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あるお年寄りの死[2006年12月13日(Wed)]
もうすぐ80歳と聞いてました。3年前にご主人(内縁)と死に別れ、それまで住んでいたマンションを出なければならなくなり、一間のアパート暮らしをされていました。それまではボランティアや和裁など活発に活動されていたそうですが、独り暮らしになってから家に閉じこもりがちになっていたそうです。ボランティア仲間が声を掛け外に誘い出したりしていました。そんな頃私はその方と知り合いました。
 先月末にアパートの書き換えを機にそこを引き払い故郷の北海道に帰るか静岡の妹さんのところに行くからと荷物を友人宅に預けました。私はアッシーでお手伝いをさせてもらいました。まだ使えるものでも「よかったら使って」といってみんなあげてしまいました。「変だな」とみんなで言っていました。そして妹のところに行くからといって出ていかれました。その後メールを送っても電話を入れてもまったく連絡できなくなりました。心配になっていろいろ調べてみると、誰もMさんのことを詳しく知る人がいないのです。どこにも消息をたどる手がかりが見つからぬうちに今日青森の警察から友人の家に電話があり、遺体が海で見つかったそうです。
 最後に数日間Mさんを泊めてあげた友人のYさんはショックで呆然とされています。青森の警察では未だに家族と連絡がとれないそうです。
 Mさんはどこで死を覚悟されていたのでしょうか?引越しの時も最後のボランティアをされる時もとてもそんなふうにはみえませんでした。もうお金が底をついていたかもしれません。ご主人が亡くなってからの鬱病のせいかもしれません。今となってはどうしようもないでしょう。
 誰にもMさんの心を開いてあげることができなかったのが悲しいです。天涯孤独とはそんなものかもしれませんね?Mさんのご冥福をお祈りしたいと思います。
                        合掌
 
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