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海の恵み・海藻の特別展 鳥羽の海の博物館 [2008年08月20日(水)]


海藻展の会場

伊勢志摩国立公園に属する三重県志摩半島は、昔からワカメやヒジキなどの海藻類とのかかわりが深い地域といわれている。・志摩半島の突端にある「海の博物館」は、この海藻の全ぼうを紹介する「海からの恵み 海藻」特別展を7月12日から日本財団の支援で開催、夏休みの子どもたちでにぎわっている。海藻の幅広い用途を知った子どもたちは、海藻を使った「おしば作り」にも挑戦、楽しい時間を送っている。(写真:古代建築物を思わせる海の博物館)

海の博物館は、展示棟2棟、重要文化財収蔵庫3棟、体験学習館・特別展示室などから成り、古代の建築物を思わせる重厚な外観は日本文化デザイン賞や日本建築学会賞を受賞するなど個性的だ。体験学習館・特別展示室で開かれている「特別展」は、「海藻と日本人がどのようにかかわってきたか。海藻は最近どのように利用されているか。これからどうかかわっていくのか」をテーマに「日本人がさまざまな形で海藻に世話になっているというメッセージの意味がある」(平賀大蔵学芸員)という。(写真:企画展を担当する平賀さん)

展示された海藻に関する資料類は約300点。奈良時代の海藻の木簡や1年で2bに育ったマコンブ、2年で12bになったナガコンブ、ひじきの模様が入った着物の伊勢型紙、海藻から作った薬や化粧品、遺伝子鑑定に海藻が利用されている例など、展示室は海藻に関する資料がいっぱいで、海藻の用途の広さに驚く。このうち珍しいひじきの伊勢型紙は、三重県鈴鹿市文化課が保管していた江戸時代の着物の柄になるもので、この型紙を使った着物は見つからなかったという。ナガコンブは国立科学博物館から貸与されたもので、壁から天井まで伸びるその長さに、驚きの声を上げる入館者が多い。(写真:ひじきの伊勢型紙)

特別展示室の下の体験学習室では、海藻を使った「おしば作り」が体験できる。7月20日と21日の両日は、海藻のデザイン研究家の野田三千さんがおしば作り教室を開き、38人がハガキやシオリ作りを楽しんだ。今回の特別展について、平賀さんは「食用としての海藻は多くの可能性を秘めており、海中のCO2を減らす効果もある。海藻は今後の利用次第で食料、環境問題に寄与することを理解してもらえるのではないか」と話している。(写真:子どもたちが海藻で作ったおしば)

特別展は9月23日まで。期間中、休館日はない。海藻展の後は「海の漂着物」展を開催する予定だ。(石井克則)



動画はコチラ↓(時間:1分48秒)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:36 | 海と船 | この記事のURL | コメント(0)
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