SLYFFは各大学に100万ドルの基金を設置し、その運用益で将来の指導者の育成を目指す奨学金制度。雲南大には1994年に基金が設けられ、毎年70〜80人に奨学金が支給されている。既に1500人を超す奨学生が修士号や博士号を取得し、雲南省をはじめ中国各地の大学や官界、財界で活躍している。(写真:雲南大学内)
人口440万人、「春城」と呼ばれる温暖で緑豊かな昆明の街の中心部に本部、郊外に新校舎があり、学生数は大学院生や留学生も含め約3万5千人。懇談では何天淳学長や奨学金を運営する管理委員会のメンバーとの意見交換のほか、現在、奨学金を受けている大学院生ら8人から研究テーマの紹介などを受けた。(写真:SYLFF奨学生との意見交換)
冒頭、何学長が「ヤングリーダー奨学基金の設置校に選んでいただき光栄」とあいさつ。次いで大学側から「SYLFFは雲南大学で最も知られ、成果も挙げている奨学制度。地の利を生かし東南アジアの大学との交流など事業を強化したい」「
日本科学協会が行っている中国の大学への
日本語図書寄贈事業を本大学にも拡大してほしい」といった意見や要望が出された。(写真:SYLFF奨学生たち)
一方、奨学生の研究テーマは「トルコやイランの山岳地帯に住むクルド族の研究」、「メディアを通じた国際交流」から「少数民族が中国の芸術に与えた影響」など多彩な内容。25の少数民族が住む雲南省の特徴を反映したテーマが目立ち、奨学生の一人は「SYLFFの2度目の奨学生に選ばれ、感謝している」と喜びを語った。懇談会場には過去の笹川奨学生の研究成果である論文のファイルも並べられ、笹川会長は「奨学制度が大切に運用されている実態がよく分かった」と関係者に謝辞を述べた。(写真:論文ファイルを前に一同で記念撮影)(宮崎正)
*雲南大学訪問の動画はコチラ(2:01秒)