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WHO笹川健康賞にブラジルの団体 ハンセン病回復者の社会復帰支援 [2008年05月23日(Fri)]


チャンWHO事務局長(左)から記念トロフィーが贈られる

WHO笹川健康賞の2008年度の表彰式が22日、スイス・ジュネーブのWHO本部で行われ、笹川陽平日本財団会長らがブラジルのハンセン病回復者の支援団体「モーハン」(MORHAN)に賞金4万ドルと記念のトロフィーを贈った。世界の保健衛生分野で、革新的な功績のあった個人または団体を表彰しており、モーハンはハンセン病未制圧国ブラジルで、回復者の社会復帰へ向けての活動が評価された。(写真:受賞したモーハンのメンバーたち(ブラジル・リオ))

WHO笹川健康賞はWHOが推進している「すべての人に健康を」という目標達成のために1984年に創設され、健康増進、プライマリヘルスケアに貢献した個人と団体を表彰している。1985年度から08年度までの受賞は計20団体、29人になる。

モーハンは民間団体だが、ブラジル保健省と協力してハンセン病制圧のための活動を続けている。活動はハンセン病の予防から発見、治療、回復者の社会復帰のための支援など幅広い。回復者に対しては、社会的な偏見や差別が根強く残っており、モーハンはこうした差別や偏見をなくすために教育や情報の提供を積極的に行い、予防のためのコミュニティーセンターも設立した。ブラジル政府の回復者の人権保護法制定にも寄与した。(写真:ハンセン病施設を頻繁に訪れるモーハンのメンバー)

また、1988年には回復者が抱える問題を訴えるため12の学会を主催し、1986年−1988年までの間、新しいブラジル憲法の制定にも参加した。サリドマイド患者、身障者や社会的弱者に対する支援も継続して実施している。

授賞式で笹川会長は、モーハンのこれまでの活動を評価し「この賞をきっかけにモーハンの活動が更に強化されることを願います」と述べた。モーハンからはメンバーでハンセン病回復者のクリスチャノ・クラウディオ・トーレス氏が受賞のスピーチを行い、受賞の喜びを述べたあと、「今後もハンセン病に対する差別と闘っていきます」と、ハンセン病回復者の尊厳のための活動を今後も継続することを強調した。(写真:祝辞スピーチを行う笹川会長)

WHO(世界保健機関)によると、ハンセン病制圧の定義は人口100万人以上の国でり患率が1万人当たり1人を下回ることで、2007年末にコンゴ民主共和国が制圧を達成した。この結果、現在の未制圧国はモザンビーク、ネパール、ブラジルの3カ国。(写真:受賞スピーチを行うトーレス氏)(石井)


(英文記事はコチラ
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:28 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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