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ママさんたちが初の定期演奏会 神戸のマミーズブラス [2008年03月19日(水)]


マミーズプラスの定期演奏会

1995年1月17日の阪神・淡路大震災後に、子育て支援の活動の一環として「子どものための演奏会」を続けてきたNPO「IMMC」(石野靖弘理事長)が結成した母親たちのブラスバンド「マミーズブラス」が3月9日、神戸市内で一般向けの初めての定期演奏会を行った。「もう一度音楽をやりたい」という夢がかなった母親たちは、息の合った堂々としたブラスバンドの響きを披露、詰め掛けた約600人の聴衆からは大きな拍手が送られた。
(写真:石野理事長は写真撮影を担当)

石野さんは音楽大学で打楽器を専攻したが、学生時代のアルバイトである写真の道に進み、神戸市内で写真店を経営している。震災後、感受性の強い子どもたちに音楽を聞かせようと「子どものためのコンサート」を企画、以来年6回のペースでクラッシクを中心に親子で楽しめる演奏会を開いてきた。06年にはNPOの法人となり、活動の幅を広げている。こうした演奏会を通じて、学生時代に楽器に触れたことがある母親たちから「音楽をやりたいが、子育てのために余裕がない」という声を聞いた石野さんは、保育士の協力を得て、神戸市中央区の「北野工房のまち」(昭和6年に建てられた旧北野小学校の校舎を利用した建物)などを利用して、母親たちの吹奏楽のマミーズブラスを結成した。(写真:演奏開始前に記念写真の撮影)

呼び掛けに対し、70人を超える団員が集まり、毎週木曜日の午前中に2時間半の練習を行い、年間で48回を数えた。子どもたちは保育士に面倒を見てもらい、母親たちは元大阪フィルハーモニー交響楽団トランペット奏者の吉田治人さんの指導で懸命に練習を続けた。
日本財団の支援で開いた初の定期演奏会には、臨月近い打楽器担当など60人を超えるメンバーが参加、吉田さんの解説と指揮で「サウンドオブミュージック」など、11曲を演奏した。

           
         
真剣な表情での演奏           紙やすりを使った楽曲なども紹介

会場には幼児からお年寄りまでが集まり、楽器を持った母親が控え室から姿を見せると「お母さーん」や「がんばれー」といった声援が飛んだ。第1部では正装で演奏したメンバーは第2部ではおそろいのピンクのTシャツとGパン姿で登場、演奏に合わせて飛び跳ねる幼児もおり、会場はなごやかな雰囲気に包まれた。演奏会が終わると、ブラスの1人が「私たちの活動はまだ始まったばかりです。サポーターになってください」と会場に呼び掛けた。ホルンを担当し、メンバーによるコーラスの際感極まって涙を流したという杉本美穂さん(32)は「子どもの体調が悪いと練習に出られないメンバーもおり、その人をみんなで気遣った。思いやりの大事さを学びました」と話していた。
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 10:10 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(2)