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ゴルフキャディ帽子が大人気 シニアボランティアが広める [2008年07月29日(火)]


ゴルフキャディ帽子をかぶったスワルの女性たち

いま、フィリピンのスワル市で日本のゴルフキャディ用の帽子が人気を集めている。布製の帽子は顔のかなりの部分を覆うことができるため、日焼け防止と暑い日差しを避けるには最適。需要が多く、製造が間に合わないほどだという。東京の技能ボランティア海外派遣協会(NISVA)から派遣された静岡市の鈴木智子さん(62)が持参した帽子を見た地元の人たちが自分たちもつくろうと動き出したのだ。

スワル市は、フィリピン・ルソン島北部のバギオの南にあるパンガシナン州にあり、首都マニラから車で約5時間。鈴木さんは2007年9月14日にスワル市に派遣され、ことし5月11日に帰国するまで8ヵ月にわたって地元の女性たち約50人にエプロン作りなどの縫製を教えた。ことしになって鈴木さんは日傘を紛失、日本の庭仕事に使っていたキャディ用帽子をかぶり講習会に出かけた。これが教え子の目にとまり「私たちもほしい」という声が上がった。(写真:帽子づくりを教えた鈴木さん)

縫製の講習を終えたあと、特別講習の時間を設け帽子づくりを教えた。4月3日の講習会終了式直後には、シニアボランティアの世話をしている現地のNISVAスタッフ二子石章さんも協力して「日よけ帽子のプロジェクト」を結成、数十人の女性が参加した。作った帽子は当初女性たちがかぶっていたが、これを見た地元の人たちから売ってほしいという希望が続出し、中には100個単位の注文もあった。1個の値段は75ペソ(約187円)で、うち25ペソ(約62円)が女性たちの収入になる。スワル市の幹部はこの帽子を「スワルブランド」として、フィリピン全土に広げたいと意気込んでいるという。(写真:NISVAスタッフの石井裕子さんにフィリピンの活動を報告する鈴木さん)

鈴木さんは専業主婦だが、ふだんからだれかに役に立つことをやりたいと考えていた。NISVAから洋裁を教えるためにスリランカに派遣された埼玉県所沢市の中城茂登子さん(78)が活躍しているという新聞記事を見て「私のやりたいことはこれだ」と思い、シニアボランティアに応募した。東京の文化服装学院を出ており、洋裁を教えることに不安はなく、フィリピンに行くことに家族も賛成してくれたという。帰国したいま、鈴木さんは「多くの人と触れ合ったことが忘れられない。いつもフィリピンのことを思っています。本当に楽しい8ヵ月でした」と振り返っている。(写真:インドネシアに派遣される小沼守さん(左)とNISVAスタッフ)

NISVAは日本財団の支援でシニアボランティアをアジアの途上国に派遣しており、スワル市では現在3人がこれまでの経験を生かして現地の人たちに洋裁や溶接を教えている。(石井)


*動画はコチラ(0:55秒)


ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:22 | 国際 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)