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中国の医師30人が来日 21年目笹川医学奨学金制度で歓迎式典 [2008年10月09日(木)]


日中笹川医学奨学金制度で来日した中国医師

中国の将来性のある若い医師たちが日本で1年間研究する「日中笹川医学奨学金制度」で、本年度も30人が来日し、9月17日、東京で歓迎式典が開かれた。この奨学金制度は日中医学協会笹川記念保健協力財団、中国衛生部が日本財団の支援で実施しており、歓迎式典では日野原重明・聖路加国際病院理事長(笹川記念保健協力財団会長)や笹川陽平日本財団会長ら関係者が激励のメッセージを送った。
1987年に始まった同奨学金制度は、2008年3月までに2,038人の中国医療関係者を日本に招請、医学分野では最大規模の奨学金制度だ。受け入れた日本の機関は、大学、病院、研究所などの219カ所に達する。研修を終えて帰国した研究者の多くが中国国内で大学の学長、病院長・副院長などの椅子に座り、中国の医学・医療を支える中核となって活躍している。(写真:挨拶を聞く奨学生と日本側の担当指導者)

この日の歓迎式典では、日中医学協会の森亘会長が「日中の違いを知り、認めた上で大いに学んでほしい。1年後どういう顔つきをしているか楽しみだ」と激励。続いて日野原氏は、「セレンディピティ」(serendipity)という言葉の語源に触れながら、「皆さんもそのような宝となる経験をされるはずだ」と語った。「セレンディピティ」は英国の作家・政治家だったホレス・ウォルポールの造語といわれる。スリランカの3人の王子が国王の命で宝探しに出たものの見つからずに帰るが、その過程での経験こそが何よりも宝だったということに気がつくという童話を基にこの言葉を使ったという。(写真:日野原氏)

続いて日本財団の笹川会長が、SARS(重症急性呼吸器症候群)の集団発生や四川大地震で元奨学生が活躍したことに触れ「この制度に参加する誇りを皆さんと共有できることが私たちの大きな喜びです」と述べた。さらに担当指導者を代表して東京歯科大学の薬師寺仁副学長は、奈良時代に遣唐使で中国に渡った阿倍仲麻呂が母国を懐かしんで詠んだ歌―天の原 ふりさけみれば春日なる 三笠の山にいでし月かも―を紹介し、「故郷のことを思い出しながら勉学に励んでほしい」と激励した。これに対し、奨学生を代表して、左建林さん(32)が「日中友好と医学交流のために1年間研究生活をがんばります」と決意を語った。(写真:決意を語る左建林さん)

来日した30人は、北海道大学や東京大学、国立感染症研究所などで1年間、各自のテーマについて研究を行う。同制度は今後5年間、毎年30名の研究生を招請する計画だ。(本山勝寛

*動画はこちら(2:07秒)

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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:27 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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