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デイサービス『ゆずの木』開業へ 富山のケアポート庄川が新施設 [2009年06月22日(Mon)]


9月オープンを目指し改修工事が進む『ゆずの木』

入所者のプライバシーを重視した全室個室システムなど、先進的な思想が盛り込まれた総合福祉施設として知られるケアポート庄川(富山県砺波市庄川町)が、地域の懸案である利用待機者の解消に向け、新たなデイサービス施設開業に取り組んでいる。地元の建設会社から購入した中古事務棟を改修、介助浴室などデイサービス機能を整備する。9月開業を目指し、新施設名はこの地が北限の特産品にちなみ『ゆずの木』と決まった。
屋敷林で囲われた農家が、一戸一戸独立して点在する「散居村」で知られる砺波平野。ケアポート庄川はその豊かな風景を一望する高台に、お年寄りの介護入所施設やデイケア・デイサービスセンターなどの機能が集約する総合社会福祉施設だ。老人福祉センターとしての役割りも担っていることから、近隣のお年寄りにとって入浴などの憩いの場になっている。(写真:旧庄川町の高台に建つ「ケアポート庄川」)

しかし通所介護を受け入れているデイサービスセンターは、定員40人がすでに埋まっており、利用希望の待機者が順番待ちしている状況が続いている。そのうえ地域全体でも施設不足は深刻で、遠方からの利用を余儀なくされるお年寄りもいて、利用者と施設側双方が重い負担となっている。(写真:人気のデイサービスは満室状況で利用待機者も)

そこで庄川福祉会は新たなデイサービス施設の開設を計画、日本財団の助成を受けて築20年の事業所事務棟を購入、改修に着手した。『ゆずの木』は現施設と砺波市街地の中間に当たる砺波市庄川町高儀新にあり、地元の建設会社が合理化のため売却した事務棟を活用する。鉄骨2階建て200平方メートルの建物を改修、食堂や機能訓練室、静養室などの他、特殊浴槽を備えた浴室を新設する。(写真:『ゆずの木』には最新の介助浴室が設置される)

定員は15人で、9月にオープンする見通しだ。庄川福祉会の吉田栄三事務局長は「お年寄りの皆さんには、できるだけゆとりのあるスペースで利用していただきたいため、『ゆずの木』のオープンを期待しています。新施設の開業によって、通所のための送迎時間が大幅に短縮されるケースが生まれ、そのことも喜んでいただけると思います」と語っている。

「ケアポート」は日本財団が新時代の高齢者福祉モデル事業として企画、島根県雲南市長野県東御市、そして富山県砺波市(旧庄川町)で建設を進めた施設。旧庄川町は社会福祉法人・庄川福祉会の設立をバックアップ、同福祉会によって平成4年に「ケアポート庄川」の運営が開始された。

「21世紀を展望した高齢者福祉モデル施設」を標榜し、入所全室を洗面・トイレ付きの個室とし、入所者のプライバシーを尊重するため、各部屋の独立性が担保されるよう、廊下の設計などにも贅沢な工夫が施された。1、2階が完全な吹き抜けで、屋根はすべて天窓構造のため、アトリウムは広々とした空間に十分な採光が確保されており、完成当初はその設計が注目された。(写真:アトリウムは明るく、入所棟は全室個室だ)

『ゆずの木』は、そうしたケアポートのサテライトセンター的役割りを担うことになるわけで、よりきめ細かな地域福祉の実現につながることが期待されている。【加藤春樹】
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:15 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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