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新政権ダハル首相と会見 ネパール訪問中の笹川会長 [2008年12月05日(金)]


日本財団の笹川陽平会長は12月2日、訪問先のネパールでプスパ・カマル・ダハル首相(別名:プラチャンダ)を首都カトマンズの公邸に表敬訪問、この中でダハル首相は主要支援国である日本との関係強化に期待を寄せるとともに「近いうちに日本を訪問したい」などと語った。ダハル首相は今年8月の制憲議会で王制廃止後の初代首相に選ばれ、外国の民間人に単独で会うのは異例のケースという。
WHO(世界保健機関)のハンセン病制圧特別大使でもある笹川会長のネパール訪問は今年2月以来。WHOがハンセン病制圧の目標とする「人口1万人当たり患者1人未満」の達成が目前まで来ているこの国のハンセン病施設の視察や保健省関係者との意見交換が目的で、ダハル首相との会談は約30分に及んだ。この中でダハル首相は「来年いっぱいには何としても目標を達成したい」とハンセン病制圧に強い意欲を見せた。

次いで新政府の政治課題として国内での平和プロセスの確立を指摘。「国連総会でも平和へのコミットを表明した」とするとともに、当面の最優先課題として「新憲法の草稿作り」を挙げた。併せて先に国連のバン・ギムン事務総長も訪問した釈迦の生誕地ネパール・ルンビニに国際平和センターを建設、平和のメッセージを発信したい、と抱負を述べた。さらに10万人を超えたブータン難民問題に関しても先にインド・デリーでブータン首相と話し合うなど精力的に解決策を模索していることを明らかにした。(写真:ダハル首相)

ネパールでは制憲議会が5月、240年間続いた王制の廃止を正式決定しギャネンドラ前国王が退位。暫定政府が発足し第1党のネパール共産党毛沢東主義派(マオイスト)の書記長だったダハル氏が首相に選ばれた。マオイストをテロリスト集団に指定した米政府が新政権発足後もこれを維持しているほか、カトマンズではマオイストが占拠している資産家や企業の住宅、ビルの明け渡しを求める動きが活発化するなど政権を取り巻く情勢は厳しい、というのが現地消息筋の見方だ。(宮崎正)


笹川会長とダハル首相
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:42 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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