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里山の文化・伝統農法に触れる 山形で郷土学セミナー [2008年08月06日(水)]


水田で伝統農法を学ぶ日本財団の山下大輔職員

地方が疲弊しているといわれる。しかし、日本各地には自然・技術・知恵・歴史といった貴重な資源が豊富にある。日本財団は豊かな地域の伝統を再発見し、地域の活性化に生かそうという取り組みを「郷土学事業」として支援し、この事業の関係者の情報交換とノウハウの共有を目的に、7月11日から3日間の日程でことし2回目の「郷土学セミナー」を開いた。会場の山形県最上郡戸沢村角川地区には全国から8団体、14人が参加、民家にホームステイし、地元の人たちとの交流を図った。

角川地区は出羽三山一つの月山から、最上川へと注ぐ角川に沿って形成された地域で、里山に抱かれた豊かな自然と生活文化が受け継がれている。この地区で環境教育や里山の保全継承活動をしている「角川里の自然環境学校」が今回のセミナーの世話役となった。メインイベントであるフィールドワークでは、参加者が地元民と一緒になって自然の中を歩き、里山の文化に触れた。(写真:田んぼの学校の案内板)

その一つ「田んぼでの伝統農法」を体験した。伝統農法に取り組んでいるという田んぼは風の音とカエルの鳴き声しか聞こえない。春に体験活動の子ども達が植えたという苗は、立派に成長し濃い緑色になっている。生育は例年になく上々だそうだ。無農薬米を育てるときに最も神経を使うのがイモチ病などの流行と雑草対策だ。地元民に続いて田んぼに入り、見よう見まねで稲と良く似た雑草を抜き取っていく。泥の中では思うように足が動かず、地元民の早さについていくことはできない。この後、網を持って隣のため池にいる生物の観察をした。(写真:雑草の取り方を教える地元民)

フィールドワークはこのほかに「またぎ(古い伝統を持った東北山間部の狩人)と一緒に里山を歩く」「郷土料理の作り方」「網漁の体験」など4つがあり、参加者は初めての体験を楽しんだ。この後、先生役の地元民に質問を重ね、50枚を超える情報カードと5つのグループすべての歳時記ができあがった。(写真:チマキ用の笹の選び方を学ぶ参加者) 

最終日には、食と農業をつなぐ各地の地域づくりをサポートしているローカル・ジャンクション21(東京)代表の朝田くに子さんが講演。「地域は個性豊だからこそ、地域ならではの資源を活用することが大切。特にものづくりを復活させることで、持続可能な地域づくりへとつなげてほしい」と語った。今回のセミナーで初めて田んぼに入ったという女性は「稲作が工夫と努力の賜物であることが分かった。日本の風土が長い時間をかけて培ってきたものを次世代に伝えるということをできることから始めてみたい」という感想を寄せた。(写真:講演する朝田代表)(枡方瑞恵)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:18 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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コメント
いいですね-(昔を思い出します)
被爆者(生後7ヶ月で)ですが、元気です
里山・林業・農業のお陰と感謝してます
広島ですがフイルドはあります
何方か経験・体験・実習のご希望あれば
協力は出来ます

何年もかけて、整備した森林も土砂崩れで、一瞬の内に、崩壊しました。
Posted by: 前田 征寛  at 2008年08月07日(木) 11:11