インターンシップに11人 学生の反応も上々 [2007年09月14日(Fri)]
日本財団 笹川陽平会長と面談 学生が一定期間、企業や団体で研修生として働き就業体験をするインターンシップが盛んになりつつあり、日本財団(笹川陽平会長)でも8月、11人の学生が11〜14日間のインターンシップを体験した。昨年に次いで2度目と歴史は浅いが、担当者は「学生にとってもステータスの高いプログラムとなるよう一層工夫したい」としている。 インターンシップは経済の低迷が長期化し雇用市場が冷え込む中、「自分に合った職場を探したい」という若者の意識に、「有為な人材確保」に向け短時間の試験、面接を中心にした従来の採用方法の見直しを図る企業側の動きも加わって急速に拡大、特に大学3年生にとっては秋から本格化する就職活動に先駆けた貴重な就業体験ともなっている。 今年、日本財団のインターンシップに応募したのは68人。書類選考や面接を経て最終的に大学生、大学院生11人(うち8人女性)の受け入れが決まり、海洋や国際協力、公益ボランティアなど事業部門に情報、総務を加えた計6部門に分かれ、それぞれ11〜14日間の実習を重ねた。 限られた期間とはいえ、たまたま8月11、12の両日には、神奈川県の湘南海岸で“夏の風物詩”湘南オープンウォータースイミングが行われたほか、同22日から4日間、モンゴルのウランバートルでWHO(世界保健機関)と日本財団の共催による「伝統医療国際会議」も開催され、インターン生はこれらイベントの事前準備や現場での運営、広報実務にも参加、密度の濃い内容となった。(写真:職員とともに打ち合わせするインターン生たち) 国際協力グループで実習した東大大学院1年の佐藤渓さんは昨年、外資系の金融機関でインターシップを経験しており今回で2度目。「前回に比べ職場の雰囲気も自由で、公益事業に対する助成の実態も見ることができた。以前からの希望でもあり、可能ならこうした職場で働いてみたい」と感想を語った。 インターンシップは、学生に職業観や就業意識を身に付ける機会を提供し、企業や団体が「優秀な人材を発掘」をする場でもある。日本財団の場合は2006年度のインターン生12人のうち5人が07年度の採用に応募、2人の採用が内定しているという。 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 〜投票募集のお知らせ〜 日本財団が主催する「CANPAN第1回CSRプラス大賞」のWEB投票が本日から始まります。 日本財団は、社会貢献活動を含めた企業のCSR(企業の社会的責任)活動を盛り上げるため、CSR総合情報サイト「CANPAN CSRプラス」を運営しております。そのCANPAN CSRプラスにて、CSRの取り組みを積極的に行っている企業を奨励し、応援することを目的として「CSRプラス大賞」を開催いたします。CSRプラス大賞は、ノミネート企業の中からウェブによる投票を通して、市民によって選ばれます。市民が選ぶCSR大賞は日本で初めての試みです。 投票期間は、本日9月14日(金)から9月30日(日)まで、表彰式は11月9日(金)です。WEB投票は、CANPAN CSRプラス内にて行えます。ご投票、お待ちしています。 |