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NPO法人成年後見推進ネット これから

NPO法人 成年後見推進ネット これから のブログです。
広く一般市民を対象として、成年後見制度を推進するために、成年後見制度の啓発普及活動、後見人育成のための教育活動、成年後見人の受任事業、成年後見を考えている介護家族への支援・相談活動、後見人の自己研鑚・情報交換の為の後見人ネットワークの構築を図ります。


これから塾10月サービス付き高齢者向け住宅とは? [2019年10月15日(Tue)]
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10月のこれから塾のテーマは、高齢者の住まいの選択肢の1つである「サ高住」を取り上げて、入居相談をされているシニアハウスコムの佐藤様に講師をして頂きました。関心度が高く40名近くの聴講者となり、会場のいすが足りなくなりました。
「サ高住」とは「サービス付き高齢者向け住宅」の略で、「サ付き」「サ付き住宅」などとも呼ばれます。最初に、高齢期の住まいの選択肢の全体の説明があり、次に「サ高住」の位置づけ、その特徴まで図を使ってわかりやすく教えて下さいました。
「サ高住」に必ずついていなくてはいけない「サービス」とは、安否確認と生活相談だけです。ヘルパーさんに手助けしてほしい、デイサービスなどで過ごしたいと思ったら、必要なサービスを選んでつけていく形となります。「サ高住」といっても5パターンの種類に分けられるそうです。概略は、次の通りです。
@ 自立型:介護サービスを外部事業所に依頼
A 介護対応型(訪問介護ステーション併設):建物内に常駐しているヘルパーさんが対応
B 介護対応型(デイサービス併設):建物内のデイサービスで入浴や食事などの日中生活の対応
C 介護対応型(訪問介護・デイサービス併設):AとBの両方の対応
D 施設型(特定施設):介護保険上の特定施設にあたるので、定額で必要な介護を受けることができる
介護が必要な時のケアプランを立てるケアマネさんはDのみ施設ケアマネとなりますが、@〜Cは、自宅の時のまま継続する方法もあれば、その住宅の近隣のケアマネを紹介してもらうこともできるようです。
 具体的な相談事例のお話もあり、予算的なことや入居されたケース、入居に至らなかったケースなど貴重な話を聞くことができました。我が身のこととしても、家族の立場としても、知っておくことや見ておくことの大切さを感じました。住まいを変えることは大きな決断になります。そこに向けて気持ちの整理をしていく必要があることがわかりました。制度は複雑ですし、「サ高住」でも、他の施設や有料老人ホームでも、ひとつひとつ条件は違うので、事前にアウトラインを知っておき、自分の譲れない条件などを元によく相談にのってもらう必要があると感じました。(YT)
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