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介護する人にスポットをあてよう


介護者応援ネットワークみやぎは、見落とされがちな介護する人にスポットあてて、サポート活動をする団体です。介護者サポート活動に関するさまざまな情報を集約・発信していきます。

2012年02月19日

介護者の集い、開催しました

介護者の集いを開催しました。


2月18日(土)13:30〜16:00、二日町にある緩和ケアクリニック仙台で、定例の介護者の集いを開催しました。

今年度は震災の影響もあり、いくつかイベントの開催を断念しましたが、この定例の介護者の集いは、偶数月の第4土曜日に開催という原則をもとに、4月、6月、8月、10月、12月、そして今回2月と開催することができました。

今回の参加者は8名。昨年の大分県の介護福祉士養成校の先生方の集まる研修会で知りあった新潟におられる先生もご参加くださいました。

在宅で介護する家族、施設に預けながら介護する家族、介護に関心のある方、そのほか、多彩な方々がご参加くださいました。

話は多岐にわたりましたが、家族と介護職にある方との対話の大切さ、家族会の立ち上げ、さらにはこの団体がどうあるべきかということに関わる話も出ました。

ある病気や、年代、性別、職種、などに限定をかけないので、ともすると狙いの曖昧な団体になり、そのことによって運営が難しくなることもあります。しかし、この集いのように、さまざまな方々が集まることで、多様な知恵が出されることも事実です。

方向性に迷うこともありますが、門戸を広げていることで生まれるメリットは見失わず、来年度も活動していきたいと思っています。

大きな組織でなくとも、確実に「集い」の場を継続して開催していくこと、まずはそこを大切にしようと思います。

来年度は、またいくつかイベントを企画中です。その中心は、介護をキーワードとした「集い」の場があるといいな、そうした場所を作りたいなと思っている方々、そういうスペースとなる場所をもっているので活用してほしい、という方々に向けた企画を準備中です。

詳細が決まりましたら、またアップします。
posted by M.Motomura at 08:08| Comment(0) | 介護者の集い(二日町)

2012年02月02日

介護と看取りのセミナー

介護と看取りのセミナー開催のお知らせ


日時:2月25日(土)13:30〜16:45
場所:仙台市戦災復興記念館4F第2会議室(定員60名、当日先着順)
参加費無料

講演者:柴田範子氏(東洋大学准教授、特定非営利活動法人・楽理事長)
タイトル:個別の人生観をもつ方々の終末にかかわって

主催:科研費・基盤研究(C)「介護と看取りの現場に根ざした近世日本思想史研究の構築」
後援:介護者応援ネットワークみやぎ

【タイムスケジュール】
13:30〜14:30 柴田氏講演
14:30〜14:45 休憩
14:45〜16:45 座談会


 柴田先生は、川崎市で、住み慣れた地域で、最後まで人生をおくることができるよう、本人とその家族を支える取り組みをなされています(HPは、こちら http://www.npo-raku.jp/)

 日本ではまだまだ数の少ない看取りまで担う施設を運営されている柴田先生から、これからの介護と看取りの課題をお話しいただき、参加者のみなさまと座談を行う予定です。

連絡先など詳細は、下記のチラシをご参照ください。

posted by M.Motomura at 16:19| Comment(0) | お知らせ

2011年12月07日

介護と看取りのフォーラム

介護と看取りのフォーラム開催のお知らせ

介護者応援ネットワークみやぎでは、2009年11月に「介護者支援を考える」、2010年12月に「ナースからみた介護と看取り」というテーマで、「介護と看取りのフォーラム」を開催してきました。また2010年11月には後援という形で、東北多文化アカデミー主催「多文化フォーラム−東アジアの死と看取り−」に関わりました。

いずれの企画でも、明らかになったきたことは、現代の介護・看取りの問題と伝統的な死生観とのつながり、接点ということでした。かつて多くの人に共有されていたであろう介護や看取り(ひいては死)に関わる価値観や信念が見失われ、一見すると私たちが介護や看取りと向き合うときに支えとなるものが存在しないように思われます。しかし、上記のフォーラムやこれまでの介護者応援ネットワークみやぎで行ってきた介護者の集いを通して、日常の中では気づかない形(気づきにくい形)で、一人一人の中に介護や看取りと向き合う価値観や信念は確かに存在していることを実感してきました。

