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外国人の子どもを高校に! 神戸でチャリティコンサート [2010年02月17日(水)]


神戸新聞松方ホールで開かれたチャリティコンサート

兵庫県内で暮らしている外国人の中学生は韓国・朝鮮籍を除くと、全日制高校への進学率が約50%にとどまっているという。こうした子どもたちを一人でも多く進学させようと、NPO神戸定住外国人支援センター(KFC、金宣吉理事長)は、2008年から「定住外国人子ども奨学金」制度を設立、これまでに6人に奨学金を贈っている。この制度を多くの人に知ってもらい、収益を奨学金として活用するため、2月7日には、日本財団の支援で神戸市の神戸新聞松方ホールでチャリティコンサートを開いた。コンサートは初の試みだが、400人以上の聴衆が集まり、終了後には奨学金の募金箱に寄付する人たちの姿が目に付いた。
KFCの金理事長(右端)ら

KFCは、1995年の阪神・淡路大震災の後、ボランティアたちが設立した「兵庫県定住外国人生活復興センター」と「被災ベトナム人救援連絡会」が震災救援という枠を超えて、日常的に外国人支援に取り組もうと1997年に統合して発足した。職業や住宅など日常生活にかかわる相談のほか、日本語学習のための支援活動や子どもの自立支援、高齢者の介護事業など、幅広い活動をしている。

募金を呼び掛ける奨学生

チャリティコンサートは、ピアニストの山川亜紀さんが司会を担当。第1部は山川さんのピアノ伴奏で、ソプラノ歌手の田中留美子さんが、英国のスーザン・ボイルさんが歌って有名になったシェーンベルクの「かなわぬ夢」など8曲とアンコール曲を歌った。休憩を挟んで、6人の奨学生(第1期生3人、第2期生3人)が舞台に立って、お礼のあいさつと自己紹介をした。

舞台であいさつする6人の奨学生

このうち第2期生で、姫路市の播磨高校に通う大西彩加さん(17)は、2008年に中国四川省から母親と一緒に来日した。大西さんは「時々疲れることもある。よく頑張れといわれるが、頑張りたくないときは頑張らなくていいと思う」と話していた。6人に対し、山川さんが作詞・作曲した「未来へ」という歌がプレゼントされた。第2部ではトランペット(2人)、ホルン、トロンボーン、ベーストロンボーンによる金管五重奏があり、「G線上のアリア」などのクラシック曲から「崖の上のポニョ」といった子どもにも分かりやすい曲も演奏された。

演奏会後に募金をする人が多かった

コンサートの終わりに金理事長があいさつ。「こんなにたくさん集まっていただき感無量だ。日本は豊かな国なのにお金がなくて高校に行けない外国人の子どもが多い。多くの人が支援の輪に加わってほしい」と訴えた。同支援センタ―によると、4月からの第3期生として3人の奨学生が決まっており、支援を受ける外国人の子どもはこれまでの6人と合わせて9人となる。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:18 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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