11月これから塾28回 「防災の知恵や工夫!」
[2018年12月13日(Thu)]
<額に怪我したときの応急手当の実演>
11月のこれから塾は、「防災の知恵や工夫!」と題して練馬区防災学習センター所長の森野征明さんから、阪神・淡路大震災や東日本大震災クラスの大地震が来ても「生き延びる」ための知恵や工夫のお話を伺いました。午後からの大雨にもかかわらず21名の方が参加されました。
練馬区民の9割は「大地震は必ず起こるだろうし、怖い」と答えながらも、何らかの準備をしているのは3割に過ぎません。まずは他人事と思わず災害時の自分の行動をイメージすることが大切です。災害対策は日常生活の延長線上にあり、日頃できることは災害時でもできるし、日頃できないことは災害時にはなおさらできないので防災を学習しながら生活習慣にしていくことが大事です。いつも行く場所の行き方を何通りか変えてみることで、どのルートを行くと災害時により安全に歩けるか見当をつけたり、怪我した時にどうしたら家にあるものだけで応急手当ができるか考えたり等、頭にたくさんの引き出しを用意しておき、その情報を基に災害時にわずかな時間で判断する柔軟性を養っておきましょう。
後半は、三角巾代わりにストール、ネクタイ、ラップ等を巻いて止血する方法や、ラップの芯2本をラップで固定して作る骨折部の添え木等、身近な物を利用した応急手当を教わりました。参加者も、レジ袋の横を縦に切って手提げ部分に頭を通して、三角巾代わりに腕をつってみる体験をしました。みんなが「生き延びる」ために日頃から隣近所との付き合いを大切にして、災害時は、まず自分が助かること(自助)、次に家族や近隣住民と助け合い(近助)、更に地域住民と助け合う(共助)ことが大事だと学びました。(ES)
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