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17人が途上国で活躍 第2の人生をボランティアで [2008年05月09日(金)]


子どもの家スタッフと大作さん(中央)

アジアの途上国で経験豊富なシニア世代の技術を生かすために活動している技能ボランティア海外派遣協会(NISVA)が設立されて4年目に入り、現在17人のシニアがそれぞれの分野で活躍中だ。4月にはフィリピン・パンガシナン州スワルの孤児院「子どもの家」で1年間ボランティア活動をしてきた東京出身の大作佳子さん(66)が帰国、元気な姿をNISVAに見せた。

栄養士の資格を持つ大作さんは、子どもの家で食事内容の改善と洋裁の指導に当たった。マニラから車で約5時間のスワル市にある子どもの家は、ストリートチルドレンを保護し、人間として心豊かに生活できる場所を提供しており、大作さんは13人の子どもたちと生活を共にした。子どもたちからは「よっちゃん」と呼ばれ、母親のように慕われたという大作さんは、1年間の生活を振り返り「日本にいたころよりもいろいろいろなことを経験し、楽しい思い出がたくさんできました」と話した。(写真:子どもたちからお母さんのように慕われた大作さん)

大作さんは、栄養指導、洋裁のほかに子どもたちに時計の読み方、衛生指導もした。時計の読み方では約束を守ること、時間の大切さを教え、衛生指導では石けんをトイレやキッチンに置き、手洗いの習慣をつけさせた。しつけの面ではあいさつをする際は相手の目を見るように教え込んだという。「子どもたちは素直で明るい。本当に教えがいがあった」という大作さんは、機会があれば子どもの家を再訪することを考えている。(写真:スワルの日本人ボランティアたち)

同じスワル市では、2007年12月から、元陸上自衛隊の根〆文雄さん(61)が地元の若者たちに溶接を教えている。子どもの家での大作さんらの働きぶりに感心したスワル市長が、NISVAに溶接のできる技術者養成の指導者派遣を要請し、根〆さんが選ばれた。元自衛官の派遣はこれが初めてで、NISVAは根〆さんに続く元自衛官の登録を求めて、元自衛官の就職などを担当する首都圏の自衛隊地方協力本部援護課を回り、協力を呼びかけた。この結果、埼玉県所沢市在住の元自衛官(60)の応募があり、ことし10月にスワル市に溶接指導で派遣される予定だ。(写真:大作さんと小柳津浩之チーフ・コーディネーター)

NISVAによると、途上国に派遣されたボランティアには月額12万円の現地生活手当を支給するほか、通訳もつくので言葉の心配もないという。現在、この海外ボランティアへの登録者は261人で、NISVA は「第2の人生を途上国のボランティアとして役立ててほしい」と、登録を呼びかけている。(石井)
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:13 | 国際 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
サイクロン被害のミャンマーに緊急支援 ASEAN通じ1000万円の物資 [2008年05月09日(金)]


ミャンマー辺境の子供たちを支援(100校目の小学校の前で笑顔の子供たち)

大型サイクロンに襲われ、甚大な被害が出たミャンマーに対し、日本財団は、1000万円相当の緊急物資を支援することを決めた。緊急支援はASEAN (東南アジア諸国連合)事務局との間の共同事業として実施し、援助物資はタイ空軍機でミャンマーに輸送する。
日本財団は、内戦と地震の被害で住まいをなくしたスリランカの難民に対し、2006年度から3年の予定で30万ドルずつの食料・衛生用品の緊急援助を実施している。(写真:昨年夏に緊急支援に集まったスリランカの避難民)

今回の緊急支援は、ASEANのスリン・ピッスワン事務局長(元タイ外相、2008年1月に就任)の要請を受け急きょ決定した。ミャンマー政府の6日の発表では、5月2日−3日にミャンマー南部を直撃した大型サイクロン「ナーギス」により、死者2万2000人、行方不明者4万1000人以上の被害が出た。数十万人が住む家を失ったと見られ、被害はさらに拡大する恐れがある。

軍やNGOによる救援活動は始まったばかりで、食料や医療品が不足し、伝染病の流行が心配されている。日本財団は、ASEANと協議し、援助する物資の内容を決めた。援助物資はタイで急ぎ調達する。これらはタイの空軍機でミャンマーに輸送、同国政府が被災者に配布する。

日本財団は、ミャンマー北部の辺境地区シャン州で、2002年度から現地NGOの協力を得て小学校100校の建設を行い、07年5月に計画を達成した。この後も引き続きこの事業を継続、さらに100校の建設を進めている。

ASEANは、東南アジア10カ国の地域協力機構で、事務局はインドネシアのジャカルタに置かれている。域内の人口は約5億8000万人(2005年現在)ミャンマーはラオスとともに1997年に加盟している。(石井)

(英文記事はコチラ
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:03 | 国際 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)