ネパールがハンセン病を制圧達成 根絶と差別撤廃が課題 [2010年02月05日(金)]
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首都カトマンズで行われた宣言式典には、ネパールのチョードリー保健大臣、保健省ハンセン病担当タクール氏、WHOネパール事務所のアレックス代表のほかNGOやメディア関係者、ハンセン病回復者ら約100人が出席。チョードリー保健大臣が制圧の宣言文を読み上げ、「ハンセン病の制圧を達成したことは喜ばしい。しかし、根絶するまで手をゆるめないでほしい」と関係者へ呼び掛けた。
![]() チョードリー保健大臣に記念の盾を送った これを受けて、笹川会長は「制圧は関係者の皆さんの努力の賜物だ。しかし、保健大臣が言う通りこれからも一層力を入れて行かなければならない。私はハンセン病が根絶され、回復者の差別がなくなるまでネパールに通い続ける」と述べ、引き続きネパールのハンセン病問題へのサポートを約束した。 ![]() ジャー会長 式典に同席したネパール記者連盟のジャー会長は「メディアの役割がとても大切だ。ネパールでは問題が他にもたくさんあるが、ハンセン病問題に対して何ができるかメディアの立場でしっかりと考えて行こう」と、集まった記者に対しメディアの力を最大限使い、根絶・差別撤廃に協力することを訴えた。 ![]() パント氏 式典後のレセプションで、WHOハンセン病担当のパント氏は「ネパールでは地域ごとの役割がきちんと機能しているかを確認する作業が一番難しかった」と語った。さらに「ネパール保健省のタクール氏が政府、国際NGO、WHOを一つにまとめることに成功し、罹患(りかん)率の高い地方で働くボランティアやヘルスワーカーたちを刺激し、やる気を起こさせて回った。一人一人の意識を変えるという地道な活動が実を結んだ」と、ネパール保健省の努力を評価。「制圧がゴールではない。エベレストを登るのに一番難しいのは最後の頂上部分だ」と笑顔を見せながら、粘り強くハンセン病問題に取り組む決意を見せた。 また、式典に出席したハンセン病回復者からは、「制圧は一応達成したが、社会的な側面の問題は山積み。まだまだ課題が残る」と、保健省やWHOの今後の対応を気にするコメントが多く聞かれた。(富永夏子) ネパール宣言式典 ![]() |










