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授産所の商品開発でセミナー 売れる商品づくりを模索 [2008年07月01日(火)]

                        

あたらしくオープンした狐坊庵      狐坊庵で人気の大判焼
    
知的障害者などの自立のため、仕事や技能を身につけてもらうことを「授産」と呼び社会福祉法人やNPOがさまざま形の商品づくりに取り組んでいる。こうした施設で働く障害者の収入増を目指して商品開発の在り方などを探る「授産マーケティングセミナー」が6月23、24の両日、愛知県半田市の社会福祉法人むそう(戸枝陽基理事長)本部で開かれた。戸枝さんが理事長を務めるNPOふわり日本財団の支援で主催、セミナーには愛知県、大阪府、島根県のNPO関係者ら約20人が参加した。この9月には、全国の授産施設の担当者を集めた同様のセミナーを東京で開く予定という。(写真:NPO関係者が集まって開かれた商品開発セミナー)

セミナーの講師を担当したのは大阪のコンサルタント会社・インサイトの関原深さんとNPO企業支援ネット副代表の鈴木直也さん。冒頭、戸枝さんは「授産施設が独自で収益を上げるのはなかなかできない。魅力のある商品開発をするにはどうしたらいいのか。いまは福祉の関係者だけで研修する時代ではない」と、経営コンサルタントを講師とするセミナーを初めて開いた目的を説明した。この後、2日間にわたって「ビジネスモデル検討シートの作成」「マーケティング調査」「商品のチラシ作り」「商品評価」など、幅広い角度からの説明と討論が行われた。(写真:商品開発の在り方について話す関原さん)

戸枝さんは群馬県出身で、大学卒業後半田市社会福祉協議会、同市社会福祉事業団勤務後1999年に「障害者と市民が共生するまちづくりと地域福祉の増進」を掲げ、ふわりを設立(翌年NPO認可)。さらに幅広い障害福祉サービス事業展開のため、社会福祉法人むそうを2003年8月に立ち上げた。むそうグループは、現在喫茶店、ラーメン店など15事業を展開、多くの障害者が働いている。ことし3月、JR半田駅前にオープンした大判焼きとそばの店「狐坊庵」は築50年の元化粧品店の空き店舗を借り、日本財団の支援などで改装工事を実施した。(写真:ふわりの戸枝理事長)

そばは太い田舎そばに地元のたまり醤油を使ったたれのつけそばで、店に来た人はそばの後、大判焼きも食べる姿が多いという。大判焼には半田市出身の作家、新美南吉の代表作「ごん狐」など、半田をイメージした3種類の焼印が押されている。戸枝さんは、ここまで事業が広がったことについて「小さいニーズにきちんと答えていたら大きなニーズにつながった」と語り、事業を始めるに当たっては「計画よりも人とのつながりが先だ」と強調した。(石井)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:15 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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