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終末期ケアにどう取り組む ホスピスナースの研修会 [2007年03月07日(Wed)]

末期のがん患者などに終末期ケアを行うホスピスの看護師や在宅の患者を担当する訪問看護師たち70人が集まり、3月1日、2日の両日、東京都港区の日本財団ビルで「第6回日本財団ホスピスナース研修会」が開かれた。

写真:ホスピスナースの研修会 会場の様子
ピースハウスホスピス教育研究所の松島たつ子所長をコーディネーターに、初日が「地域で暮らす人々を支える」、2日目が「ホスピス緩和ケアと倫理」をテーマに講演とグループ討議があった。

初日は、東京・浅草の訪問看護ステーションの訪問看護師、倉持雅代さんと北海道室蘭市の日鋼記念病院看護課長の金澤登貴子さんが活動報告をした後、富山市で赤ちゃんからお年寄りまで幅広い層を対象にデイケアハウスを運営するNPO法人「このゆびと−まれ」惣万佳代子理事長が「あったか地域の大家族〜畳の上で大往生した3事例〜」と題して講演した。この中で惣万さんは「これからは赤ひげ先生のような市井の看護師が必要だ。看護の常識を越えて頑張ってほしい」と、参加者を激励した。

続いて参加者らが少人数に別れ、地域で暮らす人々のために何ができるかをテーマにグループ討議をした。「スーパーやコンビニにボランティアのナースを置き、血圧を測り、相談に乗るような仕組みが必要」「定年になった看護師に看取りの仕事をやってもらう」「病床勤務と訪問看護師の間にある壁を取り払うよう交流を図る」「死は新しい世界への旅立ちであり、タブーではないことを伝えるのが終末医療の原点だ」などの話が出た。

2日目はグループ討議の後、東北大大学院文学研究科の清水哲郎教授(哲学者)が「ホスピスケアの臨床倫理」と題して講演。「医師には言えなくとも、看護師には言えることがあるだろう。末期の患者の意思決定に当たっては人生観や価値観を知ることが重要だ」と述べた。急速に進行する高齢化社会。終末期ケアの重要性が増す一方、そこで働く看護師が抱える問題も多く、こうした意見交換の場への参加は今後の看護活動の力になるだろう。(ホスピスナース研修会の詳細は「六分儀」に掲載)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:39 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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