ボートピアでまんじゅう販売 障害者の手作り [2007年04月12日(Thu)]
ボートピア三日月で手作りまんじゅうを販売するSAKURAのメンバー 佐賀県小城市三日月町にある競艇舟券売り場・ボートピア三日月で、佐賀市大和町の知的障害者授産施設「SAKURA」(角田隆宣施設長)の知的障害者手作りのまんじゅうが販売されている。1月開催のG1レース「全日本王者決定戦」の際に4日間販売したところすぐに完売。その後も3月までボートピアがオープンしている平日に限って試験的に限定販売していたが、競艇ファンに好評のため販売を延長し、4月からも提供を続けている。全国にあるボートピアで障害者がつくった商品を販売したのは初めて。 SAKURAの梶川泰弘指導主任によると、まんじゅうづくりは、入所者の就労プログラムの一環として始めた。種類は白まんじゅう、味噌まんじゅうを中心に4種類あり、いずれも無添加で1個50円と格安だ。一日120個を作り、午前11時から販売をしているが、約2時間で完売している。商品開発には、半年以上かけており、値段が安くとも味には自信があるという。 SAKURAは、日本財団の支援で2005年4月にオープンした。現在入所者は24人でまんじゅうのほか、洗車サービス、さおり織り(伝統織物)、空き缶・古紙の回収、清掃サービスなど幅広い就労プログラムがある。中でも、洗車サービスは、佐賀市内の養護学校の職員らと契約して定期的に洗車とワックスがけをしているという。 3月下旬には、県立小城高校(唐津市)の春の選抜高校野球への出場を祝って唐津市から依頼され、桜餅600個をつくり、ボートピア三日月で先着300人に無料で配った。梶川主任は「メーンはまんじゅうづくりと洗車サービスだ。ボートピアではSAKURAがつくっていることは特に知らせていないが、味もよくて50円と安いので買ってくれる人が多いのだろう」と話している。 |