笹川会長に国際ガンジー賞 ハンセン病制圧活動に貢献 [2007年04月13日(Fri)]
国際ガンジー賞を授賞した笹川会長 長年、ハンセン病制圧活動に貢献してきた日本財団・笹川陽平会長にインドの国際ガンジー記念ハンセン病財団から「国際ガンジー賞」が贈られることになり、4月12日、インド゙・マハラシュトラ州にある同財団で授賞式が行われた。 ガンジー記念ハンセン病財団はハンセン病の制圧を目的に1951年に設立された。1986年に国際ガンジー賞が設けられ、ハンセン病の制圧や患者・回復者の尊厳回復に貢献した人物に授与される。ハンセン病制圧関係では最も権威ある賞とされ、トルコとインドの医師が第一回の受賞者となって以来、当初は2年、最近は3年に1回、受賞者を決めている。今回の受賞者は笹川会長1人で、日本人の受賞は初めて。 授賞式はハンセン病財団の庭に特設された巨大なテントで行われ、ハンセン病制圧活動を進めるNPO団体の関係者ら300人が出席。選考委員長でもあるインドのシュリ・バイロン・シン・シェクハワット副大統領から賞状とメダルが直接手渡された。これに対し笹川会長はハンセン病の医学的制圧にめどが付いた現在も患者や回復者、家族が依然、深刻な偏見やスティグマ(社会的烙印)にさらされている現実を指摘、「賞は“回復者が社会の一員として尊厳を取り戻すまで頑張れ”との励ましと受け止めている」と謝辞を述べた。 |