新技術の成果、中間発表 新造船のNOx80%削減に向け [2010年02月12日(Fri)]
満席の会場 地球温暖化が問題となる中、2016年以降、新たに建造される船舶から排出されるNOx(窒素酸化物)の量を現行より80%削減する新基準がIMO(国際海事機関)で採択されたのを受けて開発が進められる「スーパークリーンマリンディーゼル」(SCMD)の中間発表会が1月27日、東京・三鷹の海上技術安全研究所で行われた。SCMDはエンジン本体の改善と選択触媒還元方式(SCR)と呼ばれる後処理技術の組み合わせで基準達成を目指しており、中間発表の成果を受け、近く試験用機器の設計・製作、さらに実船試験に進む予定だ。 |