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プロの手ほどきで古民家改修 越後・桑取の村づくり学校 [2008年06月30日(Mon)]


地元の大工さん(左)の指導で縁台作りに挑戦

新潟県上越市の山中に「桑取(くわどり)」という谷筋がある。妙高山系から日本海へと流れ下る桑取川の流域に、豊かな谷地田とともに古くからの集落が点在している。その最奥の横畑地区に、時おり見慣れぬ顔の男たちが集まって来て、大工仕事の音を響かせている。NPO法人「かみえちご山里ファン倶楽部」が開設している「ことこと村づくり学校」だ。

桑取谷は、かつては日本の秘境の一つとして紹介された(宮本常一編『秘境』1961年、有紀書房)こともある山里で、古い習俗がよく保たれている地域としても知られている。「かみえちご山里ファン倶楽部」は主にこの谷筋を活動舞台とし、自然や文化を生かしたイベントを企画するなどして中山間地域の活性化に取り組んでいる。

「ことこと村づくり学校」はそうした事業の一つで、地域資源の掘り起こしと活用が狙い。オーナーの協力や日本財団の支援を受け、無住となった築150年の農家を借り受けて全面改修を進めている。「大工仕事や山里が好き」というアマチュアを、地元のベテラン大工さんや左官職人さんら、プロが手を取って教えるという方式がポイントだ。(写真:古民家におしゃれなカウンターを作りつけた)

学校は年8回開校され、6月21日は今年度第2回の教室。道具の使い方や板壁張りがテーマで、ノミの使い方など木工の基本を教わった。豪雪地帯ならではの屋根の構造や高床の農家造りの解説を受けながら、土壁塗りや茅葺き屋根の葺き替えにもチャレンジしている。今のところ参加者はすべて男性で、各回10人ほどが参加している。(写真:屋根の葺き替えはまだ一部だけの旧白川邸の改修)

「リタイアしたら古民家に移住し、自分で改修に取り組みたい」といった目的を持った人が多く、プロの技術を学ぼうと日が落ちるまで熱心に取り組んでいる。講師役のプロたちは「技は盗まれないよう、知らない人の前では仕事をしなかったものだ」などと言いながら、参加者の熱意を受け止め、それぞれの技量に応じたアドバイスに余念がない。

参加者は上越市内のほか、遠くは長野市からやって来る山里古民家ファンもいて、放課後の囲炉裏反省会は盛り上がり、ついつい泊まり込みになる。高齢化が進み、静まり返っている集落も、「ことこと学校」開校の日だけは夜遅くまで灯がともり、里のぬくもりを取り戻している。(写真:放課後の反省会は、手料理で盛り上がる)

「ことこと」と改修を続け、姿はだいぶ整ってきたものの、完成までにはまだ数年かかりそう。担当の三浦絵里さんは、「材料の確保など難しい課題も多いのですが、今度は見学会を企画して、地域の人たちに取り組み具合を見ていただきます」と張り切っている。今年度は7月19日、9月13日、11月22日、12月13日、2月21日、3月14日に開校し、各回単独の参加も受け付けている。(写真:長閑に広がる横畑集落(左奥が改修中の古民家))

「かみえちご山里ファン倶楽部」はスタッフ8人のうち7人が県外出身者。事務局長の桑原一徳さんによれば「みんなこのフィールドの素晴らしさに魅せられて」ということになる。全国の大学からインターン生を受け入れたり、上越市の「市民の森」や「地球環境学校」の管理・運営も受託し、「かみえちご」の自然環境を守りながら地域との交流を深めている。
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ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:27 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
千人太鼓に大観衆総立ち [2008年06月27日(Fri)]


1200人の若者が参加した「千人太鼓」


ブラジル移民が100周年を迎えた6月21日、サンパウロ市で記念式典が開かれ、日系人の若者1200人が参加した勇壮な「千人太鼓」が披露され、会場を埋めた3万7千人の観衆から大喝采を浴びた。ブラジルの和太鼓は「日本太鼓連盟」(塩見和子理事長)が現地日系人会の要請を受けて指導者の育成を進め、2004年にはブラジル太鼓協会も発足、現在72チームが加盟し日系人社会を結び付ける新たな絆として高まりを見せている。(写真:3万7千人の観客がサンバ会場を埋めた)

