第2回のSYLFF賞にリゴベール氏 コンゴ民主共和国の平和構築に貢献 [2008年01月30日(水)]
![]() リゴベール・ミナニ・ビフゾ氏と笹川会長ら 国際社会の次世代のリーダー育成を目指して1987年にスタートしたヤングリーダー奨学基金(SYLFF)の奨学生のうち、目覚ましい功績のあった人を表彰するSYLFF賞の第2回受賞者にコンゴ民主共和国(旧ザイール)のNGO(非政府組織)活動家リゴベール・ミナニ・ビフゾ氏(47)が決まり、1月25日、東京都港区の日本財団ビルで授賞式が行われた。 ヤングリーダー奨学基金(1大学100万米ドル)は現在、世界44カ国68大学に設置されており、この20年間に奨学生に選ばれた大学院生は1万人を超す。SYLFF賞は2004年に設けられ、3年ごとに選考を行う予定で、第1回は3人が受賞しており、リゴベール氏は4人目の受賞者。13カ国15大学から推薦された計16人から奨学事業運営委員会が全会一致で選んだ。 基金の設置校であるイタリア・パレルモ市のペドロ・アルペ社会センター在学中の95年、奨学生に選ばれ、以後、3年間、奨学金を受け、政治学の高等研究学位などを取得した。人権擁護・市民教育に取り組むNGOの創設者、代表者として広く活躍しており、2006年に40年ぶりに実施されたコンゴの大統領および国民議会議員選挙では5万人に上る国内選挙監視委員と125人の国際監視員の先頭に立ち、この国の和平プロセスを前進させた。(写真:講演者のリゴベール・ミナニ・ビフゾさん) 授賞式では各大学に基金を寄贈してきた日本財団の笹川陽平会長が盾を、基金の運用管理を担当する東京財団の加藤秀樹会長が賞金を贈り、笹川会長は「内戦や紛争の解決で民間人が果たす役割はますます大きくなる。コンゴだけでなく世界の紛争解決に尽力してほしい」と激励。これに対しリゴベール氏は「賞は今後“さらに努力せよ”との激励の意味と理解する。“世界は一家、人類皆兄弟”の理念に立って一層の努力をしたい」と決意を述べた。(写真:会場のようす)コバルトや工業用ダイヤモンドなどを産するアフリカ最大の鉱物資源国であるコンゴは、20世紀後半以降、内戦・紛争が続き、犠牲者は500万人を超すといわれる。リゴベール氏自身も七歳のころ内戦に伴って難民生活を体験しており、賞金は全額、自ら支援している50人の孤児の教育資金に当てるという。授賞式でリゴベール氏は「50人の孤児のうち33人の親はエイズで亡くなった」と説明、コンゴ民主共和国の子どもたちが置かれている悲惨な実態を紹介した。 |






基金の設置校であるイタリア・パレルモ市のペドロ・アルペ社会センター在学中の95年、奨学生に選ばれ、以後、3年間、奨学金を受け、政治学の高等研究学位などを取得した。
授賞式では各大学に基金を寄贈してきた日本財団の