視覚障害者の社会参加で提言 タイでアジアのリーダーらがセミナー [2008年08月15日(金)]
![]() セミナーに参加したアジアの視覚障害者のリーダー アジアの開発途上国の視覚障害者リーダーが集まり、視覚障害者の社会参加の在り方を探るセミナーが7月21日から4日間の日程でタイ・バンコクのアジア太平洋障害者センターで開かれた。日本財団は、アジアの途上国で障害者のリーダー育成を支援しており、今回のセミナーには地元タイをはじめカンボジア、ミャンマー、フィリピン、インドネシア、ベトナム、日本など10カ国の視覚障害者19人が参加し、「よりよいアジア社会の構築」というテーマで議論し、提言をまとめた。(写真:あいさつする日本財団の尾形理事長) セミナーに参加した日本財団の尾形武寿理事長は「アジア社会が今後どうなっていくのか、いまわれわれは何をなすべきなのか、議論してほしい」とあいさつした。この後ドイツ人の視覚障害者・サブリエ・テンバーケンさんが講演した。サブリエさんは1970年にドイツ・ボンで生まれ、12歳で失明した。ドイツの大学でチベット学を専攻し、チベットの視覚障害の子どもたちを救おうとラサにチベット初の盲学校を設立した。これまでの活動が評価され、昨年マザー・テレサ賞を受賞した。講演でサブリエさんは「視覚障害者ももっと積極的に社会参加しよう」と訴えた。(写真:講演するサブリエさん(右)) 日本から参加した支援工学の第一人者といわれる石川准・静岡県立大教授は「情報通信技術(ITC)の未来像」について語り「自分たちで必要なものは自分たちでつくることが大事だ」と強調した。セミナーの最終日には(1)障害者は社会貢献する存在である(2)障害者が社会貢献するには教育が重要(3)情報通信技術の開発を進める(4)障害者に対する社会の偏見をなくす−を柱とする提言をまとめて公表した。(写真:熱心に討議する女性リーダー) 日本財団は、障害者の社会参加のための支援事業を継続して実施しており、今後視覚障害者だけでなく聴覚障害者や肢体機能障害者のリーダーを対象にした同様のセミナーを順次開催する予定。この障害者のリーダー育成に加え、障害者の国際的ネットワークづくり、障害者の教育、雇用の幅を広げるために情報コミュニケーション技術(ICT)の活用、 障害者支援が社会全体の底上げにつながる支援−を基本にさまざまなプロジェクトを行っている。(写真:講演を聴く参加者たち)(石井克則) |








アジアの開発途上国の視覚障害者リーダーが集まり、
セミナーに参加した日本財団の尾形武寿理事長は「アジア社会が今後どうなっていくのか、いまわれわれは何をなすべきなのか、議論してほしい」とあいさつした。この後ドイツ人の視覚障害者・サブリエ・テンバーケンさんが講演した。サブリエさんは1970年にドイツ・ボンで生まれ、12歳で失明した。ドイツの大学でチベット学を専攻し、
日本から参加した支援工学の第一人者といわれる石川准・静岡県立大教授は「情報通信技術(ITC)の未来像」について語り「自分たちで必要なものは自分たちでつくることが大事だ」と強調した。セミナーの最終日には(1)障害者は社会貢献する存在である(2)障害者が社会貢献するには教育が重要(3)情報通信技術の開発を進める(4)障害者に対する社会の偏見をなくす−を柱とする提言をまとめて公表した。(写真:熱心に討議する女性リーダー)
日本財団は、