記念式典はサンパウロ市の中心部にあるサンバ会場で開催され、ブラジル訪問中の皇太子殿下も臨席される中、阿波踊り、居合い、剣道から音楽隊や騎馬隊のパレードまで多彩な行事が催され千人太鼓は夕方登場。白い法被に黒ズボン、白鉢巻き姿の若者1200人が4ヶ所の門から幅12b、長さ550bの会場いっぱいに整列し、この日のために作られた「絆」を6分間にわたり演奏、勇壮な和太鼓のリズムに大観衆が総立ちで歓声と拍手を送った。関係者も「1200人の演奏が予想以上にうまくそろった」とほぼ一致した感想を寄せた。

ブラジルの和太鼓は2000年前後から盛んになり、日本財団の支援で太鼓集団「天邪鬼」(本部・東京練馬区)の渡辺洋一代表らが現地で指導を進めてきた。その後、100周年記念式典での千人太鼓演奏計画が浮上、財団副会長でもある御諏訪太鼓宗家の小口大八氏と渡辺代表の合作で「絆」が作曲され、本番に向けた猛練習が続けられてきた。曲には「日系1世と2、3世」「ブラジルと日系人社会」の結びつきが一層、強固になるよう願いが込められているという。(写真:勇壮な「天邪鬼」の特別演奏)

100年を迎えた日系移民は苦難の歴史を歩んだ1世やその子孫の努力で、ブラジル社会で確実な地位を占めつつある。半面、日系人社会の結びつきは希薄になりつつあり、その反動として和太鼓のような日本の伝統文化に直接触れようとする若者の動きも目立つ。これを受けブラジル太鼓協会では協会設立以降、毎年、全ブラジル太鼓選手権大会を開催しているほか、2006年からは新たに資格検定制度も導入、既に400人を超す愛好者が4、5級の技術認定員の資格を取得している。


特別演奏に会場も総立ちで大歓声
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ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 10:22 | 国際 | この記事のURL | コメント(1)
外国人向けの日本語テキストづくり  レベルに応じて書き直し [2008年06月26日(Thu)]


留学生なども参加した「読みもの作成ワークショップ」


日本語を勉強する外国人用に、レベルに応じて楽しくすらすら読める読みものを作ることを目的に、東京・しんじゅく多文化共生プラザでの6月15日、NPO法人日本語多読研究会主催の「読みもの作成ワークショップ」が開かれた。参加したのは、都内の日本語教師や日本語教育を学んでいる留学生など計23人、日本語の読み物づくりに集中して、熱い議論の飛び交う3時間を過ごした。

日本語多読研究会の理事長粟野真紀子さんが日本語の読み物作成を発案したのは、英語では様々なレベルの読み物が豊富にあるのに比べて日本語の読み物はほとんどなかったからだ。粟野さんは2001年の暮れに日本語学習者のための「読み物作成」を呼び掛け、8人のメンバーが集まった。それが今や28名と2団体にまで増え、発行した部数は計3000冊以上になる。日本語の習得レベル1〜4までで、約40種類の日本語の小説や昔話を書き直し、その一部は、2006年10月からアスク出版が出版を手がけ、韓国を初め海外でも活用されている。(写真:日本語多読研究会の理事長粟野真紀子さん)

ワークショップでは、4つのグループに分かれ、それぞれが短い物語の書き直しに挑戦。レベル別に記した単語の一覧表を手元に置きながら、初級レベルの読者用に「赤ずきん」などの物語を適切なレベルの日本語に置き換えて行く。単語置き換えには、海外の日本語学習者をも想定しながら、その後の日本語学習に役立つ単語であるかどうか考慮することも重要だ。(写真:ワークショップでは熱い議論が交わされた)

参加者の1人で過去にテキストの挿絵を担当したことがあるという石川智子さんは、「“蟹が泡を吹く”という単語が難しすぎて、イラストを描くのに苦労したことがある。日本語学習レベルに合わせて単語を置き換えるように、挿絵で理解を促せるようなイラストを描かなくてはならないことが分かった」と語った。(写真:これまでに作成されたテキスト)

次回は7月20日に同ワークショップ、8月3日に第3回「日本語多読」勉強会を予定している。ワークショップに参加をご希望の方は、7月15日までに日本語多読研究会に。 メール yomimono@bc.iij4u.or.jp, FAX 042-522-5007。(森 啓子)
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ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:24 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
スリランカの義肢装具士学校で卒業式 一期生10人が巣立つ [2008年06月25日(Wed)]


