福祉車両2909台購入に助成 06年度分として日本財団 [2006年12月26日(Tue)]
日本財団は、地域での社会福祉活動支援を目的に、全国の福祉関係の現場で活躍する「福祉車両」購入を助成している。2006年度分としては2908台分の購入に関し助成を決定した。助成額は総額42億161万円。この結果、1994年度に助成を始めて以来、累計の助成台数は1万7990台になる。助成総額は約298億2000万円に達する。
日本財団は「車いす対応車」「訪問入浴車」「介護支援車」「送迎車」「送迎バス・保育所バス」などを購入する際にその費用を助成している。助成割合は1台当たり60-80%で残りは団体側が負担する。 06年度については、6−7月に全国の福祉関係団体から5185台の購入について助成の申請があり、審査の結果56%に当たる2909台に決定した。内訳は「訪問入浴車」47台、「介護支援車」533台、「車いす対応車」1818台、「補助ステップ付き送迎車」362台、「送迎バス」107台、「保育所バス」42台で前年より825台の増になる。これらの車両は年度内に各施設に配備される。 高齢化社会の急速な進行で福祉車両の必要性は年々高まっている。日本財団は利用者の要望に対応するため助成対象車両の多様化を図ってきており、助成を申請する団体は、活動内容に合った車種を選択できる。(I) 利用者の要望に応えた機器を備える |