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台風がやってきた 焼津で体感型実験装置の巡回展 [2008年09月30日(Tue)]


ドライアイスで発生した台風の渦


9月、10月は台風の季節である。この台風のメカニズムを学んでもらおうという「自然界の水 台風がやってきた」巡回展が9月13日から11月30日までの日程で静岡県焼津市にある「ディスカバリーパーク焼津 ときめき遊星館」で開催中だ。日本科学協会日本財団の支援で導入した「体感型実験装置」を各地の科学館などに貸与して、子どもたちに台風と自然界のかかわりを理解してもらうのが目的だ。(写真左:ときめき遊星館)

ときめき遊星館は、宇宙や自然科学への関心を高め、焼津市の活性化などを狙いに1997年7月にオープン。焼津市出身の世界的望遠鏡製作者、故法月惣次郎氏製作の大型反射式望遠鏡がある天文台としても知られている。台風の巡回展は1階の展示・体験室で開かれており「水分子」「雲」「雪と雨」「渦」「気圧」「風波」など、8つの体感コーナーに分かれている。気象予報士の資格を持つ今橋正雄さんら遊星館の職員のほか、気象予報士会静岡支部の協力も得て、交代で入館者の説明に当たっている。(写真右:会場入り口には地球儀が)

特に人気があるのは、ドライアイスで作り出した霧で台風の渦の様子を見る装置だ。スイッチを入れると、2、3分間霧が発生し、渦巻きの中心に台風の目と同じ状況も出現する。幼稚園の孫を連れて来館したという男性は、職員の説明に耳を傾け、渦の発生の様子を熱心に観察していた。今橋さんは「ドライアイスは高いので、1時間に1回程度しか実験できないが、入館者が一番興味を持って見てくれています」と話している。入場者は土日、祝日が多く、職員らは子どもたちに「吹きごま」と呼ぶ、紙のこまをプレゼントしていた。(写真左:こどもたちの応対に当たる女性職員)

遊星館はSF漫画「銀河鉄道999」で知られる松本零士さんが名誉館長を務めており、台風展を見た入館者は5階の天文台にある口径80aの望遠鏡で、天体観測を楽しむことができる。この望遠鏡を製作した法月さんは、望遠鏡づくりの名人といわれ、遊星館以外に東大東京天文台(三鷹市)など日本の26カ所の天文台に法月さんの望遠鏡が設置されている。この功績が評価され、1987年には吉川英治文化賞も受賞している。(写真右:5階にある法月さん製作の大望遠鏡)

遊星館は、科学に関する催しをしており、台風展の後は「鉄道模型展」を開催する予定という。日本科学協会の台風巡回展は、2007年8月の京都府木津市「きっづ光科学館ふぉとん」からスタートし、今回で7回目。遊星館の後は横浜市の「横浜こども科学館」で12月20日から09年3月14日までの予定で、全体では13ヵ所(最終回は09年11月28日−10年1月11日まで島根県出雲市の出雲科学館)で開催する計画だ。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:02 | 海と船 | この記事のURL | コメント(0)
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