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次年度のプロジェクトを募集 日本財団アジア・フェローシップ [2009年07月13日(Mon)]


年次ワークショップではフェローが研究活動の成果を発表

アジアの知的リーダーを発掘し、それらフェローがそれぞれの専門を深めるとともに、異分野が交流する新たなコミュニティを構築しようと設立された「日本財団アジア・フェローシップ」(API=Asian Public Intellectuals)の、2010—2011年度フェロー募集が行われている。対象はインドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、タイの5カ国で、京都大学東南アジア研究所など各国の主要学術機関が協力、個人の研究活動を支援する。プロジェクトが採用されると、希望地域で最長1年間の調査・研究に対し、生活費、交通費、調査費などが支給される。
プロジェクトは研究論文、映画、データ収集、アート作品などの執筆や制作につながる活動が対象。応募に制限はないものの、具体的にはAPIフェローシップの目的に合致する知識や発想を持つ学術研究者、メディア関係者、芸術家、作家、NGO活動家、行政官などが想定されている。これまでに9期の募集が行われ、日本からは45人のフェローがそれぞれのテーマで調査研究を経験した。今回の募集は2010年7月以降の活動が対象で、申請締め切りは来月31日。提出書類と面接をもとに選考され、来年2月に各国6名までのフェローが選出される。(写真:APIのプロジェクト募集ポスター)

自国(居住国)以外のAPI参加国で活動することが条件で、それぞれの国での受け入れ機関は自分で探すことになっている。このためフェローには、専門とするテーマの研究実績はもちろん、現地で研究を深めていくために必要な英語力が求められる。では実際にどのような海外生活になるのか。第6期の日本からのフェローとして海外調査活動を体験した冨岡三智さん(奈良県)と、鈴木絢女さん(神奈川県)に聞いた。

冨岡さんが掲げたプロジェクトは「現在の社会的、文化的コンテキストの中で、宮廷舞踊(スリンピ、ブドヨ)の価値を再考する」というもので、2006年8月から1年間、ジャワを拠点にインドネシア各地に残る伝統の宮廷舞踊を採取、研究した。冨岡さんはAPIフェローとなる以前に、2度5年間に渡りインドネシア国立芸術大学に留学しており、17世紀以降のインドネシア古典芸能についての研究を進めていた。しかしAPIフェローに対しては、留学生とは異なる「調査ビザ」の発給が可能となり、国内を移動しての調査研究が極めてスムースに行えるメリットがあったという。

鈴木さんは「マレーシアにおける政治的権利を制限する立法の成立と運用の研究」がテーマで、やはり留学経験のあるクアラルンプールのマラヤ大学をベースに4ヶ月間の調査研究を行った。マレー系、中国系、インド系と、3つの人種が混在するマレーシアが、政治的権利を制限する独特の体制のもとで共同体を維持できている秘密は何か、テーマのポイントに迫るうえでAPIを通じて入手したリサーチ許可証が効果を発揮し、与野党政治家やNGO指導者、官僚、研究者、ジャーナリストなどから直接、取材する機会を得て研究を深めることができたという。(写真:マレーシアの要人らに次々とインタビューしたAPI活動中の鈴木さん(2006年、クアラルンプールで))

帰国後、冨岡さんは大阪市立大学大学院文学研究科に復学し、研究論文をまとめるとともに、インドネシアで公演した宮廷舞踊を日本でも実現しようと模索、10月には岸和田市の岸城神社にジャワ舞踊を奉納する。また鈴木さんは「留学とは異なるAPIの調査研究で、政治学に対する視点が広がった」といい、日本学術振興会の特別研究員として「個人と共同体の調和的共存というプロジェクトと、さらに取り組んでいきたい」と意欲を募らせている。(写真:冨岡さん(中央手前)がAPIプロジェクトで行った宮廷舞踊公演(2007年、インドネシア中部ジャワ芸術センター=撮影Heru Santoso))

プロジェクトを遂行したフェローには、APIワークショップで各国のフェローとの交流する機会が用意されるなど、APIコミュニティのメンバーとしてプロジェクトの成果を広く社会に伝えていくことが求められる。すでに5カ国で250人を超えるメンバーが参加しており、冨岡さんと鈴木さんもそうした活動に協力することで、APIフェローシップが目指すアジアの新たな学術コミュニティ構築に貢献している。(写真:熱心に議論する参加者たち)【加藤春樹】
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:18 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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