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笑顔で舞台を楽しむ 10回目の全国子ども民俗芸能大会 [2008年08月29日(金)]


子どもたちの民俗芸能演舞の映像(2:29秒)
 

日本各地に伝わる民俗芸能の素晴らしさと楽しさを味わってもらおうと、23、24の両日、東京の日本青年館で「全国子ども民俗芸能大会」が開かれた。今回は第10回の記念大会で、色彩豊かな伝統衣装に身を包んだ子どもたちが笑顔で伝統芸能を演じ、会場から大きな拍手が続いた。社団法人全日本郷土芸能協会が1999年から毎年実施、2001年から日本財団の助成を受けている。今年は全国の55団体から選考された8団体の総勢約150人が参加した。(写真:富山県氷見市の氷見網起し木遣りを演じる子どもたち)

初日23日の民俗芸能の発表に出場したのは、北は青森県八戸市の高館駒踊保存会から南の福岡県柳川市の舟舞台囃子保存会などで、いずれも子どもとは思えぬほどの高い技術力と舞台を楽しむ姿勢が観客の共感を呼んだ。(写真:演技後の奈良県曽爾村の中学生)

このうち小田原囃子多古保存会の子供たちは、鮮やかな青色のはっぴを着て小田原市内内扇町の白山神社に伝わる小田原囃子を披露した。舞台が終わると「緊張はしなかったし、楽しかった。練習はたくさんしました」と口々に話し、多くの練習に裏付けられた自信と舞台を成功させた満足感が表情に表れていた。小田原囃子を始めたのはひょんなきっかっけが多かったようだ。「親に参加するよう言われ」あるいは「参加すればお菓子をもらえるって言われた」といった程度の動機だ。しかし今では週2回の練習に励み、その楽しさに魅了されている。また、小田原囃子多古保存会には兄弟のメンバーも少なくなく、民俗芸能は地域や世代だけでなく家族の絆を結ぶのにも一役買っている。(写真:小田原囃子のメンバー)

大会には2006年度から毎年在日の外国人たちの団体も特別出演しており、今回は滋賀県大津市の日本・ペルー文化実行委員会の子どもたちがペルーの民族舞踊を披露した。独特のリズムと軽快なダンスは、会場の雰囲気を一層和ませた。(写真:ペルーの民俗舞踊)

フィナーレで出演者全員が音楽に合わせてステージに上がると、会場は大きな拍手に包まれ、出演した子どもたちは「また出たい!」と元気よく話していた。               

翌日の24日は「豊かな心を育む文化」をテーマに「伝統文化伝承セミナー」が開かれた。学校や地域で民俗芸能に取り組む子どもたちの事例発表があり、参加者は学校教育と民俗芸能の伝承活動とのかかわりについて探った。このほか「民俗芸能で広がる子どもの世界〜豊かな心を育む文化を次世代へ」をテーマに、教育関係者を対象としたパネル・ディスカッションが行われた。大会は民俗芸能を楽しむだけでなく、学校教育にどう生かされるのか、民俗芸能を次世代に継承する意義は何かなどについて考える格好の機会となった。(写真:島根県益田市の石見神楽を演じる少年)
(高橋 里也子)
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 08:30 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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