こうして成果をふまえつつ、本年度は当団体は後援という形で、この「介護と看取りのフォーラム」(主催は科研費・基盤研究(C)「介護と看取りの現場に根ざした近世日本思想史研究の構築)に関わり、以下のような要領で開催いたします。


本年度のフォーラムは、伝統的な日本の死生観の姿と現代日本とのつながりを浮き彫りにする基調報告2名、日本の介護・看取りのありようを多角的に検討する一環として留学生による母国の介護と看取りの現状と伝統とのつながりに関する報告2名、さらに参加者と座談の場を設け、介護と看取りの場と伝統的な死生観の関わりについて展望します。

介護と看取りのフォーラム−現代の介護・看取りと伝統的死生観−

日時:1月21日(土)10:00〜17:00
場所:戦災復興記念館5F会議室
定員:130名(参加費無料)


主催:科研費・基盤研究(C)「介護と看取りの現場に根ざした近世日本思想史研究の構築」
後援:(財)東北多文化アカデミー、介護者応援ネットワークみやぎ

【タイムテーブル】
第一部「現代日本における介護・看取りと伝統的死生観」 10:00〜12:05
中村安宏氏(岩手大学准教授)江戸時代知識人の死生観
川島大輔氏(北海道教育大学准教授)現代日本における死と宗教−死者と生者をむすぶ物語−

第二部「留学生からみた介護・看取り」13:20〜14:50
葛 睿氏(東北大学大学院)
中国における伝統の「孝」と現代の看取り(ターミナル・ケア)−いかによい最後を迎えるかを中心に−

アリア・ラタナヴィラクン(東北大学大学院)「タイにおける高齢者の介護・終末期の看取り方」

第三部 座談会 15:05〜16:50 報告者、留学生をまじえた座談会


【介護と看取りのフォーラム・案内チラシ】
posted by M.Motomura at 09:53| Comment(0) | イベント

2011年11月07日

久しぶりの更新です

6月に更新して以来、しばらく筆がとまっていました。この4月から仕事が増え、諸事多忙、あくせくしているうちに、すっかりブログの更新を怠っておりました。

このところ、数名の方から、「全然ブログ、更新してないね」という主旨のことをいわれ、見てくださっていた方々がいたことをうれしく思うとともに、自分の怠惰を反省しました。

とはいえ、余裕ができたわけではないので、マイペースでの更新になります。

ブログの更新は怠っておりましたが、介護者応援ネットワークみやぎの活動は継続していました。6月の最後の更新のときにアナウンスした、「介護者の集い」、介護食の試食を含む勉強会は、6月25日(土)13:30〜16:00,9名の参加で開催しました。東北食材の金澤さんより介護食の基本のレクチャー、試食をしながら実感することができました。質問は多岐にわたり、次回はとろみ剤のあれこれを学ぶ機会など企画したいなと思いました。それにしても、介護において「食」の占める位置の重要さ、大切さを再認識するいい機会となりました。

定例の介護者の集いは、8月27日(土)13:30〜16:00(参加者5名)、10月22日(土)13:30〜16:00(参加者6名)と、2ヶ月に1回のペースで開催し続けています。次回は、12月17日です。またお知らせをアップします。


定例の介護者の集いに加え、今年度より後援として「介護と看取りのセミナー」を開催しています。これは、科研費・基盤研究(C)「介護と看取りの現場に根ざした近世日本思想史研究の構築」(研究代表者:本村昌文)が主催しています。9月16日(土)に第1回のセミナーを開催。塩竃市・雲上寺副住職の東海林良昌氏より「浄土宗の死生観」と題して、浄土宗の死と看取りについて話題提供をしていただき、参加者のみなさまとディスカッションをしました。参加者は10名、東京からスカイプでの参加もありました。死後もどこかであえるという感覚をもっている方、死後は無だとおっしゃる方、さまざまな死生観が語られました。既存の宗教の死生観の話題提供が、個々人の普段は意識することのない死・死後観への眼差しを呼び起こす機能を果たしうることを実感したひとときでした。

