盛一郎 氏(元学童保育指導員、大阪健康福祉短期大学講師)
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> ギャングエイジとは何なのか、ギャングエイジの子ども達と接する大人の関わり、現在のギャングエイジをとりまく状況の変化等、お話しを聞かせていただきました。
> 講師の先生は学童保育に10年間携わられ、ご自身も三人の子どもさん(6年生、2年生、4歳)がいるということで、学童保育をされていた時のエピソードやご自身の子どもさんとのエピソードを交え、ギャングエイジならではの言動や行動を説明してくださりました。
>
> ギャングエイジは概ね10歳頃(3年生後半、4年生頃)からを差し、5・6年生を思春期前期というようです。ただ、必ずしも、この年齢に限ってということではなく、小学生の中学年頃にある特徴が多く見られる、ということだそうです。
> ギャングエイジには3つの特徴があり、
> @年齢の開きが少ない同性集団…近い年齢で同じ性別で集まることが多いが、違う性別の子どもが交じることもある。
> A閉鎖的で、メンバーは固定的…同じメンバーが集い入れ替わりがほとんどない。
> B強力なリーダーがいる…リーダーのタイプがそのグループのタイプ。リーダーが不在のときもその他の子どもだけで集まるかといえば、そうでもない。
> ということだそうです。
>
> 又、ギャングという語彙から“悪い”意味合いに取られる方もいるかも知れないが“群れる”という意味に取るほうが合っているそうです。つまり、ギャングエイジは“群れる年齢”、“強く結びつきあう年頃”という感じのようです。
>
> ギャングエイジの子ども達は精神発達の側面からすると、友達を求める心と、大人から離れて行動したい心が芽生えているようです。
> しかし、見方を変えるとその言動や行動は、“大人”を意識していて、“大人と比べて”自分たちのことを考えるようになってきているようです。
>
> 3年生の男の子が1年生の男の子に「ここを飛べ!」という。飛べない高さではないし、イジメようという意味で言ってる訳ではないが、自分たちの同じ結びつきを欲する結果、「ここを飛んだら仲間にしてやる」という言い方をするようになったり、女の子では友達同士で内緒の話しや秘密を持つのが楽しくなって、手紙の交換や交換日記をしだすようです。
>
>
> ギャングエイジの子どもたちに大人が「こうすべき」という答えはないが、大人も影響している時期だという、1つの実験のお話しがありました(実験のお話しは下記※へ)。
> お話しから分かることは、この年齢の子どもたちは大人の言動や行動を学習していて、大人の影響を受けているということでした。
> このことから、この頃の子どもに関わる大人の姿は大切だということが分かりました。
>
> また、大人から離れようとし(隠れるように)、強く結びつきあう年頃の子どもたちが、集まり、時には、良くはない遊びもしてしまうこともあるので、大人は遠巻きに見守りつつも、何か止めなければならない事には入って行く、ということが大切だと思う。と話されてました。
>
> ただ、現在、ギャングエイジをとりまくものの変化(遊び場の減少、インターネットの普及、日々の多忙さ)から、ギャングエイジが成立しにくい時代になっているそうです。
>
> 子どもたちはギャングエイジの時期に仲間同士で強く結びつき、色々な体験を少しずつ自分たちで考え、行動することで、社会のルールを覚えたり、自分たちの考え方とは違う考え方の人がいることを学んだりします。
> そうして、思春期前期、青年期とつながり、考え方の違う人とも交流ができて、社会的な人間関係を築き、将来、社会の担い手となっていきます。
> その初めの時期の経験の大切さから、最近は学校教育や学童保育にも、この時期に必要なグループ体験を出来るよう、グループワークが取り入れられているそうです。
>
> おわりに、先生から子育て世代の私達にアドバイスを頂きました。
> 子どもにとっても親にとっても、ギャングエイジから思春期を家族だけで乗り越えるのはかなりのパワーが必要ですが、子どもに自分たち以外で「カリズマティック・アダルト=子どもにとって魅力的な大人」がいれば、苦労が緩和される。とのことでした。
> 私達、親世代がお互い、他の子どもたちのカリズマティック・アダルトになれれば、子どもも親もこの時期を乗り越えやすくなるそうです。そして、この子育てネットワークがまさにそのような場所ですね。と、おっしゃっていただきました。
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> 質疑応答の時間があり、質問に答えていただき、アンケート記入、終了となりました。
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> 〜感想〜
> お話しに引き込まれ、あっという間の2時間でした。今、まさに自分の子どもたちもギャングエイジ。子ども達の心の中が昨日より、理解できるようになった気がします。そして、子育てネットワークにいれて良かった!と思いました。(記:K)
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> ※実験のお話し:小学生の中学年の子どもたちを3グループに分け、大人を1人ずつグループに入れ、作業効率を見る。というものです。一人ずつ配置された大人はそれぞれ、放任主義、権威主義、民主主義のタイプになり子どもたちに作業してもらいます。結果、放任主義と権威主義のグループでは作業効率は悪く、子どもたちには不平不満が募り、達成感も持てなかったが、民主主義のグループでは作業効率が良く、不平不満もなく、達成感がありました。
> 実験には続きがあり、その大人が抜けてから作業をさせると、どうなったかです。各グループは初めにいた大人と同様に進めたということでした。すなわち、大人が放任主義であったグループは作業をする子、しない子バラバラ、権威主義では先にいた大人のように振る舞う子が出てきて、作業を仕切る、民主主義ではみんなで意見を出し合い進めたというものでした。
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Posted by 携帯からの投稿 at 10:00 | 園児・小学生・中高生 | この記事のURL
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