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11月に北京で初の国際会議 伝統医薬品の活用でWHO [2008年09月04日(木)]


昨年8月ウランバートルで開催された伝統医療国際会議

プライマリー・ヘルス・ケア(基本的医療)への伝統医薬品の活用をテーマにしたWHO(世界保健機関)の「伝統医療国際会議」が11月7日から3日間、中国・北京で開催される。WHOが伝統医療をテーマにこうした国際会議を開催するのは初めて。約80カ国の参加が予定され、伝統医療の活用を提唱したアルマータ宣言から30年、WHO設立60周年に当たる2008年の重要な国際会議のひとつとなる。

伝統医薬品を使ったプライマリー・ヘルス・ケアは、富山の置き薬制度を取り入れたモンゴルでの普及事業が大きな成果を挙げ、昨年8月には、事業を支援する日本財団とWHOがウランバートルで国際会議を開催。参加した13カ国から、「伝統医療を活用した先駆的な成功例」と置き薬事業を高く評価する声が相次ぎ、マーガレット・チャンWHO事務局長も他地域での普及に期待を寄せるメッセージを寄せていた。(写真:伝統医薬品のキットを手にするモンゴル遊牧民)

その後、ミャンマーが3州450村でパイロット・プログラムをスタートさせたほか、タイも伝統医薬品を詰めたキットを12郡区で配布する計画を進めており、今年6月、日本財団が民間の非営利団体としては初めて東南アジア諸国連合(ASEAN)と結んだ包括業務提携でも、伝統医療の普及が今後5年間の重点事業の一つになっている。伝統医薬品は近代医薬品に比べ安価で、医療制度がなお未整備な途上国の初期治療に力を発揮すると期待されている。(写真:伝統医薬品が詰められたキット)

11月に開催される国際会議では、各国の伝統医療の取り組み、普及状況、問題点を中心に幅広い意見交換を行い、アルマータ宣言で打ち出された伝統医療・医薬品の有用性を再確認する一方、さらなる活用促進を打ち出す方針。マーガレット事務局長や笹川陽平・日本財団会長らのスピーチも予定されている。また日本財団ではASEANとの包括業務提携に基づき、同地域からの参加国に対する渡航費用支援なども検討する予定だ。(宮崎)
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:11 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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