自然に学ぼう地球環境キャンプ 野尻湖でカヌー体験 [2008年10月17日(金)]
![]() 秋の風が渡る野尻湖でカヌー教室 黒姫高原から渡って来る微かな風が、水面に小さなきらめきを残して青空に戻って行く。長野県信濃町の野尻湖。夏の喧噪がすっかり消えた湖畔で、元気な声が響いて来た。「膝を開いてしっかり固定しましょう」「オールは鉄棒にぶら下がるときの間隔で握ります」。カヌー教室の看板を掲げた小屋の前の桟橋で、「地球環境キャンプ2008」が始まった。 |
地元のNPO「信州地球環境アカデミー」がこの時期、自然体験に基づく実践的な環境学習の場として開催しているキャンプだ。3年目となる今年は親の参加も求め、キャンプでの体験を、その後の家庭生活でも役立てて行けるよう、メニューが工夫された。(写真:透明度が高い野尻湖の水質調査に取り組む)ところが開催予定の9月下旬の連休は、地元小学校の運動会とスケジュールがバッティングし、これまで20人以上集まっていた近隣からの参加者がゼロになってしまった。開催が危ぶまれる事態になったけれど、遠く兵庫県から親子3人の申し込みがあり、受け入れ側は「少人数ならではの内容の濃いキャンプにしよう」と開催を決めた。 会社員の父親と中学2年の長女、それに小学校3年の長男の参加3人は、米国で生まれた環境教育プログラムで特別のファシリテーター(キャンプ進行役)の認定を受けている指導員や、スキーボードのワールドカップ優勝者といった講師陣を独り占めして、徹底した自然体験を楽しんだ。(写真:地元の子どもたちとも、すぐに仲良しに) キャンプは3泊4日の日程で、森の中で出題される課題をチームで取り組み、自ら火をおこして野外料理に挑戦したり、カヌーやいかだに乗って野尻湖の水質を調査するなど、山と湖をフルに生かした環境学習を体験した。(写真:宿泊地の黒姫高原では、ワイルドな料理に挑戦)兵庫県から8時間かけてやって来たお父さんは「学校は休ませました。子供たちには、目標を持って授業を休むことはマイナスではないと話しています。それだけの成果はありました」と楽しそうだった。 信州地球環境アカデミーの渡部高久理事長は「子供たちの自然との触れ合いがどんどん減っていることが心配です。信濃町の恵まれた環境を生かすために、多くの家族が参加できるよう工夫していこうと考えています」と語っていた。 黒姫高原と野尻湖が隣り合わせにある信濃町は、自然体験活動の絶好のフィールドだ。いくつかの地元NPOがこうした立地を生かし、日本財団の支援を受けるなどして子供たち向けの様々なプログラムを実践している。これらの活動は次世代の指導者養成にもつながっている。(写真:地元の参加者で賑わった昨年の地球キャンプ) |








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会社員の父親と中学2年の長女、それに小学校3年の長男の参加3人は、米国で生まれた環境教育プログラムで特別のファシリテーター(キャンプ進行役)の認定を受けている指導員や、スキーボードのワールドカップ優勝者といった講師陣を独り占めして、徹底した自然体験を楽しんだ。(写真:地元の子どもたちとも、すぐに仲良しに)
キャンプは3泊4日の日程で、森の中で出題される課題をチームで取り組み、自ら火をおこして野外料理に挑戦したり、カヌーやいかだに乗って野尻湖の水質を調査するなど、山と湖をフルに生かした環境学習を体験した。(写真:宿泊地の黒姫高原では、ワイルドな料理に挑戦)
黒姫高原と野尻湖が隣り合わせにある信濃町は、自然体験活動の絶好のフィールドだ。いくつかの地元NPOがこうした立地を生かし、