10月23日には東京で開催された「介護なんでも文化祭」へ参加、11月3日には仙台市で開催された「介護すまいる文化祭」へ参加。これらについては、またブログにアップします。
posted by M.Motomura at 17:20| Comment(0) | 活動いろいろ

2011年06月09日

介護者の集い(二日町)の開催のお知らせ

介護者の集い・開催のお知らせ


 介護に関心のある方々が集まって、情報交換やおしゃべりをして息抜きをする場です。6月は下記の要領で開催いたします。実際に試食しながら、介護食について学びます。

 準備の都合上、参加される方は、事前に090−6689−1422(本村)まで、ご連絡ください。


日時:6月25日(土)13:30〜16:00頃まで
テーマ:はじめての介護食
    講師:金澤美知子さん(東北食材、栄養士)

場所:緩和ケアクリニック仙台
(地下鉄北四番町駅下車、南1番出口すぐ、バス停右手向かい、ネオハイツ勾当台901)

参加費は無料です。また、来室・退室時間は自由です。

posted by M.Motomura at 17:56| Comment(0) | 介護者の集い(二日町)

2011年04月12日

介護者の集い(二日町)開催のお知らせ

介護者の集い(二日町)開催のお知らせ
 
 3月11日の東日本大震災発生から1か月が過ぎました。

 仙台市内ではライフラインの復旧が進み、スーパーなども通常営業を開始したところもあります。とはいえ、先日の余震は、復旧の歩みに影響を与えました。自宅もいったん停電になり、あわせて断水、、、。翌朝には復旧しましたが、回復したライフラインが、すぐに使えなくなるという事態は、なんともいえない気分でした。


 本日は、当団体の基幹事業である「介護者の集い」の開催のお知らせです。まだまだ震災の爪痕が色濃く残っていますが、集まれる方、関心のある方にご参加いただき、いま抱えている問題、今後私たちができることなどいろいろな話ができればと思っています。どなたでもご参加できますので、関心のあるみなさまは、ぜひお立ち寄りください。

日時:4月23日(土)13:00〜16:00頃まで
場所:緩和ケアクリニック仙台
    (地下鉄北四番町駅下車、南1番出口すぐ、バス停向かい、ネオハイツ勾当台901)

参加費は無料、来室・退室時間は自由です。


posted by M.Motomura at 09:37| Comment(0) | お知らせ

2011年04月08日

チャリティーTシャツ販売のお知らせ(神戸)

チャリティーTシャツ販売のお知らせ

 4月9日・10日、訪問医療マッサージ店運営企業「LEIS」主催によるチャリティーTシャツ販売が、神戸・六甲アイランドの神戸ファッションマート内のイベントで行われます。仙台の泉区南光台にあるレイス治療院さんとは、いっしょに2月の介護すまいる文化祭を実施しました。収益を被災地支援の資金にあてるとのこと、ぜひ神戸・六甲アイランドの神戸ファッションマートにお近くの方は、お立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。

 詳細は、以下、4月6日の『神戸新聞』をご覧ください。


【4月6日の神戸新聞記事】
posted by M.Motomura at 12:13| Comment(0) | お知らせ

2011年04月07日

不足物資の供給ルートの一部中断と供給品の拡大

不足物資の供給ルートの一部中止のお詫びと供給品の拡大のお知らせ

 3月31日にアップした「不足物資の供給ルート」につきまして、ルートの中で一部中止をすることになりましたので、お知らせいたします。

中止ルート
1、「つなプロ」事務局へおもむいて、入手する(避難所への配送も可)。
〒980−0804 仙台市青葉区大町1−3−7 横山ビル6F
担当:「つなプロ」マッチング班(080−3303−3224)


 上記の事務局への、当団体のネットワークからの物資の集約を昨日より中止しております。たいへんご迷惑をおかけいたしますが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

 
 なお、下記のルートは、現在も稼働中です。
2、キャンナス仙台中央からの供給。
【連絡先】
鳴海 幸(キャンナス仙台中央) 090−5987−6823、imurastar10@lagoon.ocn.ne.jp
 医薬品・介護用品などを中心に対応。受取などは相談の上、対応。

