千人太鼓に大観衆総立ち [2008年06月27日(金)]
![]() 1200人の若者が参加した「千人太鼓」 ブラジル移民が100周年を迎えた6月21日、サンパウロ市で記念式典が開かれ、日系人の若者1200人が参加した勇壮な「千人太鼓」が披露され、会場を埋めた3万7千人の観衆から大喝采を浴びた。ブラジルの和太鼓は「日本太鼓連盟」(塩見和子理事長)が現地日系人会の要請を受けて指導者の育成を進め、2004年にはブラジル太鼓協会も発足、現在72チームが加盟し日系人社会を結び付ける新たな絆として高まりを見せている。(写真:3万7千人の観客がサンバ会場を埋めた)記念式典はサンパウロ市の中心部にあるサンバ会場で開催され、ブラジル訪問中の皇太子殿下も臨席される中、阿波踊り、居合い、剣道から音楽隊や騎馬隊のパレードまで多彩な行事が催され千人太鼓は夕方登場。白い法被に黒ズボン、白鉢巻き姿の若者1200人が4ヶ所の門から幅12b、長さ550bの会場いっぱいに整列し、この日のために作られた「絆」を6分間にわたり演奏、勇壮な和太鼓のリズムに大観衆が総立ちで歓声と拍手を送った。関係者も「1200人の演奏が予想以上にうまくそろった」とほぼ一致した感想を寄せた。 ブラジルの和太鼓は2000年前後から盛んになり、日本財団の支援で太鼓集団「天邪鬼」(本部・東京練馬区)の渡辺洋一代表らが現地で指導を進めてきた。その後、100周年記念式典での千人太鼓演奏計画が浮上、財団副会長でもある御諏訪太鼓宗家の小口大八氏と渡辺代表の合作で「絆」が作曲され、本番に向けた猛練習が続けられてきた。曲には「日系1世と2、3世」「ブラジルと日系人社会」の結びつきが一層、強固になるよう願いが込められているという。(写真:勇壮な「天邪鬼」の特別演奏)100年を迎えた日系移民は苦難の歴史を歩んだ1世やその子孫の努力で、ブラジル社会で確実な地位を占めつつある。半面、日系人社会の結びつきは希薄になりつつあり、その反動として和太鼓のような日本の伝統文化に直接触れようとする若者の動きも目立つ。これを受けブラジル太鼓協会では協会設立以降、毎年、全ブラジル太鼓選手権大会を開催しているほか、2006年からは新たに資格検定制度も導入、既に400人を超す愛好者が4、5級の技術認定員の資格を取得している。 ![]() 特別演奏に会場も総立ちで大歓声 |






ブラジル移民が100周年を迎えた6月21日、サンパウロ市で記念式典が開かれ、
ブラジルの和太鼓は2000年前後から盛んになり、日本財団の支援で太鼓集団「