卒業した10人の一期生

長引く内戦と2004年12月の津波被害を受けたスリランカの肢体障害者に対し、質の高い義肢装具を提供することを狙いに、日本財団の全面的な支援で開校した「スリランカ義肢装具士養成学校」の第一期生の卒業式が16日に行われた。この日卒業したのは10人で、全員が国際義肢装具協会(ISPO)の資格を取得、国際的水準を持った義肢装具士として歩みを始める。

同養成学校は首都・コロンボの郊外のラガマに05年5月にオープン。当初は国立ラガマ整形外科病院内で2つの輸送コンテナを改造した教室で授業をしていた。学生の増加に伴い、学校を運営するNGO「カンボジアトラスト」(カンボジアでも義肢装具士養成学校を運営)が日本財団の支援を受け、スリランカ保健省から提供を受けた旧教室近くの土地に新校舎建設を進め昨年1月に完成した。(写真:日本財団の尾形理事長らと記念撮影)

卒業式はこの新校舎で行われ、カンボジアトラストのピーター・ダロウ理事会議長のあいさつに続いて、日本財団の尾形武寿理事長が卒業生に対し「単なる技術者ではなく、人種を超えてスリランカの平和構築の役割を担ってほしい」と激励した。この後、一人ひとりに卒業証書や日本財団からの賞状と記念品、ISPOの資格証書(カテゴリーU)が贈られた。(写真:尾形理事長から賞状を贈られる卒業生)

今回卒業した一期生は男子6人、女子4人の計10人。スリランカでは独立闘争を続けるタミル人の反政府組織LTTE(タミル・イーラム解放のトラ)と政府軍の間で内戦が続いている。今回の卒業生の中には2人のタミル人も含まれている。学生たちは「みんなが無事卒業できたのがうれしい。世界的水準の資格を取れたので、社会に出て肢体不自由な人たちのためにいい仕事をしたい」と、目を輝かせながら話していた。(写真:卒業式会場)

同養成学校は3年生で、2年間の講習と1年間の臨床実習があり、卒業した10人はこのコースをすべて修了した。スリランカの女性義肢装具士は、今回の4人と、カンボジア義肢装具士養成学校に学んだ3人の計7人になった。(石井・本多)
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揚州と大連で日本に関するクイズ大会 大学生が難問に挑戦 [2008年06月24日(Tue)]


昨年開かれ大会で手を挙げる学生たち

中国に日本の図書を贈るプロジェクトの一環として、日本科学協会(大島美恵子会長)は中国で実施している日本に関するクイズ大会をことしも10月に鑑真学院(華東地域)、大連外国語学院(東北地域)の2ヵ所で行う。このクイズ大会は今回で5回目。優勝者は来年日本に招待され、各地を研修旅行する。

クイズ大会は日本財団の支援を得て実施しており、昨年は9月に華東地域(中国語)、吉林省(日本語)、黒龍江省(同)で3つの大会を開催、計1350人の学生が参加し、熱戦を繰り広げた。5回目のことしは10月20日に南京大学の協力を得て揚州市鑑真学院で華東地域大会を、22日に大連外国語学院で東北地域大会をそれぞれ開催する予定だ。大連では、日本図書の寄贈式も予定しており、寄贈先の大連外国語学院、大連理工大学、大連海事大学、大連医科大学、遼寧師範大学、遼寧対外経貿学院の6大学関係者が出席する。(写真:来日し日本財団を表敬訪問)

このクイズ大会は、中国の学生が対象で2004年に東北地区のハルビンで初めて開催した。良好な日中関係を推進するため日本への理解や関心を深め、日本語学習に対する意欲を高めてもらうのが目的だ。日本の学生でも即答が難しい問題も少なくない。昨年浙江工商大学で開いた華東地域大会では、現地の日系企業による企業説明会や上海総領事館による日本留学説明会も行われ、好評だった。(写真:東京都内を観光する学生たち)

この大会の優勝者は、ことし1月下旬に来日し、東京、沖縄、関西の各地を訪問した。学生たちのほとんどが初めての来日で「どこも清潔で日本人は礼儀正しい」「教科書や本からは学べないことを見聞できた」などの感想を寄せた。この中には4月から日本の大学に留学した学生もおり、日本との縁は深くなりつつある(写真:昨年の吉林省大会会場)

