3人が親族と対面〜一時帰国のフィリピン残留日本人〜 [2006年10月19日(木)]
|
日本戸籍を取得するため一時帰国しているフィリピン残留日本人2世15人のうち3人が10月19日、広島市と那覇市でそれぞれ親族と対面した。
3人は田中チュオドラさん(75歳)と神山ツキコさん(83歳)、シゲルさん(81歳)姉弟。田中さんは広島県在住の異母兄の子と、神山さん姉弟は沖縄在住のいとこと、それぞれ対面した。うち田中さんは午前10時半過ぎJR広島駅に到着、改札口前に出迎えた関係者と手を握り合い「神様のおかげです」と喜びを語った。 一時帰国中の15人は、8月30日に東京家庭裁判所に就籍を申し立て、調査官面接のため12日、来日した。就籍を支援している「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」は、“戦争の落とし子”でもある残留日本人2世がおかれている状況や問題点を広く日本社会に伝えるため、記者会見やシンポジウムを開催。新聞やテレビの報道を目にした関係者が今回、名乗りを上げ、この日の対面となった。 フィリピン残留2世の多くは敗戦後、父親が日本に強制送還され、残された家族は、ゲリラや市民からの弾圧を恐れ、現地名に変えるなど日本人の子であることを積極的に隠してきた。多くは、山奥で隠れるように生活してきており、日本人である証明が困難となっている。 現在までに身元不明者約800人が確認されており、日本財団はリーガルサポートセンターへの支援を通じて、3年間で500人の就籍を目指すことにしている。 ![]() 神山さん姉弟(沖縄にて) |





