日本財団の笹川陽平会長は2月16日、訪問先の佐賀県で佐賀新聞のインタビューを受け、その内容が3月9日付同紙に掲載された。この中で笹川会長は1年を迎えた東日本大震災について「“東北ガンバレ”“絆”“日本はひとつ”といった標語が飛び交っているが、自分を安全なところに置いて『頑張れ』と言うだけで被災地の苦しみや痛みが共有されていない」と指摘、広域処理が進まず膨大ながれきが復興の妨げになっている現状に疑問を投げ掛けた。

日本財団が日本歯科医医師会の協賛を受けて進める「TOOTH　FAIRY（歯の妖精）プロジェクト」の第8回目の歯科撤去金属の合計額が6900万円余に達したことが分かった。2009年6月から始まったこのプロジェクトの総計は3億2800万円にのぼり、全額が難病児とその家族が病院を離れて休息できる施設や、病室で家族が寝泊まりできる場の開設などに活用される。