一方1999年から始まった教育・研究図書友好活用プロジェクトは、中国の24大学・1研究機関に日本の図書を贈っており、これまでの累計は約206万冊に達した。ことし7月には208万冊になる見通しだ。(石井)
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7月に比残留2世16人来日 日本国籍取得を目指して [2008年06月23日(Mon)]


フィリピン残留孤児の訪日記者会見の様子(2006年10月13日)

日本国籍の取得を目指すフィリピン残留2世16人が7月15日来日、就籍申し立て先の東京家裁の調査官との面接や早稲田大学で予定されている公開講座に臨むことになった。日本財団の支援を受けたフィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC、東京)による一時帰国事業で、父親のカタカナ名や出身県を記憶している2世も多く、関係者は1週間の滞在中、身元判明に向け一つでも多くの手掛かりを得たいとしている。

10人を超す2世の一時帰国は2006年、15人が来日して以来。来日するのは戦前2万人の日本人が住んだミンダナオ島の港町ダバオに住むイレネア・サカガワ・エトダンさん(73)ら女性9人(うち1人は障害者の2世に代わって参加する母親)と男性7人。戦前・戦中に日本人男性とフィリピン女性の間に生まれ、父系主義を採った当時の国籍法から本来、日本国籍を持つが、戦争の混乱で父親の身元が未判明のため国籍を取得できていない。

戦後60年以上経て関係者はいずれも老境にあり、今回訪日する16人も最年少が64歳、最高齢は83歳。新たに戸籍を設け日本国籍を取得する就籍手続きによる日本国籍の取得を目指しており、一行のうち14人は既に、残る2人も近く、東京家裁に就籍の申し立てを行う予定だ。比較的手掛かりの多い2世が中心で、多くが父親の名前や本人の日本名をカタカナで記憶しているほか、現地に残された記録などから沖縄、鹿児島、愛媛、和歌山、大阪、熊本など父親の出身県が判明している2世も含まれており、滞在期間中、関係者との対面も検討されている。(写真:わずかに残る写真などを持参した日系2世たち)

外務省の調査などによると、父親の戸籍の所在地などが分からず日本国籍を取得できていない残留2世は800人を超す。60人を超す2世が就籍を申し立てているが、就籍が認められ日本国籍を取得した2世は7人に留まる。手掛かりは薄く、最終的に中国政府の孤児証明書によって国籍取得の道を開いた中国残留孤児と同様、政治決着による救済の必要性を指摘する声も多く、5月には超党派の国会議員による「日本フィリピン友好議員連盟 フィリピン残留日本人問題等議員連盟特別委員会」(中山太郎最高顧問)も発足した。

残された戦後処理問題の一つでありながら、フィリピン残留2世の存在すら知らない人も多く、期間中、早大で行われる人権関係の公開講座には残留2世も出席、学生らとの意見交換を通じて2世が置かれた厳しい現実を訴える予定だ。
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ハンセン病差別撤廃決議採択 五輪入国禁止で中国政府に抗議 [2008年06月20日(Fri)]


国連人権理事会(本部・ジュネーブ)

国連人権理事会(本部・ジュネーブ)は6月18日、ハンセン病患者や回復者に対する差別の撤廃を促す決議を全会一致で採択した。ハンセン病差別に関連して同理事会がこうした決議を行うのは初めて。決議は日本が主提案国となり、最終的に非理事国を含めた58カ国が共同提案国となった。

採択されたのは「ハンセン病患者・回復者そしてその家族に対する差別の撤廃」決議。患者や回復者に対する差別を重大な人権侵害と位置付け、各国政府が差別撤廃に向けた効果的な措置を取るよう求めるとともに、人権理事会の諮問委員会に対し、09年9月までに差別撤廃に向けたガイドラインを作成するよう要請。併せて国連人権高等弁務官事務所に各国の取り組みを調査するよう求めている。

ハンセン病は1980年代に多剤併用療法(MDT)と呼ばれる治療法が確立されたことで「治る病気」となり、その後120カ国がWHO(世界保健機関)が制圧の目安とする「人口1万人当たり患者1人以下」を達成、現在、未制圧国は2カ国まで減少している。しかし回復者や家族に対する偏見、差別は根強く、WHOのハンセン病制圧特別大使、日本政府のハンセン病人権啓発大使でもある笹川陽平日本財団会長らが人権理事会や各国政府に決議の採択を働き掛けていた。