3、直接、東京およびその他の地域の協力団体より宅急便で送付。
【連絡先】
本村昌文(介護者応援ネットワークみやぎ)090−6689−1422、tomtom7081@yahoo.co.jp
 宅急便・ゆうパックの配達可能地域に限り、施設、事業所、個人宅、いずれも対応可能です。送付を請け負う団体は、NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジンで、東京で介護者サポート活動をしている団体です。介護用品、生活用品、乳幼児の用品など対応可能。


 3に関しては、上記のアラジン以外にも協力団体が増え、現在、就学者への必要な物資支援、仮設住宅へ移る際の生活必需品の支援にも対応できるように準備しております。就学者への支援、仮設住宅への生活支援をなさっている団体からのご依頼にも応じられるようにいたします。ご相談、ご要望は、上記3の連絡先までよろしくお願い申し上げます。
 これまで宮城県内で2か所、岩手県内より1か所、連絡をいただき、随時送付しております。

 上記2のルートを請け負い、自ら石巻の避難所でケアに入っている方より、現地は津波のひいた後、乾燥し、砂埃がひどく、避難所の生活環境が悪化していること、いまだ生活を支える物資が行き届いていないとの情報が入っています。

 集められる物資、数量に限界もありますが、ニーズに応えられるように最大限尽力していますので、よろしくお願い申し上げます。

 また介護用品、生活用品(新品の肌着類、化粧水、保湿クリーム、水の入らないシャンプー、震災後に発刊された週刊誌など)、また防塵用のマスクやゴーグルなど、物資を提供していただける団体や個人の方からの連絡もお待ちしております。
posted by M.Motomura at 07:03| Comment(0) | お知らせ

2011年03月31日

不足物資の供給ルート

震災による不足物資の供給ルートのお知らせ

 3月11日の震災後、21日が経過しました。仙台市内はだいぶ物流が回復し、スーパーなども営業しています。

 しかし、市外の避難所では介護用品や生活用品、乳幼児用品の不足している、自宅で生活している人に物資が行き届かないなどの情報が寄せられています。

 震災直後の緊急事態は脱しつつあるかもしれませんが(まだまだ緊急時の地域もあると思いますが)、これから復興に向う過程で、不足物資をさまざまなニーズにあわせて、長期的に支援できるルートが必要と考え、東京のNPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン、キャンナス仙台中央と連絡をとりつつ、不足物資を入手できるルートを構築しました。

 避難所のみならず、自宅で生活している方、仕事のため短縮営業のスーパーなどに買い物に行けない方など、介護用品、生活用品、乳幼児用品の入手にお困りの方ならば、どなたでも利用できます(物資は、無料で提供されます)。

 ルートは、以下の3つです。

 1、「つなプロ」事務局へおもむいて、入手する(避難所への配送も可)。
〒980−0804 仙台市青葉区大町1−3−7 横山ビル6F
担当:「つなプロ」マッチング班(080−3303−3224)
 こちらに東京のNPOなどからの支援物資を集約しています。現在、来週から順次届くように手配中です。どのような物資が入手可能か、事前に連絡して確認してください。

2、キャンナス仙台中央からの供給。
【連絡先】
鳴海 幸(キャンナス仙台中央) 090−5987−6823、imurastar10@lagoon.ocn.ne.jp
 医薬品・介護用品などを中心に対応。受取などは相談の上、対応。

3、直接、東京のNPOから宅急便で送付。
【連絡先】
本村昌文(介護者応援ネットワークみやぎ)090−6689−1422、tomtom7081@yahoo.co.jp
 宅急便・ゆうパックの配達可能地域に限り、施設、事業所、個人宅、いずれも対応可能です。送付を請け負う団体は、NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジンで、東京で介護者サポート活動をしている団体です。介護用品、生活用品、乳幼児の用品など対応可能。


 詳細は、以下の資料をご覧下さい。資料の2頁に現在準備中の物資のリストがあります。このリストにないものでも、対応可能ですので、必要なものを当団体にご連絡ください(090―6689―1422、tomtom7081@yahoo.co.jp)。また、宮城県外の方も、上記3であれば、利用できますので、ご連絡ください。


【不足物資の供給ルートについて】

posted by M.Motomura at 15:13| Comment(0) | お知らせ

2011年03月29日

震災後(その4)

