7カ国12団体が熱演 カンボジア国際芸術祭 [2008年03月04日(火)]
![]() カンボジア音楽祭 障害を乗り越えプロとして活躍するアーティストによる芸術祭が2月23日から8日間、カンボジア・プノンペンで開催され、アジア7カ国から計12団体・個人が参加。力強いパフォーマンスを通じて自らの可能性をアピールするとともに、障害者に勇気と自身を持つよう訴えた。 芸術祭の正式名称は「障害者の国際芸術祭 スポットライト」。カンボジアのNGO「エピック・アーツ」の主催で、昨年、ラオスで開催された「障害者のための国際音楽祭」と同様、東南アジア地域で学校建設や義足義肢の無料配布など幅広い活動を展開する日本財団が全面支援し実現した。 初日の23日にはカンボジアの国立劇場に当たるチャトモック劇場で午後6時過ぎから開会式を開催。定員700人の会場には障害者団体関係者や一般客など800人が詰め掛け、文化大臣を務めたこともあるダッハ・デリ王女も主賓として姿を見せた。冒頭のあいさつで笹川陽平・日本財団会長は「芸術祭は多くの人々に障害者に対する差別と偏見を持つことが不要であることを知ってもらい、障害者自身が自信とプライドを持つ機会となるよう企画された」、「芸術が障害者と健常者を分ける垣根のひとつを壊す役割を果たすことを期待する」などと述べた。(写真:オレンジの洋服が王女) 次いで開会式の特別公演ではカンボジアの視覚障害者コング・ナイさんやシンガポールの聴覚障害者ラメッシュ・メヤバンさんらが歌やパントマイムを披露、最後に鉢巻きにハッピ姿の「甲州ろうあ太鼓」(桜木力代表)のメンバー8人が登壇し15分間にわたり「時の音は人と」など2曲を演奏。力強い太鼓のリズムに会場からは手拍子も上がり、演奏後、ダッハ王女は「音が聞こえず、指揮者もいないのに、どうしてあんなにうまく演奏できるのか」と驚きを漏らし、桜木代表は「“音が聞こえなくても、やればできる”というメッセージを伝えることができた」と語った。(写真:ろうあ太鼓)芸術祭の期間中、各出演団体は障害者との交流、ワークショップを重ね、特に甲州ろうあ太鼓の一行は、芸術祭の一環として2月25日に市内の福祉施設で行われた「アマチュア障害者発表会」や日本大使館主催の日本・カンボジア国交55周年記念式典にも参加した。 カンボジアは近年、著しい経済成長を続ける一方、現在も未処理のまま残される膨大な地雷や不発弾に加え、長年の内戦で医療の立ち遅れ、医薬品の不足が続いたこともあって身障者の割合は人口の5%と極めて高い数字となっており、今回の芸術祭が企画された。来年以降、どのような形で芸術祭を継承するか、引き続き検討される。 *芸術祭での演奏・演技はコチラからご覧になれます |






初日の23日にはカンボジアの国立劇場に当たるチャトモック劇場で午後6時過ぎから開会式を開催。定員700人の会場には障害者団体関係者や一般客など800人が詰め掛け、文化大臣を務めたこともあるダッハ・デリ王女も主賓として姿を見せた。冒頭のあいさつで
次いで開会式の特別公演ではカンボジアの視覚障害者コング・ナイさんやシンガポールの聴覚障害者ラメッシュ・メヤバンさんらが歌やパントマイムを披露、最後に鉢巻きにハッピ姿の「