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震災後、初の夏祭りに向け鎮守整備 中越地震から4年 [2008年08月12日(火)]


神社境内に集合したボランティア

2004年の新潟県中越地震から10月で4年、被災地では災害復旧がほぼ一段落し、この7月には被害が最も大きかった長岡市山古志地域の梶原集落にボランティアが集まり、鎮守「十二神社」の整備を行った。8月14日には震災で途切れていた神社の夏祭りも再開の予定で、今後の課題は新たな地域づくりに移る。

マグニチュード6.8を記録したこの地震では5千人近くの死傷者が出たほか、家屋の全半壊も1万6千戸に上り、震災前29世帯あった梶原集落は10世帯が他地区に移住し現在は19世帯に減少している。十二神社も社(やしろ)が後方にずれ、現在も修復中だ。(写真:雑木に覆われた神社周辺)

住民の心の拠りどころでもある十二神社での夏祭り再開に向け、地元のボランティア団体がボランティア活動のまとめ役を果たしてきた日本財団に神社整備への協力を要請、同財団の呼び掛けに応える形で神戸、東京など各地のボランティア約60人が集合した。作業は7月12、13の両日行われ、集落の住民約30人とともにチェーンソーやスコップ、クワなどを使い荒れ果てた神社脇の遊歩道の整備や雑草で覆われた境内の掘り起こし、周囲のスギ林の枝打ちなどに汗を流した。(写真:遊歩道整備に汗を流す)

梶原集落では昨年7月、中越地区で初の重機を使ったボランティア講習会が行われており、今回は講習会の参加者も目立った。12日夜、近くのコミュニティーセンターで行われた懇親会では「引き続き地域との関係を強化したい」「祭りや畑づくり、雪下ろしなども支援すべきだ」といった声がボランティアから出され、藤井元一区長は「村は高齢者が多く、神社の整備一つとっても村人だけでは簡単にできない」と感謝を述べた。(写真:合言葉となった“絆”。文字は日本財団関係者の直筆)

中越地震では土砂崩れなどによる道路や公共施設、家屋の損壊、棚田の崩壊のほか、翌春の19年ぶりの豪雪で倒壊する家屋も相次ぎ、山古志地域の由布集落のように無人となった地区もある。もともと進んでいた過疎化に震災が追い討ちを掛け、集落に残るか去るか、苦渋の選択の中で住民の間に微妙な軋轢も残った。

こうした事情もあって、どう魅力ある地域に再生させるかが今後の最大の課題。梶原集落の復興計画のコンサルタントをしている株式会社「地域計画連合」では「道路や住宅などの復旧がようやく一段落しつつある。これからは、いかに魅力あるプランで地域を復興できるかがすべてだ」と語っている。(宮崎正)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:34 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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