 震災後、19日になりました。仙台市内は、都市ガスの復旧作業が本格化し、先週から徐々に供給再開が進んでいます。水道も今日でほぼ復旧が完了する予定です。仙台市バスも休日ダイヤながら再開、在来線も少しずつ運行しはじめ、東北新幹線も4月中には全線再開予定。日曜日、スーパーでは久しぶりに長蛇の列に並ばなくても、買い物をすることができました。ただ、まだガソリン不足は解消されていません。

 ニュースでもしばしば耳にしますが、避難所の物資不足もさることながら、避難所ではなく、自宅で震災後の生活をおくっている方々の物資不足が問題化しています。自宅にいる方々は救援物資の対象外、自分で食料や生活品を調達しなければなりません。沿岸部の被害甚大な地域は、スーパーなども再開しておらず、また再開していてもスーパーまで車で行くにもガソリンがないという状態。高齢の方、乳幼児のいる方、介護をしている方、物資の確保がきわめて困難と推測されます。
 また妻がデイサービスやショートステイ、デイケアを利用している施設でも、食事の量が減っています(昨日はごはんとお味噌汁だけ)。震災後、食事の回数が3回から2回に減ったという話も聞きました。施設に食料が行き届いていないという状況です。避難所でも介護用品や生活用品の不足がわかってきました。
 県が今週中に必要な生活用品などを公表するとのことですが、大規模な行政の試みと併行して、小規模でもきちんと必要なものが必要な地域に届けられるしくみをつくることが大切と思っています。現在、東京にあるNPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン、また独自の支援活動をしているキャンナスの仙台支部の方々と連絡を取りつつ、避難所で不足している物資のみならず、震災後、自宅で生活している方、介護、育児、仕事などでなかなか買い物にいけず物資調達が困難な方々、また施設で不足しているものなど、必要なところに必要なものを届けられるように準備を進めています。近日中に詳細をこのブログでも掲載します。

  震災後、メディアで、被災地のボランティア、とくに被災者が被災者を支えていることが報道されています。たしかに、こうしたことは賞賛されることでしょう。しかし、よく考えてみれば、これは緊急時のいたしかたない事態なのであり、いつまでもそうした状態が続いていていいわけではありません。もちろん、被災した私たち自身が自分の足で立ち上がり、生活を立て直し、復興させていく必要があることは間違いありません。しかし、それは被災者が被災者を支えることにストレートにつながるわけではありません。

 被災者が被災者を支える―この構図は、要介護者を家族だけで支える、ということと同じように私には感じられます。ある日突然、家族の誰かが介護を必要とする状況になった―この状況は、介護が必要になった人だけが災難を被ったのではなく(災難と表現すべきではないとも思いますが)、その人を含む家族全体にふりかかった災難といえます。それゆえ、介護が必要になった人のみならず、その方を含む家族の方々がケアの対象になるはずです。しかし、現在、日本の介護の現状をみれば、いまでも介護する家族がケアされるということがきわめて少ないことは明らかでしょう(介護保険が要介護者のためのサービス提供であって、介護者をケアする直接的なサービスがないことを考えてみてください)。家族だけの介護が長期にわたると、行き詰まりが出てくるように(もちろんすべての家族介護者が行き詰まるというわけではありませんが)、被災者が被災者を支える状況も、その時期が長くなればなるほど、ひずみが生まれてくると思います。緊急の医療的ケアから生活支援、介護支援などへの転換が近づきつつあるいま、被災者が被災者を支えるという構図もいっしょに転換していく必要があるのではないでしょうか。

 この震災に見舞われて、災害時におこる諸問題は、現代日本の介護が抱える諸問題に通じ合うものであることに気づかされます。被災者が被災者を支える=家族が要介護者を支える、要介護者が安心できる緊急避難所がない=日常の中で何かあったときに安心して預けられるシステムがない、避難所以外の方に物資が行き渡らない=在宅で介護する方々の生活がきびしい、、、、、列挙すればきりがありません。

 少子高齢化がさらに加速していく日本において、まず見直されるべきは、日常の介護に関わる諸問題にあることを実感しています。そうした日常の小さなひとつひとつの問題が、実は今回のような未曾有の災害時に生じる問題を解決することになると考えています。
posted by M.Motomura at 07:36| Comment(1) | お知らせ