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シニアボランティア派遣に感謝 フィリピン・スワル市長来日 [2010年02月08日(月)]


笹川会長とスワル市長(左から2人目)

アジアの途上国で熟練した技術を生かしてもらおうと、シニアボランティアを送り出している「技能ボランティア海外派遣協会」(NISVA)から、延べ12人を受け入れているフィリピン・スワル市のジョン・ロッドニー市長(35)が来日、1日午後日本財団を訪れ、笹川陽平会長にボランティア派遣に対するお礼のあいさつをした。
あいさつする市長(右)

NISVAは日本財団の支援で設立、草の根交流をモットーに2005年からフィリピンを中心にアジアの途上国にシニアボランティアを派遣している。市長は父親の経営する建設会社で勤務したあと、2004年に市長に当選した。同市には東京電力と丸紅が経営するフィリピン最大の石炭火力発電所があり、同市は地元住民が発電所関連の仕事を得るため職業訓練をしてほしいと、NISVAフィリピン代表の二子石晃氏を通じてNISVAに要請した。これを受けて2007年からシニアボランティアの派遣を続けている。これまでに縫製関係4人、溶接関係3人、生活指導(ストーリートチルドレンの養護施設など)3人、重機のオペレーションとメンテナンス2人の計12人がスワルに派遣され、現在も6人(ほかに1人が一時帰国中)が現地の人々に熟練した技術を伝えている。

この日、副市長、総務部長、小柳津浩之NISVA事務局長、二子石代表とともに日本財団を訪問した市長に会った笹川会長は「シニアボランティアを受け入れてくださり、心から感謝します」と述べ、さらに「西洋の指導者は上から命令するという教え方だが、日本人はその国の伝統や歴史を考え、ともに汗を流して勉強する姿勢で教えている。技術だけでなくこうした日本精神も勉強してください」と要請した。(写真:笹川会長との歓談風景)

これに対し市長は、自衛隊OBの根〆文雄さん(63)らの指導でこれまでに80人が溶接技術の訓練を受け、独自に溶接ができることになったことなどを説明したほか「ボランティアに日本の文化も教えてもらっている」と語り、ボランティア受け入れの効果が大きいことを強調した。最後に笹川会長は「シニアボランティアを受け入れて成功したという市になってほしい」と激励した。

NISVAによると、二子石代表は1996年スワル市にストリートチルドレンのための施設を設立した。これが縁で同市の信頼を得、シニアボランティアの派遣が始まった。溶接のほかにも静岡市の鈴木智子さんの指導で日焼け防止と強い日差しを避けるためのゴルフキャディ用の帽子づくりが定着するなど、シニアの技術や知恵が現地の人々に役に立っている。スワル市は首都マニラの北約200キロのパンガシナン州にあり、地元民の多くは農業と漁業で生計を立てている。(石井克則)
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:14 | 国際 | この記事のURL | コメント(2)
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コメント
日本財団ブログマガジン担当各位
取材ありがとうございました。前理事長の皆川さんから早々にお礼状を出していただき、事務局からのお礼が遅れ申し訳ありません。御一行は2月2日に帰国しました。帰国日前日に雪が降り、めったにできない経験と喜んでおりました。今後とも弊事業へのバックアップをよろしくお願いします。 NISVA 一同
Posted by: 小柳津浩之  at 2010年02月09日(火) 16:40

日本財団とNISVAを通じて、シニア・ボランティアの皆様が、スワル市で活躍されていることを、心よりお喜び申し上げます。
一層の発展をお祈りします。
皆川(前・NISVA関係者)
Posted by: 皆川  at 2010年02月08日(月) 19:31