的確な情報が心の支え 仙台出身のシニアボランティア夫妻 [2011年04月06日(Wed)]
海外で頑張る仙台市の我妻孝さんと妻の凰子(こうこ)さん 東日本大震災の被災地出身で海外に暮らす日本人は、その惨状をテレビやインターネットで知り、どんな思いをしているのだろうか。「家族は、実家は大丈夫だろうか」と心配し、つながらない電話にいら立ったことだろう。シニアボランティアとしてフィリピン・スワル市で活動している仙台市出身の我妻孝さん(68)と妻の凰子さん(67)も、故郷の大災害に衝撃を受けた東北人だ。不安にかられる夫妻を支えたのは2人を派遣した東京の技能ボランティア海外派遣協会(NISVA)からの細かい情報だった。2人は的確な情報がいかに重要かを今回の震災を通じて強く感じたという。 |