「液晶って何だ」 企業OBが子どもたちに出前授業 [2010年02月12日(金)]
![]() 熱心に話を聞く子どもたち(講師は松下さん) 三菱関係の企業グループOBが所属する「ダイヤかながわ交流会」のメンバーで組織する「NPOかながわ子ども教室」(岡田雅韶理事長)が1月30日、横浜市磯子区の市立岡村小の放課後キッズクラブで、「液晶」に関する出前授業をした。シニア世代の知識や経験を生かして、小学生に「楽しい科学」と「楽しい暮らし」の2本立てで、映像を使い、子どもたちと一緒に実験もやりながら分かりやすく解説する特別教室だ。この日は、旭硝子OBの松下繁さんが講師となり、テレビやパソコンに使われている「液晶」について勉強した。 |
![]() 液晶の現物を見せる松下さん ダイヤかながわ交流会は2004年から小学生向けの出前授業を実施し、2009年にはNPOかながわ子ども教室(会員40人)を立ち上げた。年間約150回の教室を神奈川県の横浜、川崎、鎌倉、茅ヶ崎の4市で開いており、日本財団も活動を支援している。この日の出前授業には松下さんのほか、サポーターとして副理事長の藤井利勝さん(東京三菱UFJ銀行OB)や理事の大竹寿利さん(三菱レイヨンOB)ら6人も参加した。横浜市では小学生を対象に放課後、小学校の施設を活用し「遊び」と「生活」を融合させた「居場所づくり」の事業を行っており、出前授業もその一環だ。 ![]() 子ども教室のメンバー、左から松下さん、藤井さん、大竹さん この日、集まったのは同小の1年―5年生の計10人で、いずれもが理科に興味のある子どもたちだ。松下さんは持ってきた液晶の現物を子どもたちに見せ、さらに映像を使って液晶の性質や役割を分かりやすく説明した。クイズも出し、子どもたちからは素朴な質問も出た。松下さんは授業の中で「自然はすべての先生なので、よく観察してください」と呼び掛けた。 ![]() 光の3原則の実験に子どもたちも喜んだ この日サポーターとして参加した藤井さんは、子ども教室で「楽しい暮らし」の中の「食べ物教室」を担当しており、子どもたちに食料の輸入が止まったらカレーライスはどうなるのかといった身近な話題で、食べ物について関心を持たせているという。大竹さんも「楽しい暮らし」の「世界のことを知ろう」担当として、オリンピックやノーベル賞を題材に授業をしている。それまで自宅に引きこもりがちだった人がこども教室のメンバーになり、元気になったと家族から感謝されたこともあるという。 ![]() 子どもたちは液晶画面表示クイズにも挑戦した メンバーはさまざまな分野の専門家が多く、「科学」は9分野、「暮らし」は5つの分野で教室を開いている。子ども教室は「思いやり、感謝、強く生きる心を育むこと」をモットーにしているが、シニアたちのこうした思いは、子どもたちにも伝わっているようだ。(石井克則) |











