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自殺者の家族を支える いのちの電話の自助グループ [2007年03月19日(Mon)]


日本の自殺者は1998年(平成10年)以降、毎年3万人を超える異常事態が続いている。健康や経済・生活、家庭、仕事の問題が動機といわれるが、こうした理由で悩み、自殺を考える人のために全国52ヵ所で電話相談を受けているのが日本いのちの電話連盟の「いのちの電話」である。

写真:千葉いのちの電話会館(建設中)の完成模型
自殺をはじめ、精神的危機にある人の隣人になりたいという願いから生まれた運動で、電話で対話することによって問題解決を目指すのが目的だ。

05年度は全国で約71万件の相談を受け、うち45000件が自殺志向者からの電話だった。その中の一つである「千葉いのちの電話」は、1989年に国内33番目のセンターとして開設し、千葉市内の事務所で約370人の相談員が交代で24時間相談電話を受けている。昨年10月からは、家族や大切な人を自殺によって失った人を精神的に支えようとする自助グループ「わかちあいの会 ひだまり」(ベテランの相談員11人で構成)を立ち上げた。

自殺者の遺族は「もう少し早く気づいていたら」という思いが強いが、そうした気持ちをだれにも言うことができず、孤立したまま絶望的な思いで日々を送っている。その結果うつ病になり、自殺することもある。例会で「ひだまり」のメンバーはこうした人たちの「聞き役」になり、思いのたけを話してもらう。さらに参加者同士が悩みを共有し、少しでも気持ちを軽くしてもらいたいという狙いがある。

参加者は平均して1回7人程度で、5回連続して例会に通った人もいる。「ひだまり」から相談員数人と助言者として斉藤友紀雄日本いのちの電話連盟常務理事らカウンセラーの専門家も入っている。現在、千葉市内に日本財団の支援などで千葉いのちの電話会館を建設中で5月完成の見込み。会館完成後の7月からは例会を月2回に増やす計画だ。自殺者の増加は時代背景を色濃く反映しているといわれる。そうした中で、千葉いのちの電話の関係者は「相談員はまだまだ足りない。社会経験豊かな団塊の世代の人も応募してほしい」と話している。

千葉いのちの電話「わかちあいの会 ひだまり」は電話043-222-4416
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Posted by 日本財団 広報チーム at 10:30 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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