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北京パラリンピックに2人のボート選手 協会が競技人口増に意欲 [2008年06月04日(水)]



2人乗りボートに出場する浜田(後ろ)松本両選手(日本アダプティブローイング協会提供)

障害者スポーツの祭典である「2008年北京パラリンピック」でボート競技が正式種目となり、男女選手2人が代表に選ばれた。障害者のボート競技を支援するNPO日本アダプティブローイング協会(青木松永事務局長)は、障害者のボートは競技人口が少ないため、これをきっかけにボートに目を向ける人たちを増やしたいと意欲を燃やしている。(写真:北京パラリンピック大会の出場選手発表)

北京パラリンピックのボート競技に出場が決まったのは、NHK職員、浜田美穂さん(39)と全日空勤務の松本めぐみさん(23)の男女クルーで、「TAダブルスカル」という男女2人が後ろ向きでボートに乗り、上半身でオールを動かす1000メートルの競技に出場する。浜田さんは交通事故で右足の膝下を切断し、左足はマヒしている。松本さんも交通事故で右足が大腿部からない。(写真:出場が決まった松本さん(右)と浜田さん)

浜田さんの場合は、2000年のシドニーパラリンピックにヨットで出場したが、昨年の世界選手権で北京大会への出場権を得ることができず、ボートに転向、半年余の練習で大きく成長した。松本さんもボート歴は1年程度しかないが、次第に力をつけ、コーチ陣が2人を組ませ、ことし5月にドイツで開かれたワールドカップでは4位に入賞、北京大会への出場権を獲得した。ボート競技は4種目だが、日本が派遣するのは2人が出場する「TAダブルスカル」のみだ。世界的にも障害者のボート競技人口は少なく、正式種目になったとはいえ今大会に出場するのは12カ国という。(写真:ドイツの世界選手権でゴールした2人)

日本アダプティブローイング協会は日本ボート協会の下部機構として2006年に設立、日本財団もその活動を支援している。日本では常時練習しているのは10−20人程度だが、協会設立後、宮城、神奈川、静岡、愛知、岐阜、広島を中心に地方でもこの競技をやってみたいという障害者が増えつつある。

浜田、松本両選手が出場する「TAダブルスカル」は、9月9−12日に炭鉱跡の湧き水でできたボートコースで行われる。両選手は、平日はエルゴといわれる室内用ボートで鍛え、土曜日は埼玉県戸田市などの漕艇場でそれぞれ1人乗りの練習をし、日曜には2人乗りペアでオールを漕ぎ、本番に備えている。(石井)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:40 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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