中国も共同提案国になっているが、8月の「北京オリンピック」に向けて北京五輪組織委員会が6月2日発表した「オリンピック期間における外国人の出入国、中国滞在期間に関する法律指針」の中にハンセン病患者の入国禁止が含まれていることが、このほど判明。事態を重視した笹川会長は、胡錦濤・中国国家主席、ジャック・ロゲ国際オリンピック委員会会長、劉淇・北京五輪組織委員会会長らにWHOのハンセン病制圧特別大使、日本政府のハンセン病人権啓発大使名で文書を送り、遺憾の意を伝えるとともに法律指針の撤回を求めた。

文書で笹川会長は「法律指針は、中国政府も賛同して国連人権理事会で採択された決議と相いれないものであり、ハンセン病に関する偏見や差別を助長する」などとして中国政府、北京五輪組織委員会の誠実な対応を求めている。
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タイでも置き薬制度導入 保健省と日本財団が協定 [2008年06月20日(Fri)]


「置き薬」キットを手にするタイ保健省スッパチャイ氏

タイが富山県伝統の「置き薬」(配置薬)制度を試験的に導入することになり、これを支援する日本財団とタイ保健省が12日、タイの伝統医療を活用したモデル事業を作るための協定を結んだ。富山の置き薬システムは既にモンゴルでも活用されている。医療費増大に悩むタイは、この方式の導入で医療費削減を図る狙いだ。

2007年8月にモンゴルでWHO(世界保健機関)と日本財団が共催した伝統医療国際会議の中で、モンゴルで実施中の「置き薬システム」を活用した伝統医療普及事業が各国に紹介され、タイ保健省が注目し、導入に向けて検討を進めてきた。このシステムは、富山で300年の歴史を持つ使用した薬を補充する「置き薬」の仕組みを応用し、西洋の医薬品に比べて安価な現地の伝統医薬品のキットを普及させようというものだ。

タイ保健省の計画では、4つの地域の12町計1200世帯を対象に15-20種類(風邪薬、解熱剤、下痢止めなど)のタイの伝統薬と薬の使い方と衛生教育の2冊のハンドブックを配布し、健康面、財政面で効果があるかどうかというデータを集める。この事業にはタイの国立大学、マヒドン大学とチュラロンコン大学が専門員会を構成して全面的に協力する。使用した配置薬の代金回収や補充はヘルスボランティアが当たる。当初の半年は、対象地域の住民の意思確認を行い、参加する地域では住民の間に発生が多い症状を調べ、置き薬箱に入れる薬の種類を調整するという。

協定書調印式に出席したタイ保健省保健サービスサポート局のクナラタナプルック・スッパチャイ局長によると、タイでは医療費が無料のため、必要以上に病院に行く人が増え、国の医療費が急増している。また、伝統的な医学があるにもかかわらず、病院では使われず、国民の間でも伝統医療よりも西洋医療の方が優れていると考える人が多い。(写真:薬箱の内容を確認する保健サービスサポート局のスタッフたち)

タイの置き薬制度の導入にはこうした背景があり、同局長は「伝統医療の大切さと効果が見直され、医療費が軽減されるかどうかを確かめたい」と語った。一方、日本財団の尾形武寿理事長は「この事業が成功すれば、途上国だけでなく先進国でも導入できる」と述べ、タイでの普及に期待感を示した。(石井・本多)
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高校生の奉仕活動で調査報告 東京の授業実施校にアンケート [2008年06月19日(Thu)]


奉仕に関する調査委員会の中間報告会

東京都立高校で2007年度から義務化された「奉仕」の授業について、日本青年奉仕協会はこのほど、実施の状況や問題点、生徒の反応などを調べ報告書にまとめた。日本財団の支援で調査委員会を設置して約1年をかけて集約したもので、調査結果を踏まえて調査委員会のメンバーが今後のよりよい実施方法などを具体的に提案しているのが特徴だ。

東京では2007年度から全都立高校に「奉仕」が教科として導入され、282校、約4万人の高校生が年間35時間の奉仕活動をすることになった。奉仕活動を通じて奉仕の大事さや社会の一員であることを認識させ、社会貢献ができる生き方を学んでもらうのが狙いだ。調査委員会は教育関係者8人で構成、学校アンケートでは答えがあったのは111校で回収率は39・4%だった。このほかに生徒、地域に対するアンケートも実施した。(写真:中間報告会のフォーラム風景)

