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防災の日に人形劇「稲むらの火」公演 千葉聾学校で [2009年09月11日(Fri)]


燃え上がった稲むらが人々の命を救った

防災の日の9月1日、千葉市の千葉県立千葉聾学校で子どもたちに防災意識を高めてもらおうという人形劇が公演された。財団法人現代人形劇センター日本財団などの支援で昨年から3年計画で全国のろう学校で公演しているもので、この日は千葉聾学校の児童・生徒や保護者ら約200人が緊張感のある「稲むらの火」という人形劇に見入った。
村人が避難する様子

人形劇が始まる前に、鈴木正彦校長が「86年前のきょう、関東で大きな地震があり、たくさんの人が亡くなりました。人形劇は地震のあと津波が来る話です。よく見て皆さんも心の準備をしておいてください」と話し、現代人形劇センターが設立した「デフ・パペットシアター・ひとみ」の6人のメンバーによる公演が始まった。台詞の手話・語り手は善岡修さんが、やなせけいこさんが音楽と説明役を、4人のメンバーが人形使いを担当した。

アニメを使った災害の勉強

地球(陸と海)の成り立ちを説明したあと「稲むらの火」の劇に入った。ストーリーは、1854年(安政元年)12月24日、安政の南海地震(M8・4)が発生した(前日には同じM8・4の安政東海地震があった)紀州(現在の和歌山県)で、醤油製造業を営んでいた濱口儀兵衛(後の梧陵)が地震のあとに津波をくることを予感し、稲むらに火を付けて村人に知らせ、多くの人々を救ったという実話を基にしている。高台から海の水が引いたのを見た人形劇の主人公の「五兵衛」が大事な稲むらに火を放つ行動、海辺で祭りの稽古に励む若者たち、稲むらの火で異変を知って海辺から高台へと避難する村人の姿、それに続く津波の襲来など、迫力のある人形劇が続いた。

出演した6人のメンバー

この後「てるてる君」というアニメの男の子を使って、雷と地震が来た際、子どもたちがどうしたらいいかを考える「おまけタイム」があり、善岡さんらは「災害について新しい情報を知るための準備をしておきましょう」と、語りかけた。劇が終わると、学校を代表して高等部の生徒会長と小学部の児童会長の2人がお礼のあいさつをし「人形劇を見て、地震があった時の避難の方法などが分かり勉強になりました」と語った。

お礼のあいさつをする子どもたちの代表

ろう学校での人形劇は、この夏は北海道、長野県各地で行われ、9月以降は愛知県、静岡県内で公演が予定されている。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:18 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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