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ベトナムでの小学校建設事業に寄付 ボランティア団体のアーク [2008年07月17日(木)]


日本財団笹川陽平会長と「アーク」代表北條友梨さん


世界の恵まれない子どもたちのためのチャリティ活動をしている東京・世田谷区のボランティア団体「アーク」の北條友梨代表と副事務長の松野記世実さんが6月25日、日本財団を訪れ、アジアの小学校建設に使ってほしいと、350万円の寄付金を持参した。日本財団の笹川陽平会長は「いただいた寄付金は責任を持って活用させていただきます」と述べ、NPO法人アジア教育友好協会(AEFA)を通じてベトナムでの小学校建設に使う計画だ。(写真右:北條代表と松野さん)

北條さんは1994年にアークを設立。支援を求めてくる人がいれば支えるという信念で、これまでにカンボジアや中国に小学校10校を建設してきた。この6月1日に埼玉県西武園ゴルフコースでチャリティイベントを開催、参加した漫才コンビ「おぼんこぼん」、歌手千葉マリアさんと元「狩人」の加藤高道さん、俳優黒田アーサーさんなど、有名人を含む約180人がチャリティーオークションに参加し約270万円が集まった。その他、会員からの会費や前年度からの繰越金を合わせて、アジアの途上国での学校建設事業に取り組む日本財団に寄付することにしたという。(写真左:日本財団発行の「アーク」宛領収書)

日本財団への寄付は、財団がアジアの途上国での学校建設事業に取り組んでいるのを知ったからだという。北條さんは、父親に「困った人がいたら自分の服を脱いででも助けなさい」と育てられた。その父親は小学生の時に病死、母親も後を追うように間もなく亡くなった。2歳下の弟もこの世を既に去っており、1人取り残された。それでも自分は楽観的だと語る北條さんは、「“される”より“してあげたい”病なの。教育がすべての発端だと思うから、貧しい子どもたちに教育を受けさせてやりたい。自分の力で生きていけるように、貧しくても教育だけは受けられるような環境を用意してあげたい」とボランティア活動の目標を話してくれた。

アートの寄付金で学校を建設するのは少数民族の多いベトナム中部のコントム省で、今月中に着工予定だ。ここはベトナム戦争当時、戦闘が最も激しかった地域で、ドイモイ政策で経済成長が豊かなベトナムの中で、いまも開発が遅れている。しかも土地がやせていて住民は食べることに精一杯なため、教育までに手が回らないのが現状だという。今後「アーク」からの寄付金で取り組む小学校建設の進捗状況については、日本財団の「夢の貯金箱」オフィシャル・ブログ(http://blog.canpan.info/yume-cho/)で公開する予定。(写真右:ベトナム小学校建設事業につき説明をうける「アーク」北條さんと松野さん)(森 啓子)
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 10:11 | 寄付 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
日本人の証求めて16人来日 比残留2世 [2008年07月17日(木)]


記者会見にのぞむフィリピン残留2世ら

戦前戦中にフィリピンに移り住んだ日本人男性の子として生まれ、戦後現地に取り残されたフィリピン残留2世ら16人が15日、一時帰国した。フィリピン残留2世の集団帰国は2005年以来3回目。就籍による日本国籍の取得を目指し東京家裁の調査官との面接に臨むほか、上智、早稲田両大学での講演会に出席して残留2世が置かれた厳しい現実を訴える予定だ。

一行はアンティケ州に住むアブラハム・ナカさん(75)=日本名・仲治男=ら男性7人と女性9人。タルラック州のコンチータ・ティンボルさん(82)は日本人1世の妻で障害者の2世の代理として参加した。全員が日本国籍の取得に向け東京家裁に就籍の申し立てをしているが、ダバオ市のグロリア・セキニアさん(64)=同・外薗キク=は「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」(PNLSC、東京)の調査で父親の外薗秀雄さんの出身地である鹿児島県に住む親族が確認されている。(写真:日本語で心境を語るナカさん)

一行は15日午後、成田に到着、衆議院第1議員会館で会見に臨んだ。席上、就籍事業を全面支援する日本財団尾形武寿理事長は「高齢を迎えた残留2世には時間がない」と国会の協力を要請、これを受け、このほど発足したフィリピン残留日本人問題等特別委員会の中山太郎最高顧問は「最大限、力を貸していく」と答えた。

次いで16日には親族との対面のため鹿児島を訪問した外薗さんを除く15人が日本財団を訪問し、笹川陽平会長は「皆日本人の顔だね」と笑わせた後、「引き続き全力で支援する。希望を失わないで頑張ってほしい」と激励。就籍手続きを担当する河合弘之弁護士は、中国政府が発行する孤児証明書を決め手に日本国籍取得手続きが進められた中国残留孤児のケースを紹介しながら「就籍手続きだけでは限界がある。政治の力も必要で協力を求めたい」と語った。(写真:激励する笹川会長)

この後、各2世があいさつに立ち、ラナオデルスル州のアントニオ・キタムラさん(77)は「生きていくうえで一番の困難は差別の存在だった。親戚からも厳しく差別された」と厳しい生活の一端を語り、ダバオ市のイレネア・イッダンさん(73)=同サカガワ・トミコ=は「日本の歌も唄える」と戦前ヒットした「愛国行進曲」を披露し、取材陣からも拍手を浴びた。(写真:日本の歌を唄うイッダンさん)

一行は調査官との面接や講演会のほか都内観光などを交え「父の国」に1週間滞在、21日帰国し、親族の名乗りや就籍の審判を待つ。(宮崎)

*帰国者の詳細なプロフィ−ル(pdfファイル)はコチラからダウンロードできます。

*サカガワさんの歌など記者会見の動画はコチラ(2:31秒)

ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:20 | 国際 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)