学校アンケートでは、毎週決まった曜日・時限に実施したかについては全日制では決まった時間に実施したが51・4%、それ以外が48・6%と半ばし、定時制では7割以上の高校が決まった時間に実施した。体験活動の内容は、清掃活動が28・4%で最も多く、福祉関係の分野も目立った。学習の目標については「社会貢献の精神を学ばせること」が最も多く、「自分と社会のかかわり方を考える」が次に多かった。また、各学校とも体験活動だけでなく事前、事後学習についても外部機関の協力を得ていることが分かった。(写真:報告書について意見交換する調査委員会メンバー)

一方、生徒に対するアンケートでは、「授業に興味を持ったか」という質問に41・3%の生徒が肯定したが、過半数を超える55・6%が「いいえ」と答えており、授業内容の工夫が必要なことが明らかになった。これに対し、体験活動では「興味を持った」生徒が56・6%おり、授業よりも体験の方が生徒たちには印象が強いことがうかがえた。(写真:まとまった調査報告書)

報告書には、実際に生徒たちが体験した地域の例や、生徒の座談会も盛り込まれている。座談会では「高校でやるよりも義務教育の小中校でやった方がいいという」声も出ていた。最後に調査委員がそれぞれの立場から今後の方向性について「提案」をしており、この報告書は、今後奉仕の授業を進める上で貴重な資料になりそうだ。(石井)
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ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:17 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
劇団俳優座が夢の自販機を設置 俳優たちが社会貢献活動 [2008年06月18日(Wed)]


劇団俳優座(港区六本木)


一般からの寄付を社会貢献活動に使ってもらおうという日本財団の寄付プロジェクト「夢の貯金箱」。ことし3月からは飲料1本当たり10円の寄付金が「夢の貯金箱」に入る「夢の自動販売機」プロジェクトを始め、この自販機を1944年創立の日本を代表する新劇劇団の「劇団俳優座」(東京・港区)が設置した。設置場所は六本木にある劇団俳優座の稽古場で、所属する約150人の劇団員とこれを支えるスタッフが、渇いたのどを潤す度に寄付が積み重なっていくことになる。

「楽しくて深く、豊かでヒューマン」な舞台づくりを目指している劇団俳優座にはチャリティー活動をする俳優も多く、扱うテーマも社会問題を取り上げたものが中心だ。「文化活動団体として社会貢献活動は常に心がけなくてはいけないこと」(演劇制作部 武田明日香さん)と「寄付型」自販機の設置がすんなり決まった。(写真:劇団俳優座に設置された「夢の貯金箱」自動販売機)

劇団俳優座は7月5日(土)から13日(日)までの9日間、カナダの劇作家・モーリス パニッチ作「金魚鉢の中の少女」を俳優座劇場(東京都港区六本木)で上演する。劇団俳優座によると、子どもの視点から大人の矛盾に満ちた世界を鋭くユーモラスに描いた作品で、日本では初めての上演。予約時に「日本財団ブログマガジンを見た」と言えば特別割引料金が適用されるという。この機会に老舗劇団の舞台に触れてみてはいかがだろうか。(写真右:稽古場の様子。ここで“ヒューマン”な舞台が生み出される)

自販機寄付方式は「株式会社お問合せポータル」の協力でスタート。同社が自販機設置先と自販機メーカーとの間を調整して自販機を設置、この自販機で缶コーヒーやジュース、お茶などを購入した場合、1本につき10円を日本財団に寄付してもらう仕組みだ。日本財団では寄せられた浄財をホスピスやハンセン病回復者の子どもたちへの支援など、様々な社会問題解決のために活用する。劇団俳優座に先立ち、千葉市内の運送会社などにも設置されており、設置台数は劇団俳優座を含め9社の計13台(6月18日現在)になった。

夢の自動販売機についての問い合わせ先は日本財団夢の貯金箱(03-6229-5111)まで。
劇団俳優座への問い合せとチケットの申し込みは03(3470)2888・03(3405)4743(いずれも10:30〜18:30日祭日除く)まで。(長谷川隆治)


「金魚鉢の中の少女」
チケット申し込み 03(3470)2888/03(3405)4743まで
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