北京でアジア次世代リーダー会議 ボランティア組織結成へ [2008年11月10日(月)]
![]() 北京大学の会場で記念撮影 アジア各地で起きている紛争や貧困、人権侵害問題などに取り組む人材育成を目的とした日本財団主催のBABAリトリート会議("Building A Better Asia" 通称BABA、より良いアジアの構築の意)が10月26日から11月2日までの日程で中国・北京で開かれ、アジアの若手リーダー21人が参加した。リトリートは隠れ家という意味があり、参加者は会議の期間中日常生活から離れ、缶詰状態で講義や討論に参加した。 |
![]() アジアの諸問題について議論を交わす参加者 この会議は2006年に始まり、今回で4回目。日本財団をはじめ、笹川平和財団、東京財団、海洋政策研究財団など日本財団グループが実施する人材育成・交流などの事業に参加した経験を持つアジアの次代を担う若手が対象だ。今回は日本、中国、インド、バングラデシュ、カザフスタンを含む合計13カ国から参加した若手リーダーが「よりよいアジアを構築するために取るべき手段」について意見を出し合い、白熱した議論を交わした。 会議の前半はアジア地域で活躍する著名なリーダーたちが講義を行い、専門分野から見たアジアの現状と将来について語った。元タイ外相でASEAN(東南アジア諸国連合)事務局長のスリン・ピッツワン氏は多忙なスケジュールの中を、会場の北京大学に駆け付け「アジアの発展にもっと大きな役割を果たしていきたい」などと、ASEANの今後の方向性について力説した。 会議の後半はグループワークとディスカッションを行い、今後の行動計画を作成するため、参加者全員が知恵を絞り、議論を交わした。その結果、アジア地域でのさまざまな問題に対応するBABA参加者によるボランティア組織「BABAボランティア・コミュニティー」を立ち上げることになった。アジアでは国境を越えて取り組まなければならない問題が頻発しており、このコミュニティーが確立されたことは大きな成果だ。(写真左:モンゴルの置き薬の箱を見せる日本財団の大野常務理事) 初日には緊張気味だった参加者たちも、7日間も生活を共にした結果、信頼関係が築かれ「アジアをより良くするために貢献しなくてはならない」という共通の意識が芽生えた。その思いが具体的な活動計画へとつながった。閉会式で参加者を代表してあいさつしたインドのカメイ・アプン氏は「より良いアジアを実現するために、今後もそれぞれが独自の能力を発揮し、皆で力を合わせて取り組まなければならない」とBABAにかける思いを語った。次回は来年2月にインド南東部のオリッサ(州)で開催する予定だ。(写真右:参加者には修了書が手渡された)(本多真紀) |








会議の後半はグループワークとディスカッションを行い、今後の行動計画を作成するため、参加者全員が知恵を絞り、議論を交わした。その結果、アジア地域でのさまざまな問題に対応するBABA参加者によるボランティア組織「BABAボランティア・コミュニティー」を立ち上げることになった。アジアでは国境を越えて取り組まなければならない問題が頻発しており、このコミュニティーが確立されたことは大きな成果だ。(写真左:モンゴルの置き薬の箱を見せる日本財団の大野常務理事)
初日には緊張気味だった参加者たちも、7日間も生活を共にした結果、信頼関係が築かれ「アジアをより良くするために貢献しなくてはならない」という共通の意識が芽生えた。その思いが具体的な活動計画へとつながった。閉会式で参加者を代表してあいさつしたインドのカメイ・アプン氏は「より良いアジアを実現するために、今後もそれぞれが独自の能力を発揮し、皆で力を合わせて取り組まなければならない」とBABAにかける思いを語った。次回は来年2月にインド南東部のオリッサ(州)で開催する予定だ。(写真右:参加者には修了書が手渡された)(本多真紀)