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知恵と努力で「寄付」拡大を NPO資金開拓フォーラム [2008年03月11日(Tue)]


東京・中野で開かれた「シーズ」のファンドレイジングセミナー

福祉や教育・文化、国際協力などさまざまな分野でNPO(Nonprofit Organization)の活動が広まっている。営利を目的とせずに社会貢献活動に取り組むNPOは、1998年に特定非営利活動促進法(NPO法)が施行されて法人格を取得する団体が増加、今では全国で3万3千を超える法人数となっている。社会にとって不可欠な構成要素となったNPOだが、悩みの種は活動資金の確保だ。

NPOの収入は@会費A事業収入B寄付C助成金D補助金E借入金――などで構成されるが、ほとんどの団体で収入不足が活動の足かせになっているのが実情だ。そこでNPOの活動を支援し、情報や運営ノウハウを提供している「シーズ=市民活動を支える制度をつくる会」は、3月24日に「NPOファンドレイジングフォーラム2008」を開催し、具体例を基にファンドレイジング(資金開拓)の拡大方法を考える。

シーズはフォーラムに先立ち、NPOのファンドレイジングのための連続セミナーを東京と大阪で開催し、「資金開拓の意義と課題」「団体の魅力の伝え方」「データベースの役割と活用方法」「パートナーシップの築き方」などについて提案してきた。「資金開拓源」として特に「寄付行為」を重視、日本では難しいとされる「寄付」を、継続的に確保している団体の例などが紹介された。(写真:参加者は資金開拓の可能性を求め、真剣にメモを取った)

年間22兆円の個人寄付が集まる米国に比べ、日本はその1000分の1に留まっているのが現実だが、講師となった松原明シーズ事務局長は、「寄付を求める側に工夫と努力があれば、日本でも寄付による資金開拓は大いに可能性がある」と力説した。見落としてならないのは「寄付をしようと考える人が関心を持つのは、NPOという団体についてではなく、寄付したお金が何のために使われるのかということ」。(写真:「寄付者の気持を考えよう」と解説する松原事務局長)

従って「NPOは、社会的課題と寄付者となる人々を繋いでいく存在」ということになり、松原事務局長はその「つながり力」が寄付者の満足と寄付の継続となっていく仕組みを解説し、団体側はそのための努力を怠っていないか、常に省みる必要があると強調した。セミナーには毎回、NPO関係者や行政、財団法人などの参加者が詰め掛け、多くの団体で資金開拓が切実な問題であることをうかがわせた。

「フォーラム2008」は3月24日午後7時から、東京・赤坂の日本財団(2階会議室)で開催される。ファンドレイジング道場主宰の鵜尾雅隆さんが問題提起をし、難民支援協会の鹿島美穂子さん、ワールドビジョンジャパンの高木克巳さん、あしなが育英会の山北洋二さんが加わってパネルディスカッションが行われる。定員は100人。参加費は無料だが、シーズ(電話03−5227−2008)への事前申し込みが必要。

シーズはNPOへの寄付金が集まりやすくなるよう、制度改正の働きかけを続けているが、フォーラムの開催などを通じ、日本でも資金開拓のノウハウを共有するネットワークを立ち上げ、各NPOの資金開拓担当者を支援していきたい考えだ。
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ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:49 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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