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発達障害のある子どもの教育支援 たけやり子ども発達研究所 [2009年03月25日(水)]


指導する武鑓利佳さん

発達障害を抱える人たちの教育支援に取り組んでいる岡山県のNPO「たけやり子ども発達研究所」が、このほど岡山市・京山公民館で小学生を集めて学習支援を行った。参加した小学生と保護者の計7人が2つのクラスに分かれ、武鑓利佳理事長(58)とその姪でスタッフの小山侑理江さん(22)が指導に当たり、子どもたちは楽しそうに数と時間の数え方について学んだ。
同研究所は岡山市、倉敷市、津山市で毎週定期的に、発達障害などをかかえる小学生から社会人までの幅広い年齢層の人たちを対象に教育支援を展開している。小学生には学習指導、青年には犯罪に巻き込まれないための防犯教育、そのほかフットサルなどのスポーツやアフリカ打楽器「ジャンベ」を使った音楽教育など、その内容は多岐にわたる。(写真:教室の様子)

同研究所の始まりは、武鑓さん自身がある母親から自閉症を持つ子どもに勉強を教えてもらえないかと依頼を受けたことがきっかけだ。それまでは障害者の施設で働いたことがあったが、この相談を受け、それぞれの子どもに合った教材開発を手探りで進めた。それから約25年。当初指導した子どもたちは成人して研究所の活動に参加しており、年数を重ねるにつれて利用者の年齢層も教える内容も多様化したという。現在では“軽度発達障害”と呼ばれる健常児と障害児のグレーゾーンに置かれている子どもが増え、学校では個別の対応が難しいこともあり、こうした子どもを持つ保護者から同研究所への期待は一層高まっている。(写真:工夫して作られたテキスト)

武鑓さんは「研究所の強みは、長い時間その人とかかわることができることだ。研究所は、社会の仕組みからはみ出した子ども達が主体性を持って活動に参加しているので、彼らにとって大切な場所になっているのではないか。この活動を自分の代だけでなく次世代に引き継ぐ必要性を感じている」と活動の意義について語った。(写真:ジャンベ講習会の様子(たけやり子ども発達研究所 提供))

そうした思いは若い人にも通じ、武鑓さんの姪小山さんは料理と手芸、娘夏美さん(23)は音楽教育の「ジャンベ」、甥の小山雄大さん(26)はパソコンを担当している。日本財団はたけやり子ども発達研究所のジャンベ購入を助成するなど、発達障害関係団体の活動を支援している。(森 啓子)


今後も活動を支えていく小山さん(左)と武鑓さん
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:24 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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